頭皮のフケやかゆみの原因は?改善するためにやるべき事

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毎日きちんと頭を洗っているはずなのに、フケがやかゆみ出るのはなぜ?と

疑問に思った事はないでしょうか。

フケはなんだか不衛生なイメージがありますし、

髪をかき上げたり頭を掻くとぽろっと出て気になってしまいますよね。

そんなフケやかゆみと言った症状がなぜ出てくるのか、原因や対策についてご紹介します。

 

 

フケの正体は何か

気付いたらいつの間にか出ているフケですが、

フケとは具体的になんなのでしょうか。

まずはフケの正体とフケが出てしまう理由についてお話します。

 

 

フケは頭皮の角質が剥がれ落ちた物

肌の他の部分と同じように、頭皮も肌の新陳代謝(ターンオーバー)により

常に新しい細胞が作られ、古くなった角質細胞が押し出されて剥がれ落ちて行っています。

そしてその古くなり剥がれ落ちた頭皮の角質がフケとなります。

肌の他の部分で言う垢が頭皮ではフケとなる訳ですね。

 

と言っても、実は健康な頭皮から出るフケはほかの部位と同じく垢ように小さく、

あまり目立つことはありません。

フケが出ること自体は誰にでも起こる自然なことなのですが、

その量が多く目立っていたり同時にかゆみやニオイがある場合には頭皮に異常が発生しているかもしれません。

 

出てくるフケの種類と見分け方

ひとくちにフケと言っても、実はフケにも2種類タイプがあります。

それが脂性タイプと乾燥タイプ

乾燥肌とオイリー肌と同じように頭皮も分けられるのです。

まずは自分がどちらのタイプなのか判別してみましょう。

 

脂性フケの特徴

頭皮の皮脂の分泌が多いために起きるタイプです。

  • 塊となった大き目のフケが落ちる
  • 白~やや黄色がかった色のフケ
  • べたべたして髪や頭皮に張り付く

乾性フケの特徴

頭皮が乾燥することによって起きるタイプです。

  • フケのひとつひとつが細かく小さめ
  • 白くてパサついたフケ

 

それぞれのフケのタイプの原因

脂性フケと乾性フケでは出てくる症状や原因が違うため、対処するための

方法も少し違ってきます。それぞれのケア方法を見ていきましょう。

 

脂性フケの原因

皮脂の量が何らかの原因で過剰になることで起こるタイプです。

過剰に分泌された皮脂が角質に張り付くためどんどんと大きくなっていき

べとべとした大きな塊のフケが作られます。

皮脂の過剰分泌に加え、洗髪が不十分で余分な皮脂を取り除ききれなかったり、

シャンプーのすすぎ残しで雑菌が増えるなどが脂性フケの大きな原因となります。

脂性フケが出ている場合、菌による頭皮のニオイが出ることもあります。

 

さらに、脂性フケが出る場合に注意したいのが脂漏性皮膚炎です。

皮脂を餌とするマラセチア菌と言うカビの一種が増殖しすぎると、

頭皮のバランスが崩れてかゆみやふけが出るようになります。

マラセチア菌は常在菌であり健康な人にも存在する菌なのですが、

皮脂の過剰分泌により数が多くなりすぎると脂漏性皮膚炎を引き起こすのです。

 

・脂漏性皮膚炎とは

赤みとかゆみを伴う湿疹が皮脂の分泌量の多い部位にみられ、

頭皮においてはかゆみ加えてふけが出やすいと言った症状が出る。

放置してもなかなか治らず抜け毛などの原因にもなるため

皮膚科へ行き診察を受けることをお勧めします。

乾性フケの原因

その名の通り頭皮の乾燥が原因となって出てくるタイプのフケです。

空気の乾燥などで肌の水分が失われたり、一日に何度も頭を洗ったり、

洗浄力の強いシャンプーで必要な分の皮脂まで落としている事などが主な原因となります。

 

頭皮の水分、皮脂が少ない状態であるため肌のバリア機能が低下しており、

刺激に敏感でかゆみを感じやすく、頭を掻いてしまいがちです。

 

フケやかゆみの対処法

洗髪のやり方や使用するシャンプーを見直す

洗髪不足や逆にやりすぎがフケの原因となると言ったとおり、

自分のフケタイプに合わせた洗髪のやり方をするのが大事です。

脂性タイプにおいては皮脂が取り除き切れていないことが原因であるため、

洗浄力がある程度高めのシャンプーを使いしっかり頭皮全体を洗い皮脂を落としましょう。

逆に乾性フケの出る方は刺激や洗浄力が低い頭皮に優しいシャンプーを使い、

皮脂を取りすぎずに優しく洗う必要があります。

肌に合わないシャンプーを使用しているとそれがフケやかゆみの原因にもなるため、

それぞれの肌質にあったシャンプーを使うことはとても重要です。

 

次に頭を洗う回数についてですが、どちらのタイプの場合でも一日に何度も洗うことは

頭皮に負担をかけ逆にかゆみやフケを出やすくしてしまいます。

フケが気になっても一日一度に抑えましょう。

また、シャンプーのすすぎ残しは雑菌の増殖や、皮膚の炎症の原因となるため

すすぎ残しのないようしっかりと流しましょう。

 

・頭の洗い方の流れとポイント
  1. 髪がもつれる場合はあらかじめブラッシングをしておく
  2. 髪と頭皮をぬるま湯で十分に濡らす
  3. シャンプーを手に取り良く泡立てる
  4. 洗い残し無いように指の腹で頭皮を優しく洗っていく
  5. すすぎ残しがないように、時間をかけて入念にすすぐ

よくシャンプーを泡立てて、強く摩擦しないよう指の腹を少しづつ動かして洗いましょう。

爪を立てたり大きくゴシゴシと頭皮をこすると、

肌にダメージを与えてかゆみやフケが出やすくなってしまいます。

最後に重要なのがすすぎ残しが無いようにすることです。

シャンプーが頭皮に付着したまま残ると肌に強い刺激を与えるため

念入りにすすぎましょう。

また、熱すぎるお湯は刺激が強く、皮脂を取り除きすぎてしまうため

ぬるま湯を使って流すようにしましょう。

 

頭皮用ローションで保湿する

頭皮にも使えるローションなどでの保湿も乾燥対策には効果的です。

脂性タイプの方も水分不足を補うために皮脂を過剰分泌している

インナードライの可能性もあるため、保湿する事で改善する可能性があります。

 

頭皮用ローションで保湿する場合には、

風呂上りに髪をタオルでしっかりと拭き、髪を分けて頭皮に直接塗ります。

爪を立てず指の腹で頭皮にマッサージするように馴染ませましょう。

その後ドライヤーをかけ乾燥させる、と言う手順で使いましょう。

 

お風呂上がりのタオルドライとドライヤーをきちんとする

タオルドライで頭を拭く際にはゴシゴシと擦らず抑えるようにして優しく水気を取るようにしましょう。擦ってしまうとそれだけでも髪や頭皮にダメージが出てしまいます。

長い髪を拭く際にもポンポンと抑えるようにして水気を取りましょう。

きちんとドライヤーの前にタオルで水分をとることでドライヤーをかける時間を短縮し、

ドライヤーによる頭皮へのダメージや乾燥を抑えられます。

 

タオルドライが済んだら、そのまま放置せずきちんとドライヤーをかけるようにして下さい。

放置して自然乾燥させようとするとその間に雑菌が増え肌トラブルの原因となります。

 

15㎝程度離して使い、髪の根元から乾かしていきます。

同じ場所に当て続けると髪や頭皮にダメージを与えてしまうため、

左右に振るようにしてドライヤーをかけましょう。

その際もう片方の手で髪を軽く引っ張るようにし、風の通り道を作る事で根元から

毛先まで満遍なく乾かす事が出来ます。

頭皮から髪全体が乾いたら最後に冷風を当て熱がこもりすぎないようにして終わりです。

 

食生活を見直す

頭皮も他の部分の肌と同じように、

普段の食事でビタミンB2やビタミンB6と言った肌に良い栄養素を摂取したり、

食物繊維をとって腸内環境を良くし肌の調子を整えるとかゆみやフケに効果があります。

 

脂性フケが出ている場合は肉や揚げ物による脂質、炭水化物や甘いもの全般による糖質をとりすぎると

皮脂の分泌が促されるため、オイリー肌で脂性フケが気になる方は脂質・糖質を控えるようにすると改善されるかもしれません。

 

生活習慣を正す

ストレスや寝不足などで自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れ

頭皮に悪影響が出てきます。

過剰に皮脂の分泌を促すホルモンが出てしまったり、ターンオーバーを乱し

未熟で弱い角質をどんどんと作り、それがフケとして出てしまったりと

健康的ではない生活を送っていると頭皮にもしわ寄せがいくのです。

特にストレスは神経をかゆみに敏感にし、頭を掻いてしまうことに繋がり

直接的にフケをボロボロと出してしまうことになるため、ストレス解消のためにも

運動をしたり、きちんと睡眠をとる規則的な生活を送りたいところです。

 

頭皮への刺激を避ける

紫外線を直に浴び続けると肌の乾燥につながり、ターンオーバーの乱れを引き起こします。

その他にもカラーリング剤やパーマ液による刺激などもかゆみの原因に。

そう言った肌に刺激のあるものを控えたり、紫外線を避けるために帽子などを着用して

頭皮への刺激を抑えましょう。

ただし、帽子を長時間かぶっていることなどによる蒸れも雑菌を増やし頭皮のトラブルの原因になるため、定期的に帽子をとったり汗をかいた場合にはタオルで拭いたりしましょう。

 

対策を試しても改善しない場合は皮膚科へ

自力で色々やってみたけどそれでもかゆみやフケが改善しないと言う場合には、

皮膚科へ行き医師の診察を受けることをおすすめします。

個人に合わせて外用薬や抗アレルギー剤などの薬を処方してくれるため、

症状が出始めた時期や、どんな症状やフケが出るか、試した物や事などを

詳しく伝えると良いでしょう。

 

まとめ

頭皮のフケやかゆみを防ぐためには

栄養バランスの取れた食事や生活習慣の見直しに加え、

頭皮ケアのやり方や脂性フケ、乾性フケそれぞれに合ったシャンプーを

使うと言うのが大事だと言うお話でした。

 

夏では気温や湿度が高いため

皮脂の量が多くなり、臭いが出たり脂性フケの症状が出やすいですし、

冬には空気が乾燥して乾性フケが出やすくなります。

頭皮のかゆみやフケでお悩みの場合

自身の肌質や季節などを考慮して、使用するシャンプーを見直してみてはいかがでしょうか。

 

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↓乾性フケやかゆみが出る方向けシャンプー

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