肌に良いお風呂の入り方は?肌荒れを起こさない正しい入浴法

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一日の疲れや汚れを落としてリフレッシュして健康を保つのに欠かせないのがお風呂。

しかし、間違った入り方をしてしまうと肌荒れや乾燥などお肌に悪影響が出ることも。

 

そこで今回は、肌に良い正しいお風呂の入り方をご紹介します。

 

 

お風呂に入る時に気をつけたいポイント10選

これを実践するとお風呂の持つ肌に良い効果を引き出せます。

普段やってはいけないNG行為をしていなかったかチェックしながら見てみましょう。

 

就寝1時間~2時間前の入浴がベスト

お風呂に入るのにもベストなタイミングがあります。

それが就寝1時間~2時間前。

肌は主に寝ている最中に新しく作られ生まれ変わるため、

質のいい睡眠をとる事はお肌のためにとても重要です。

 

お風呂に入って体の中まで温まると、一時的に体温が上がります。

そして時間がたつとともに上がった体温が下がると人は自然と眠気を感じるのです。

そのタイミングが大体1時間~2時間程度。

どのくらいしっかり温まったかにもよりますが、このくらいの時間を目安に入浴すると

寝つきが良くなり睡眠の質が良くなるでしょう。

 

逆に寝る直前に入浴してしまうと体に熱がこもって上手く寝付けません。

どうしても入浴が遅くなってしまう場合はシャワーや短時間の入浴で済ませると

睡眠の邪魔になりにくいでしょう。

 

 

お風呂に入る前と後にコップ1杯の水を飲む

お風呂に入ると発汗して体内からたくさんの水分が出ていきます。

体が水分不足の状態になると血液がどろどろになって血行が悪くなる上

肌の乾燥に繋がるため、お風呂に入る前に

コップ1杯程度の水を飲むことで肌の乾燥をある程度防ぐことが出来ます。

 

また、入浴後には吸収の速い5~15℃の少し冷たい水を飲むことで素早く

水分を補給することが出来るためおすすめです。

 

出来れば一番風呂は避ける

誰も入っていない一番風呂のお湯は、人の汗や皮脂などの

不純物が混じっていない綺麗な状態です。しかし、その状態のお湯は皮脂や

肌の保湿成分を洗い流す力が強く、皮膚をふやけさせ乾燥を招く原因となりえます。

 

また、水道水には塩素が含まれており、

不純物の無い状態では刺激が強く肌の乾燥を招きます。

 

皮膚が強く健康な方ならば一番風呂でも問題ありませんが、

肌を綺麗に保ちたい方、肌の弱い方、乾燥肌の方、アトピーの方は極力一番風呂を避け2番目以降に入浴することをおすすめします。

 

 

お風呂の温度は38~40℃の「ぬるめ」で入る

40度以上の熱いお風呂に入ってしまうと

皮膚を保護していた皮脂などの保湿成分が沢山洗い流されます。

これが足りない状態の肌は非常に乾燥しやすく

ダメージを受けやすい状態になってしまうのです。

 

さらに熱いお湯は交感神経を優位にし、体が緊張してリラックスできなくなります。

すると疲れが取れなかったり、お風呂から出た後

すぐに血行が悪くなり体の冷えを起こし体にも良くありません。

 

また、肌荒れなど皮膚に異常がある場合

熱いお湯はかゆみを誘発し症状を悪化させる事があります。

 

そのため肌の事を考えるならば熱いお風呂は避け、ぬるめのお湯に浸かる事を心がけましょう。

 

 

長風呂はNG!湯船につかる時間は15分

湯船に長時間浸かると、肌が水分を吸収しふやけた状態に。

すると肌を保湿している成分がお湯に溶けだし、流れ落ちてしまいます。

保湿成分が無くなると肌の乾燥に繋がるため、長湯する事は避けましょう。

 

ただし直ぐに上がってしまうと体が芯まで十分に温まっていないため、

疲労回復やリラックス効果が半減してしまいます。

15分きっちり湯船に浸かり体を休めるようにしましょう。

 

また、シャワーでも同じように保湿成分は流れて行ってしまうため、

湯船に浸からなければ大丈夫と言う訳ではありません。

 

 

 

全身浴でしっかり温まる

全身浴は短時間でもしっかりと体を温める事ができ、

血流が良くなるため肩こりの解消や疲労回復に向いています。

一方半身浴は、心臓や肺への負担が少ないことから長時間入浴する事ができ、

むくみの解消やお風呂場でテレビを見たり音楽を聴いたりする場合に役立ちます。

 

それぞれ向いている事が違う全身浴と半身浴ですが、

肌への影響を考えるなら全身浴で短時間でしっかりと温まるのが良いでしょう。

 

 

頭や体を洗うのは湯船に浸かった後に!

湯船に浸かる事で肌の保湿成分も流れ出ていきます。

この時先に体を洗っていてしまうと、保湿成分がとても少ない

肌の保護不足の状態で10分、15分と湯船に浸かる事になるため、

より乾燥を招くことになってしまいます。

先に湯船に浸かり、その後体を洗い入浴を終えた後すぐにスキンケアを行う事で

肌へのダメージを極力抑える事が出来ます。

 

また、湯船で体を温める事で毛穴を開き、汚れを落としやすい状態になるため

頭を洗うにも湯船に浸かった後の方が効果的です。

 

入浴は湯船に浸かる→頭を洗う→体を洗うという順番で行うようにしましょう。

また、クレンジングをする場合はお風呂から出る直前に行うのがおすすめです。

 

 

ボディソープで顔を洗うのは避ける

洗顔料を使わずボディソープで顔も一緒に洗ってしまうという方がいますが、

これは肌によくありません。

顔は体に比べ皮膚が薄くデリケートに出来ているため、

体の汚れをしっかりと落とす事を目的としたボディソープでは

洗浄する力が強すぎて肌の保湿に必要な成分まで洗い落としてしまいます。

 

一方洗顔料は顔のデリケートな肌に使う事を考慮し洗浄力が控えめになっている他、

保湿成分が配合され極力肌にダメージを与えないよう作られています。

 

洗顔料がない場合には熱すぎないお湯で流す、

それでもTゾーン(額、鼻)など皮脂の分泌が多い場所が気になる場合には

その部分にだけ泡を乗せ流すなどしてなるべく顔の皮膚にダメージを与えないようにしましょう。

 

 

一日にお風呂入るのは2~3回まで

お風呂の入りすぎは健康にも肌にも悪影響を及ぼします。

汚れや余分な皮脂などを洗い落とすのは一日に一度で十分のため、

入るにしても軽く汗を流すだけにするなど、なるべく短時間で済ませましょう。

 

 

入浴剤を入れた場合上がり湯は不要

相性的に体に合わないといった場合を除き、

基本的に入浴剤は肌に良い効果があると言えます。

そのためお風呂に入浴剤を入れた場合、

上がり湯は有効成分を洗い流してしまうため不要です。

 

ただし入浴剤を入れたお湯は髪を洗うのには適していません。

シャワー等で流し、髪に入浴剤入りのお湯がつかないようにしましょう。

 

 

肌に優しい体の洗い方

コツは肌を刺激しないこと

体を洗う時に一番注意したいのが肌への摩擦です。

肌を擦ってしまうと表面の皮脂膜や角質が剥がれ、乾燥しやすかったり

刺激に敏感な肌になってしまい肌トラブルの原因となります。

そのため、体を洗う時には出来るだけ肌へ刺激を与えないようにする必要があります。

 

石鹸やボディソープなどをよく泡立て、

手を使って体の上の部分から下の部分まで

軽く撫でるように広げていきます。

この時決してゴシゴシと擦らず、優しく広げてください。

泡を優しく広げるだけでも十分に汚れを落とせます。

全身を洗い終わったら良くお湯で流し、泡が体に残らないようにします。

 

硬い素材のタオルや手ぬぐいは肌に強い刺激を与えてしまうため

手のひらで体を洗う事をおすすめします。

手の届かない背中部分は、柔らかい素材のもので優しく洗ってください。

 

 

ボディソープで体を洗うのは汚れが気になった時だけでOK

一日のうちについた汚れは、湯船に浸かるだけでも十分洗い落とすことが出来ます。

お肌の皮脂は多すぎるとくすみやニキビなどを引き起こしますが、

少なすぎると乾燥したり、刺激に弱い肌になってしまいます。

そのため毎日ボディソープなどで体を洗ってしまうと

皮脂や保湿成分が全く足りない、「洗いすぎ」の状態になってしまいます。

そのためお風呂で体を洗うのは汚れやニオイが気になる時だけに留め、

普段はお風呂に浸かるだけの入浴法をおすすめします。

 

ただし、皮脂の分泌量が多い腋(わき)や、耳の後ろなどは毎日洗っても問題ありません。

 

まとめ

毎日の習慣であるお風呂ですが、お肌に良くない

入り方をしてしまっていた方も多いのではないでしょうか。

 

一度二度なら大差なくとも、毎日良い肌に入り方をするのと

悪い入り方をするのとでは大きな差が生まれます。

これを機に入浴法を見直し、肌によい入浴をするようにしましょう。