朝食抜きは肌荒れの原因に!一日三食とる事のメリットとは

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忙しい朝の時間は食べている時間が無かったり、

食欲がわかないからと朝食を抜いてしまいがちですよね。

しかし朝食を抜いて一日3食を崩してしまうと肌荒れなどの肌トラブルの原因にも。

 

朝食をきちんと取って、一日3食とる事の必要性についてお話します。

 

 

朝食は体を活動させるスイッチ

朝起きた後と言うのは寝ている間に新陳代謝が起こりエネルギーを消費した状態で、

眠っている時と同じく体は休息モードのままになっています。

 

その状態で朝食をとらずに仕事や学校に行ってしまうと、脳が活動するために必要な

エネルギーが足らず、体を活発に動かすためのスイッチが上手く入らずに

集中できない、記憶力が落ちる、やる気が出ない、疲れやすいなどの症状が出てしまいます。

 

そのため朝食をしっかりととって体のスイッチを入れ、

活発に活動出来るようにする必要があるのです。

 

朝食をとる事で得られるメリット

・エネルギー補給で仕事や勉強の効率アップ

文部科学省の学力調査において、朝食を毎日食べていると回答した小学生の子に対し、

全く食べないとした子は学力テストの正答率が約20%も低く

スポーツ庁の体力テストにおいても点数が下回る結果となっています。

 

朝食をとる事で脳の働きが良くなり、仕事や勉強がはかどると言えるでしょう。

 

 

・胃腸を刺激して代謝アップ

朝起きた直後は体はまだまだ眠っている状態。

そのため起きた後に体を温めるためお湯を1杯飲んだり、

朝食を食べると胃腸に刺激を与え、それによりからだ全体が活発に動き始めます。

 

胃腸が活発に動くようになると便通が良くなり便秘解消効果があったり、

新陳代謝が良くなり体を温めたり、ダイエット効果も期待できます。

 

逆に言ってしまうと、朝食を抜いてしまうと

便秘、体が冷えて栄養不足になる、太りやすいなどの悪影響があるのです。

 

 

・血糖値の上昇を抑える

朝食を抜くなどして長時間空腹が続くと、3食きちんととった時に比べ

次に食事をとった時に血糖値が大きく上昇し、その後急激に下がり大きく乱高下します。

 

この食事による血糖値の乱高下を血糖値スパイク(グルコーススパイク)と呼び、

食後の眠気、だるさ、気分のイライラ、空腹感、集中力の低下が起こります。

 

このように血糖値スパイクが起こると動脈硬化を引き起こし、

心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを高めます。

 

 

・栄養バランスをとりやすい

エネルギー源や体を作る栄養となる脂質、糖質、たんぱく質と、

体の調子を整えるミネラルやビタミンと言った栄養素を

バランス良くとる事が体の健康を維持するために重要となります。

 

一日2食になるとその分1食当たりの食べる量は多くなりがちですが、

メニューの数が少なく様々な栄養をとる事が難しくなり

栄養バランスが崩れがちになってしまいます。

 

現代人はビタミンやミネラルが特に不足しがちなため、

肌の調子を整える栄養が不十分なことが多いです。

 

 

朝食には体内時計をリセットする効果も

朝日を浴びたり朝食をきちんと取ることは

一日のスタートの合図を体に伝え、体内時計をリセットする効果があります。

体内時計は朝になったら自然と目が覚める、夜になったら自然と眠くなると言った

体内リズムに影響しています。

 

体内時計の時間は約25時間と実際の時間よりも長いため、

リセットできずにいるとどんどんと実際の時間と体内時計がずれていき

夜に眠れなくなる、だるさ、集中力の低下、食欲不振、やる気が出ない、

肌荒れなどの症状が出てしまいます。

 

そのため毎日体内時計をリセットする事は、健康のために欠かせません。

 

ですが朝起きてもカーテンなどで朝日を完全に遮断して日を浴びなかったり、

朝食を抜いたり、夜間に強い光を浴びるなどすると体内時計がリセット出来ずにずれ、

体内リズムが狂い生活のリズムも乱れてしまうのです。

 

体内時計のズレが肌荒れを引き起こす

肌にとって睡眠不足や質の低い睡眠は大敵と言われているとおり、

良質の睡眠は肌の健康を保つために欠かせません。

 

私たちの体は寝ている間に成長ホルモンの分泌が行われ、

代謝を助け体を成長させたり細胞の修復、疲労回復などの働きをしています。

それは肌も例外ではなく、成長ホルモンにより肌の新陳代謝が促され

古く傷ついた細胞が新しい細胞と生まれ変わり肌の健康を維持しています。

 

その成長ホルモンの分泌量がピークを迎えるのが眠ってから2~3時間後。

眠りが浅く睡眠の質が低いと成長ホルモンの分泌量が少なくなってしまい

肌の新陳代謝が活発に行われません。

そのため睡眠の質を高めるのが重要となります。

 

そして質の高い睡眠をとるのに欠かせないのがメラトニン。

朝日を浴びたり朝食をとると体内時計がリセットされ体の活動がスタートすると同時に、

メラトニンと呼ばれる睡眠を促すホルモンが14~16時間後に分泌されはじめます。

 

分泌が起こり徐々にメラトニンの分泌量が増え始めると体の深部体温が下がり、

眠気が起こり深い眠りにつきやすい、質の高い睡眠を得られやすい状態になります。

またメラトニンには強い抗酸化力があり、シミ、しわ、たるみなど細胞の劣化を防ぐ作用も。

 

そのため体内時計をリセット出来なかったり、狂わせるような事をしてしまうと

眠りたい時間にメラトニンの分泌がされない、少ないなどの理由で

不眠や睡眠の質の低下により十分な肌の新陳代謝が行われず

肌荒れやシミ、しわ、たるみを引き起こすのです。

 

→寝不足は肌荒れの原因に!その対策と改善方法

 

 

自律神経の乱れを整える効果もアリ

ストレスや生活リズムの乱れ、不眠などによって乱れがちなのが自律神経。

活発に活動するための交感神経と、体を休息させるための副交感神経に分かれ、

活動時と休息時に切り替わって体の調子を整えています。

 

自律神経は呼吸器、循環器、消化器などからだの重要な器官の働きを調整しているため、

乱れが起きて活動と休息モードの切り替えが上手く行えなくなると

不眠、だるさや便秘、頭痛、ほてり、イライラ、動悸などの症状が出ることも。

 

朝食をとると体のスイッチを入れ自律神経を目覚めさせ、活動モードに切り替えます。

そうやって副交感神経が優位な休息状態から活動状態に切り替えてから活動を始める事で、

自律神経を整え気持ちを安定させる効果があるのです。

 

この朝食によって自律神経を整える作用が強いのは起きてから1時間以内

 

体を活動モードにしないまま活動を始めるのは効率が低下するばかりか

体に負担をかけるため、きちんと朝食をとるようにしましょう。

 

 

朝に食べると良いものは?

ご飯やパンなどの炭水化物は脳にエネルギーを与えるため重要ですが、

全く食べないよりは良くてもそれだけでは不十分。

 

主食となる炭水化物に加え、

筋肉など体を作り代謝を上げ、体内時計をリセットさせる力を持つたんぱく質、

体の調子を整えるビタミンやミネラルと言った栄養素を含んだ食材をとるのが

理想的な朝食となります。

 

また、朝は夜寝ている間に汗をかき体がカラカラの状態。

体を冷やさないようぬるま湯やお湯をコップ1杯飲んで水分補給をしましょう。

 

・たんぱく質を含んだ食材

牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、納豆や豆腐などの大豆製品、卵

 

・ビタミン、ミネラルを含んだ食材

サラダなどの野菜類、バナナやキウイ、リンゴなどの果物類

 

体を温めるもので血行促進を

寝起きは休息状態のため体温が低下して血行が悪くなっている状態です。

そのため冷たいものは避け、温かい味噌汁やホットミルク、

コーンスープなど体の温まるものをとって体を温めましょう。

 

朝に胃腸が温まると一日を通して体の活動が活発になるため、血行が良くなって

代謝が上がって肌の新陳代謝が活発になり、肌荒れ、シミ、そばかす、

くすみ、くま、しわの改善などの美容、アンチエイジング効果が期待出来ます。

 

 

一日3食が健康美肌の基礎に!

朝食をきちんととる事で生活リズムが整い、

肌荒れ防止や美肌、アンチエイジングに繋がります。

 

それ以外にも昼食は活動するためのエネルギーを補給、

夕食は眠っている間に体や肌を作り休めるための栄養補給としての役割があります。

一日3食、栄養バランスの良い食事をとって体の中から調子を整えましょう。

 

 

 

 

 

 

 

大人ニキビは冬に増える!寒い時期のニキビの原因と治し方

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ニキビと言えば夏に出来るもの、と言うイメージが強いですが、

寒い冬の時期にも注意しなければいけません。

冬になるとニキビが減ると言う人もいれば、逆にニキビが増える人も少なくないのです。

 

ではなぜ冬の寒い時期にニキビが出来てしまうのか、

治すにはどうしたらいいかを見ていきましょう。

 

 

ニキビの出来る仕組み

私たちの肌は、肌を乾燥から守るために皮脂膜と呼ばれる皮脂と汗からなる

薄い膜に覆われています。この皮脂膜が張られている事で肌表面の水分が

蒸発してしまうのを防ぎ、うるおいを保っているのです。

 

しかしこの皮脂の分泌量がなんらかの原因により過剰になってしまうと

毛穴に詰まりを起こし、それがニキビの初期段階に。

 

それから更に毛穴に皮脂や角質が固まり、色がついて見えるようになったものを

白ニキビや黒ニキビ、皮脂を餌としてアクネ菌が大量に発生して

炎症を起こしたものを赤ニキビや黄ニキビと言います。

 

つまりニキビは皮脂によって毛穴が詰まる事で出来てしまうのです。

 

大人ニキビとは?

思春期に起きるニキビは皮脂の分泌量が多い額や鼻の周りなどに良くできますが、

大人になってから出来る大人ニキビは頬や口の周り、フェイスラインなど

皮脂の分泌量が少ない場所に出来やすいです。

 

皮脂の過剰分泌が原因となりやすい思春期ニキビに比べ、

大人ニキビは不健康な生活なども絡んで発生するのが特徴です。

 

 

なぜ冬の寒い時期にニキビが出来るのか?

冬にニキビが出来る原因としては、主に二つあります。

 

肌の乾燥により皮脂の分泌量が過剰に

冬と言えば寒さに加え、湿度の低い乾燥した空気が特徴です。

寒暖差により肌のバリア機能や保湿機能を保っている酵素が減少している事に加え、

乾燥した空気により肌の水分が抜け落ち乾燥肌の状態になりがちです。

 

そして乾燥肌になると皮脂を沢山分泌する事で肌をそれ以上のダメージから守ろうとします。

そのため過剰分泌された皮脂が毛穴詰まりを起こすのが大人ニキビの原因の一つとなります。

 

肌の乾燥によるダメージで角質が毛穴を塞ぐ

健康な肌は角質と呼ばれる肌の一番表面の部分、角質細胞が十分に水分を保持し、

その隙間を細胞間脂質が隙間なく埋める事で外部からの刺激から肌を守り(バリア機能)、

過剰な水分の蒸発を防ぎ肌の潤いを保っています。

 

しかし空気の乾燥や摩擦などにより肌のバリア機能が低下すると、

角質内の水分を保つことが出来ずに乾燥肌となり、刺激に弱い敏感肌にもなります。

 

このように肌のバリア機能が低下して弱い状態になるとそれを補うために

肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の周期が乱れ、古くなり自然と剥がれ落ちるはずだった

角質が積み重なりそれが詰まって毛穴を狭くしてしまうのです。

 

すると角質による詰まりに加えて少量の皮脂でも

毛穴詰まりが起きやすくなってしまい、ニキビの出来る原因となります。

 

皮脂が過剰に分泌されている訳でもないのにニキビが出来る場合には、

こちらの角質による毛穴詰まりが大人ニキビの原因である可能性が高いです。

 

背中や胸、お尻のニキビの原因にも

顔は体の中でも皮脂の分泌量が多いためでニキビの出来やすい場所ではありますが、

背中や胸、お尻などにもニキビができる事があります。

その原因のひとつが蒸れ

 

寒さの対策に重ね着をしたり、暖房の効いた部屋でデスクワークなどの座り作業を行うと

わずかながらも汗をかいて蒸れてしまう事があります。

蒸れによって多湿の状態が続くとニキビや吹き出物の原因となる雑菌が繁殖しやすく、

不衛生な状態になりがちです。

 

そのため肌に直接あたる下着やインナーには肌触りが良く通気性の良いものを選びましょう。

 

 

さらに、冬に肌トラブルが起きやすくなる原因として寒さによる血行不良の影響もあります。

 

私たちの体は栄養や酸素と言った体を活動させるために必要モノを血液に乗せて

全身に運びますが、この時寒さによって体が冷えると熱を逃がさないために

熱を体の中心部に集めようとします。

 

すると血管を通っている血液から熱が逃げてしまうのを防ぐために、

血管を収縮し血行が悪くなるのです。

特に体の末端である手足などはその影響を大きく受け、手足の冷えとして現れます。

 

血行が悪くなると当然体や肌に栄養や酸素が十分に行きわたらずに、老廃物もたまり、

ターンオーバーの乱れや便秘、肩こり、むくみ、

またそれらを原因としたニキビなどの肌トラブルが起きてしまうのです。

 

 

乾燥肌は他にもこんな肌トラブルを引き起こす

冬の寒い時期には肌が乾燥してニキビ以外にも様々な肌トラブルを引き起こします。

 

赤み、かゆみ、湿疹

肌が水分を失って乾燥すると、バリア機能が低下します。

バリア機能の低下した肌は外部からの刺激、

つまりウィルスや細菌、アレルゲン、洗剤、摩擦などに対する抵抗力が弱く、

そられを防げずに肌に侵入してしまい刺激を与えてしまいます。

 

すると炎症を起こして赤みやかゆみ、悪化すると湿疹などの肌荒れを引き起こします。

 

肌が乾燥しているとかゆみに敏感になるため、冬の寒い時期の肌荒れや

乾燥ニキビによるかゆみはとても強く感じる事になります。

 

 

小じわ

肌が潤った状態では水分によって弾力を保っているため、ハリのある状態となっています。

しかし乾燥によって水分が失われると小じわが出来てしまい、

外見が老けて見える原因となってしまいます。

 

 

くすみ

肌が持っているツヤや透明感が薄れて暗く見えてしまうのがくすみ。

乾燥によって肌のキメが乱れ、小さな凸凹が出来てしまうと肌に影ができ、

暗く見えてしまう原因となります。

 

また、ターンオーバーの乱れにより角質が積み重なってしまうとそれが

キメを乱し肌の透明感を失わせ、顔全体が暗い印象になり老け顔の原因に。

 

 

 

冬の寒い時期に行うべきニキビ対策は?

ニキビは皮脂が詰まる事が原因になるため

念入りに洗うのが良いと思いがちですが、皮脂の取りすぎは逆効果に。

乾燥で起きる冬のニキビはとにかく肌への刺激を抑えて潤いを保つのがポイントです。

 

肌に優しい洗顔を

ニキビケアとして毛穴の詰まりをきちんと落とすのは重要ですが、

単に洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料で皮脂落としすぎてしまうのはいけません。

 

皮脂は肌を保護するのに必要なため、落としすぎると肌の乾燥を招くばかりか

皮脂が足りない!と体に判断させてしまい皮脂の過剰分泌=ニキビに繋がる事も。

冬の洗顔は肌に優しい低刺激の物を使用しましょう。

 

洗い方にも注意が必要で、汚れを落とそうとごしごし擦ってしまうのはNG。

擦ると摩擦で肌が傷ついてしまい、バリア機能の低下や乾燥に繋がります。

たっぷりと泡立て泡を乗せて直接手が触れないようにして洗顔しましょう。

 

洗顔が終わったらぬるま湯で洗剤残りの無いように良く洗い流しましょう。

冷えているからと熱いお湯で洗顔してしまうと皮脂を取りすぎてしまいます。

 

また、洗顔はしすぎても逆効果なため朝夜の一日2回までにしましょう。

 

 

体を洗う時も同じようにやさしく洗う

体に出来るニキビ対策として、お風呂に入って体を洗う時にも優しく洗うようにしましょう。

洗顔をする時と同じように、ごしごしと擦ったり熱いお湯に浸かったり、流す事は

肌のダメージと皮脂の取りすぎになります。

 

なるべく肌に優しい低刺激タイプの石鹸やボディソープを使い、

良く泡立てて手で滑らすようにして体を洗いましょう。

背中の手が届かない部分を洗う時には摩擦の少ないタオルでなるべく優しく洗います。

 

既にニキビが出来ている場合には触ると炎症が強くなってしまうため、

出来るだけ刺激を与えないように心がけましょう。

 

 

洗顔後やお風呂上りにしっかりと保湿する

汚れを取った後は肌に美容成分が良く浸透したり、

そのまま放置すると乾燥が強まる事から保湿ケアに最適のタイミング。

洗顔やお風呂後は少なからず皮脂が流れ落ちているため、

放置すると水分が蒸発する時に肌の水分も奪い乾燥肌になってしまいます。

 

そのため洗顔後やお風呂上りには10分以内に保湿ケアを行いましょう。

化粧水で水分を補い、保湿力の高いクリームなどで

水分が蒸発してしまわないよう蓋をします。

 

化粧水をつけただけでは直ぐに蒸発してしまいあまり意味がなくなるため、

保湿クリームなどで蓋をするのが重要です。

 

皮脂の量に関わらずきちんと保湿を続ける事で乾燥が収まり、

皮脂の過剰分泌や乾燥による毛穴詰まりが徐々に減っていき、

ニキビそのものが治ったり、ニキビの出来にくい肌になっていきます。

 

朝晩の洗顔後や、朝と夜の入浴後の2回を基本に顔と体の保湿ケアを行いましょう。

 

 

加湿して部屋の乾燥を防ぐ

湿度が40%を切るとどんどんと肌が乾燥していってしまうため、

湿度は5~60%程度を保つようにするのが肌に良いとされています。

 

元々の湿度の低さに加えエアコンなどの暖房器具の使用により空気が乾燥しがちなため、

加湿器を使ったり、洗濯ものを干す、水を入れた桶のようなものを置くなどして

部屋の空気が乾燥しすぎないようにしましょう。

 

 

冷えを防ぎ血行を良くする

体が冷えは肌荒れやニキビなど様々な不調に繋がります。

そのため体を温めて、血行を良くすることがそのままニキビの予防改善に効果があります。

 

室内で過ごす場合にはきちんと暖房を使い部屋を暖めたり、

外出時には手袋、マフラー、靴下などを着用して寒い空気が直接肌に当たり

熱を奪われないようにしましょう。

 

また、一日に一度きちんと湯船に浸かる事も肌に良い効果が沢山あります。

湯船でしっかりと疲れを取り温まって血行を良くしましょう。

 

→肌に良いお風呂の入り方!肌荒れを起こさない正しい入浴法

 

 

服や寝具を清潔に保つ

直接顔に触れるマフラーや、まくらやかけ布団などを洗わずにいると顔や体の皮脂が

それらに汚れとして付着し、雑菌が増えニキビの原因となってしまいます。

きちんと洗濯して清潔に保つようにしましょう。

 

 

まとめ

冬に出来るニキビは乾燥が根本の原因として起こります。

乾燥肌は敏感なため、刺激の強い化粧品や洗顔料などの使用を避け、

肌に優しく、保湿力の高いものを使用するようにしましょう。

 

それ以外にも血行の悪さや生活習慣の乱れなどによっても

ニキビが出来やすくなってしまうため、体の内側からのケアも考えましょう。

 

 

 

 

 

冬の鼻づまりの原因は?肌荒れも起こす鼻づまりの悪影響

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風邪をひいている訳でもなく、花粉の季節でもないのに

鼻がつまって苦しいと感じた経験はないでしょうか?

実は鼻づまりによるその呼吸のしづらさが、肌や美容に悪影響を与える可能性も。

 

今回は冬に起こる鼻づまりの原因と悪影響、それぞれの原因別の対処法をご紹介します。

 

 

なぜ冬に鼻詰まりが起こるのか

冬の時期に起こる鼻づまりの原因としては、主に以下の3つが考えられます。

 

寒暖差アレルギー

日中と朝晩の気温差や、暖房の効いた室内と寒い屋外との出入りなどで体が

寒暖差を感じると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭痛などの風邪にも似た症状の

寒暖差アレルギーと呼ばれる症状が出ることがあります。

 

寒暖差アレルギーは、寒い場所と暖かい場所とを行き来する中で、

体温を保つため血管を収縮し体の熱を逃がさないようにしたり、逆に血管を拡張して

熱を逃がし体を冷やそうとするなどの働きをする役割を自動で行ってくれる

自律神経の乱れによって起こります。

 

人がスムーズに対応出来るのは寒暖差は7℃差までと言われており、それ以上の寒暖差を受ける事で自律神経が上手く働かずに乱れ、鼻の粘膜の血管が広がり内部が腫れ、

くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が起こるのです。

 

風邪やアレルギーによる鼻炎との違いとしては、

熱、目の充血やかゆみと言った症状がなく、鼻水が透明なことが特徴です。

 

寒暖差アレルギーの対処法

激しい寒暖差により自律神経が乱れてしまうのが寒暖差アレルギーの原因となります。

そのため寒暖差そのものや、自律神経の乱れを抑える事が重要となります。

 

 

・体感気温差を小さくする

寒い屋外などに移動する際には、マフラーや手袋、マスクなどを着用するなどして

暖かい服装をして寒暖差から身を守りましょう。

 

コートなどで体を暖かくするのはもちろん、露出した肌が冷たい空気に触れると

急激に体温が下がるため、太い血管の通っている首回り、手首、足首を

マフラーや手袋、靴下できちんと守ると体温の低下を抑える事が出来ます。

また、マスクをする事で冷たい空気を吸い込んでしまう事を防げます。

 

 

・適度な運動

運動により筋肉をつけたり、血行を良くすると基礎代謝が上がり、

寒暖差への抵抗力が高まります。

自律神経はストレスによっても乱れてしまうため、

運動をする事でストレスを発散し自律神経を整える効果にも期待出来ます。

 

 

・38~40度のお風呂に15分浸かってリラックスする

熱すぎるお湯は体を緊張させてしまうため、38~40度のお湯に15分ゆったり浸かりましょう。

適度な温度のお風呂に浸かる事は体の緊張をほぐし、

疲労とストレスの解消、自律神経を整える効果が期待出来ます。

 

 

・バランスの取れた食事

普段から体が冷えてしまっていると寒暖差に弱い体になります。

偏食を避け体を温める食材やビタミン、ミネラルなどの

栄養バランスの取れた食事をとりましょう。

 

 

・規則正しい生活

寝不足や不規則な生活による質の低い睡眠は体の疲れやストレスを上手く取り除けず、

体や肌に大きな悪影響を及ぼします。

規則正しい生活で十分な睡眠をとるようにしましょう。

 

ダニ(ハウスダスト)

花粉などと同じように、アレルギー性鼻炎を起こす原因としてハウスダストが挙げられます。

くしゃみ、鼻水、鼻づまりに加え、

目のかゆみや痛み、肌のかゆみ、炎症、乾燥、せきなどの症状を引き起こします。

 

冬のハウスダストによるアレルギーの中でも原因として多いのがダニ

ダニは本来暖かい気温で、湿度が高い状況で活発になるため

冬の鼻づまりの原因としては意外かもしれません。

 

しかし冬でも暖房や加湿器の使用によりダニが活動するのに適した温度、

湿度になる事も多く、人が快適に過ごせる環境を保とうとすると

その分ダニにも快適な環境となってしまうのです。

 

また、夏や梅雨の時期に繁殖したダニやそのフン、死骸などが

エアコンの内部や室内に溜まり、

再び暖房を使い始めたことによりアレルギー症状が起こる事も。

 

暖房器具を使用すると空気の流れが発生するため、ハウスダストが室内に舞い上がり

その空気を吸いこんでしまい鼻づまりなどのアレルギーが出てしまうのです。

さらに冬には室内が冷えてしまうのを嫌い、換気がおろそかになりがちで

ハウスダストが室内にたまりがち。

 

特に寝室は注意が必要で、寝具にはダニのエサとなる人間の髪の毛やフケなどが多く、

体温によって温められ寝ている間の発汗により湿度も高いため、

ダニにとって快適な環境となっています。

 

冬の間は在宅時間が長くなり、その分ダニのエサとなるものが多く

それにより受ける影響が強くダニによるアレルギー症状が出てしまう事が多いのです。

 

ダニ対策

ダニによるアレルギー症状を抑えるには、こまめな掃除によりダニのフンや死骸、

ダニのエサとなるものを取り除く事が基本となります。

 

特に気をつけたい場所ががリビング、こたつ、寝室。長時間過ごす事によって

ダニのエサとなるものが多かったり、汗をかいて湿度が高くなっていたりと

ダニが発生しやすい場所となっています。

 

まくらや布団などは天日干しの後に掃除機をかけて吸い取る事が効果的ですが、

冬に天日干しはしづらいためその分こまめに掃除機をかけるのが良いでしょう。

 

また、きちんと床に掃除機掛けをする事も重要です。

あまり早く動かしてしまうと上手く吸い込めずにゴミやハウスダストが残ってしまうため、

一畳あたり40秒程度を目安に、ゆっくりと一定の間隔で掃除機をかけるのがコツです。

最低でも一週間に一度を目安に、なるべくこまめに掃除をするのが理想とされています。

 

それ以外のダニ対策としては、空気清浄機やダニ除けスプレーなどの使用もおすすめです。

ただしダニ除けスプレーはものによっては肌に刺激を与えることもあるため、肌の弱い方は

皮膚刺激テストのクリア済みのものを利用しましょう。

 

 

寒さと乾燥した空気

鼻づまりは実は単純な寒さや、空気の乾燥によっても起こる事があります。

 

冬の冷たく乾燥した空気を直接吸い込んでしまわないように、

鼻の粘膜の血管が広がって腫れ、空気が鼻に当たる面積を増やして空気抵抗を強くし、

空気を温めると共に加湿をするためです。

 

冷たい空気を吸い込むと体温の低下を招いてしまいますし、

乾燥した空気は喉にダメージを与えてウィルスなどへの抵抗力を弱めてしまうため、

空気を温めて加湿する事は身体の健康のために重要な事となります。

 

鼻水が出るのも鼻づまりと同じ理由で、冷たく乾燥した空気が

肺に直接取り込まれてしまわないよう粘液を出し、空気の加温と加湿を行います。

この粘液には空気中のゴミを取り除く効果もあります。

 

さらに肺から出てきた水蒸気を含んだ暖かい空気が外気で急激に冷まされ、

水滴となる事も冬に鼻水が出る理由となります。

 

 

寒さにと乾燥した空気による鼻づまり対策

マスクを付けて冷たく乾燥した空気を吸い込まないようにしたり、室内ならば

暖房器具を使って暖かくする、乾燥を防ぐために加湿器を使うなどが考えられます。

 

それ以外には寒暖差対策と同じように、温かい服装をし、適度な運動、お風呂、

バランスの取れた食事などで冷えへの抵抗力を高めるのが効果的です。

 

鼻づまりによる悪影響

ではこれらによって起こる鼻づまりが、

どんな悪影響を与えるのか見ていきましょう。

 

睡眠の質の低下

鼻がつまってしまうと呼吸がスムーズに行えないため、

呼吸が浅くなりリラックスできず体が緊張して眠気がやってこなかったり、

そのストレスで余計に寝つきが悪くなるなどしてしまいます。

 

すると熟睡する事が出来ずに睡眠の質が低下し、疲れや眠気が取れない、日中のだるさ、

いらいら、肌の調子が悪くなる(肌荒れ)と言った症状が起こります。

 

肌荒れの起こる理由として、ターンオーバーの乱れが挙げられます。

私たちの肌は眠っている間に、ターンオーバーと呼ばれる

肌の生まれ変わりが行われています。

 

このターンオーバーが乱れずに一定の周期で行われる事で

キメ細かく美しい健康な肌が作られているのですが、質の低い睡眠が続くと

熟睡が出来ず、ターンオーバーを促進する作用のあるホルモンの分泌が十分に行われず

ターンオーバーに乱れが生じてしまいます。

 

そのため上手く睡眠を取れない事で肌荒れが起きてしまうのです。

 

口呼吸

普段は鼻で呼吸をしている人でも、鼻づまりが酷くなると口呼吸をすることになります。

しかし口呼吸には様々な悪影響があり、健康にも美容にも良くないのです。

 

 

・病気になりやすくなる

鼻にはウィルスや細菌、アレルギー物質などをカットするフィルターとしての

効果があるため、口で呼吸してしまうとそれらを素通しする事になってしまい

病気や感染症のリスクが高くなり、

免疫力の低下により肌トラブルなども起きやすくなってしまいます。

 

 

・酸素の摂取量が落ちる

鼻で呼吸するのに比べ口呼吸は酸素を取り込める量が減り、

脳や臓器の活動が低下し、ぼーっとしたり基礎代謝の低下により太りやすくなったりします。

 

 

 

・虫歯や歯周病、口臭などの原因に

口呼吸をすることにより口が開きっ放しになり空気が触れるため、

乾燥が起こり口の中に雑菌が増えやすい状態になってしまいます。

 

普段そういった雑菌は唾液の作用により繁殖が抑えられているのですが、

口の中が乾燥して唾液がなくなると雑菌が増えそれが原因で

虫歯、歯周病、口臭と言った症状が起こります。

 

 

・顔のたるみ

口呼吸で口を開けた状態が続いてしまうと、口の周りの顔の筋肉が劣化して

顔がたるんでしまいます。その上あごが後退して歯並びも悪くなってしまい、

見た目が悪くなってしまいます。

 

生活の質の低下

ストレスが溜まりやすくなったり、頭がぼーっとする、日中にだるくなる、

夜眠れなくなるなど生活の質の下がる原因となりえます。

特に慢性的で重度の鼻づまりの場合生活の質に大きな影響を与えます。

 

 

夜寝る時の鼻づまりにも注意!

日中は特に鼻づまりを感じなくても、眠る時に鼻がつまってしまい

上手く眠れない、と言うことも少なくありません。

 

その原因の一つに自律神経の働きが関係しています。

日中の活動時には活動するためのモードである交感神経が優位になりますが、

寝る前にはリラックスして体を休めるモードである副交感神経が優位になります。

 

交感神経が優位な時には血管が収縮するため鼻の通りが良くなり、

逆に副交感神経が優位な時には血管が広がるため鼻がつまりやすくなります。

そのため寝る前に鼻がつまる、つまりやすいというはある程度は自然な事なのです。

 

ただし鼻呼吸が出来ないほどに鼻がつまる場合は、

自律神経が乱れていて過剰に鼻をつまらせていたり

ハウスダストによるアレルギー性鼻炎などで鼻粘膜に元々炎症が起こっている可能性があります。

 

適度な運動などにより自律神経を整えたり、

こまめな掃除でアレルギーの原因を取り除くことが必要となります。

 

まとめ

冬に鼻づまりが起きる原因として、寒暖差アレルギー、ダニなどのハウスダスト、

寒さと乾燥した空気をご紹介しましました。

 

鼻の通りを良くする効果のある市販薬や、鼻うがい、ツボ刺激などでも一時的に

鼻づまりを解消する事は出来ますが、根本的な解決にはなりません。

 

寒暖差、寒さ、アレルゲンなど原因となるものに

しっかりと対策をして鼻づまりを防ぎましょう。

 

 

 

 

座るとお尻やその周りがかゆいのはなぜ?かゆみの原因と対処方法

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デスクワークの機会が増え長時間座っていることも多くなってきた昨今、

座っているとお尻やその周りの部分が

かゆみくなってしまうと言う方も多いのではないでしょうか。

 

しかし人前ではお尻を掻くわけにもいかず我慢が必要だったり、

掻いたとしてもかけばかくほど痒くなり、一度おさまってもまた痒くなって

辛くなるのがかゆみと言うもの。

 

今回はそんなお尻のかゆみが

座るとなぜ起こるかの理由と、その対処方法についてお話します。

 

 

座るとお尻がかゆくなる理由は?

座った時にお尻がかゆくなる原因として、いくつかのものが挙げられます。

お尻の蒸れ

お尻やその周囲に起こるかゆみの原因として最も多いのがおしりの蒸れです。

水滴のような汗の他にも、私たちの体からは常に見えない小さな汗が出ています。

夏の暑い時期に汗が沢山出て蒸れやすいのはもちろん、寒い冬でも微量の汗が出ているため

長時間座っていることでお尻が蒸れてしまうのです。

 

そうして汗が出て蒸れることによってお尻の痒みが引き起こされます。

 

汗で蒸れるとかゆい理由

汗の中には塩分やアンモニア、尿素、乳酸などの老廃物が少量含まれています。

これは健康な状態の肌であれば問題がないのですが、何かしらの原因で

肌のバリア機能が低下していると、このわずかな刺激に

反応してかゆみが起こることがあります。

 

特に便秘気味だと腸で作られた有害物質が体に吸収され、

血液に混じり全身をめぐり汗となって肌に付着するため肌への刺激が大きくなります。

 

汗による影響はそれだけではありません。

蒸れた状態で汗を放置して肌に長時間付着していると皮膚の表面がアルカリ性に傾き、

肌のバリア機能が低下して外部からの刺激に敏感になってしまいます。

蒸れた状態では細菌が繁殖しやすいこともあり、汗の中の老廃物などによる刺激や、

細菌などが皮膚が侵入する事によって起こる炎症などでかゆみや肌トラブルが起こるのです。

 

それだけでなく蒸れが長時間続くと肌がふやけてしまい、衣服などとの摩擦刺激に弱くなり

ちょっとした擦れで肌が傷ついて炎症が起きやすくなります。

 

また、以外に思われるかもしれませんが、蒸れる事は肌の乾燥にもつながります。

マスクの着用などでも同じことが起こるのですが、蒸れた状態が続いた後に

水分が蒸発すると肌の中の天然保湿成分が汗と一緒に蒸発してしまい、

肌が水分を保持する機能が低下し肌の乾燥が進んでしまうのです。

 

そのためお尻は乾燥しやすい部分でもあり、

バリア機能が低下しがちで肌トラブルが起きやすい部分なのです。

 

皮膚常在菌の影響も

私たちの皮膚には、皮膚常在菌と呼ばれる普段は健康に害を及ぼさない細菌が住んでいます。

これらは常に菌同士でバランスを取っているのですが、

蒸れなどにより特定の雑菌が増えるとそのバランスが崩れ、湿疹やかゆみを引き起こしお尻の痒みの原因となります。

 

お尻の摩擦

下着の締め付けや、座っていることによって肌と衣服との摩擦が起こり、

それが刺激となってかゆみが起こる事があります。

 

座っている時は体重の殆どがお尻や太ももにかかるため、

ちょっとした座る位置の調整などでも擦れる力が強く、お尻の蒸れと相まって

摩擦による影響が大きくなっています。

 

摩擦されるとそれ自体が刺激となりかゆみや炎症の原因になるのに加え、

肌の一番外側にある角質層が剥がれてしまいます。

 

角質層がキメ細かく隙間なく作られる事で肌は外部からの刺激から身を守り、

バリア機能を保っているため、摩擦によりバリアに穴が開くと

刺激によるダメージが肌に直撃し、赤みやかゆみと言った炎症が起きるのです。

 

→肌を摩擦するのがNGな理由は?擦ると起きる悪影響

 

 

血行の悪化

硬い床や椅子などにクッションを敷かずに長時間座っていると、

お尻周りの血の巡りが悪くなりうっ血してしまう事があります。

うっ血した状態が続くと炎症を起こし、かゆみが発生します

 

余談ですが、このうっ血が肛門部で起こると痔と言われる状態になり、

座ると痛むようになってしまいます。

 

 

肌の乾燥

蒸れや摩擦による刺激、血流の悪化などによって

お尻やその周辺はバリア機能が低下して水分が蒸発してしまい、肌が乾燥しがちです。

乾燥が進むとサメ肌のようになることもあり、ざらざらとしたキメの粗い状態となり

かゆみの原因となる事も。

 

乾燥が進んだ肌はかゆみや刺激に敏感なためお尻のかゆみの原因となります。

 

 

皮膚の温度の上昇

お尻やその周辺は体重がかかることにより血の巡りが悪くなりやすい部位ではありますが、

夏場で蒸れたり、冬でも暖房の効いた部屋などで

座っていると熱がこもり皮膚の温度が上昇する事があります。

 

皮膚の温度が上がるとかゆみを伝達する神経の働きが強くなるため、

座ってお尻が温まる事でお尻やその周辺にかゆみが発生する事があります。

 

また、冷えていた体が急に温まると広範囲にかゆみを感じるため、

寒い屋外から温かい室内に入ってから座るとお尻やその周辺がかゆくなる一因になります。

 

 

筋肉のコリや悪い姿勢による神経の圧迫

長時間座っていたり、姿勢の悪い状態で座っていると体の一部に大きな負担がかかり、

筋肉の凝りや神経の圧迫を誘発します。

それによりお尻から足先まで伸びている坐骨神経(ざこつしんけい)を圧迫されると、

お尻やその周りに痛みやしびれと言った症状が起こる他にかゆみに敏感になります。

 

 

座った時のお尻やその周囲の痒みを抑えるには?

吸湿性や通気性の良い服を着る

化学繊維などを使った汗を全く吸収せず、通気性の悪い服を着ていると

水分の逃げ場が無くなり蒸れやすくなってしまいます。

肌に直接触れることになる下着には特に気を付け、

天然素材のコットンやシルクを使ったものを着用する事をお勧めします。

 

また、素材だけではなくサイズも重要になります。

ピッチリと肌に密着したり締め付けの強いタイトは下着は、

肌が擦れやすく蒸れやすいため体がかゆくなってしまいがちです。

少し余裕のあるゆったりとした付け心地のものを選ぶようにしましょう。

 

 

座る時は通気性と体の負担を考えたクッションを敷く

直接椅子や床に座ると、体と椅子、床が密着して蒸れてしまいがちなのに加え、

座る部分が硬いと体に負担がかかり

かゆみやその他のニキビや吹き出物などの肌トラブルも起こりがちです。

 

そのため通気性が良く、体の負担を軽減してくれるクッションを使用すると良いでしょう。

特に長時間座っている事が多い場合その影響も大きくなります。

 

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入浴後と朝に保湿ケアを

お尻は蒸れやすいため雑菌が増えてしまう事も多く、

清潔にしないとニキビや吹き出物が出来てしまいます。

毎日きちんと湯船に浸かり汚れを落とすようにしましょう。

 

また、体を洗う際に気をつけたいのが洗いすぎないこと

汗をかいたからと言って一日に何度も洗浄剤を使って洗ったり、

目の粗いタオルなどでゴシゴシ擦ってしまうと

肌のバリア機能の低下につながってむしろかゆみが強くなってしまいます。

 

洗浄剤使って洗うのは一日1回までに抑え、

洗う時は良く泡立て手で優しく汚れを落とすようにしましょう。

 

お風呂から上がった後は、

放置すると水分と共にからだの保湿成分が蒸発して乾燥してしまうため、

タオルで優しく体を拭いたらなるべく5分以内に保湿クリームを塗るなどの

保湿ケアをしましょう。

 

保湿クリームには肌を摩擦や汗などの刺激から守ったり、

水分の蒸発を防ぐ効果があるのでかゆみの発生を抑える効果もあります。

お風呂上りと朝起きた後の時間に塗ると良いでしょう。

 

 

椅子から定期的に立ち上がる

長時間座りっぱなしだとお尻が蒸れる他、体のコリや血流が悪化が起こります。

定期的に立ち上がる事で蒸れの解消に繋がりますし、そのついでに

ちょっとしたストレッチをしたり歩いたりすることで体をほぐし、

コリや血流の悪化を防ぎましょう。

 

また、蒸れなどにより熱を持っていたお尻や椅子が離席により冷えると

多少なりともかゆみが起きにくくなります。

1時間に一度は立ち上がって座りっぱなしを防ぐようにしましょう。

 

 

お尻やその周りにニキビや吹き出物が出来ていてかゆい場合の対処

一度お尻やその周りにニキビや吹き出物が出来てしまった場合、

蒸れが解消できないと中々治りにくい状態になってしまいます。

 

衣服やクッションなどに気を付けてなるべく蒸れさせないようにし、

患部を清潔に保つようにします。

そして保湿もきちんと行った上でニキビや吹き出物に効果のある

殺菌成分や抗炎症成分が入った塗り薬を使用しましょう。

 

お尻やその周りに出来てしまうと難しい場合もあるか思いますが、

ニキビや吹き出物が出来た場合にはなるべく触らず刺激を与えないように気をつけましょう。

潰したり触ったりしてしまうと雑菌が入りこみ、炎症が酷くなってしまう場合もあります。

 

また、市販薬などを使用しても一向に治らない場合には、お尻を見せるのは

恥ずかしいかとは思いますが、皮膚科へ行き医師の診察を受けるようにしましょう。

 

かゆみを抑えるには普段の生活にも気をつけよう

寝不足やストレス、お肉や揚げ物ばかりの偏った食事、運動、水分不足なども

肌にダメージを与えかゆみが起こる原因となってしまいます。

 

お尻やその周りに限らず、肌の調子の悪さや肌荒れなどの肌トラブルが起こっている場合、

体の中から調子を整えていく必要があるかもしれません。

生活習慣を見直してかゆみによるストレスのない健康なお肌を目指しましょう

 

 

 

 

 

 

鳥肌のような湿疹が起きるのはなぜ?4つの原因と改善方法

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乾燥した時期に多い肌トラブルの一つが、体にぶつぶつが出来てしまう湿疹。

普段通りに過ごしているつもりも自然と出来てしまい、

放置して悪化してしまうと激しいかゆみや水ぶくれの症状まで出る可能性も。

 

今回は鳥肌のようなぶつぶつが出来る湿疹のいくつかの原因や、

その改善の方法についてご紹介します。

 

 

鳥肌のようなぶつぶつ(湿疹)の原因

1.乾燥肌(ドライスキン)

ぶつぶつの色が白く、痛みやかゆみが伴わない場合には乾燥肌によって

湿疹が出来ている可能性があります。

 

空気の乾燥などにより皮膚の水分が失われ、バリア機能が低下すると

肌の生まれ変わり(ターンオーバー)がそれを補うために乱れます。

すると本来古くなり剥がれ落ちるはずだった角質が残り

肌にぶつぶつとして見える事があります。

 

この乾燥肌の状態を放置すると、後述のアトピー性皮膚炎になる可能性があります。

 

2.アトピー性皮膚炎

赤みやかゆみが伴う鳥肌のような湿疹の場合には、

アトピー性皮膚炎の症状である可能性が挙げられます。

 

アトピー性皮膚炎の定義として、皮膚の症状が良くなったり悪くなったりを繰り返し、

かゆみを伴う湿疹が起こる病気とされています。

 

肌のバリア機能が低下しており、汗や服の擦れ、細菌、ダニやほこりと言った

アレルゲンなどの刺激に弱く、そうした刺激に反応して

皮膚が炎症を起こし湿疹などの症状が引き起こされます。

 

健康な肌では問題の無い些細な刺激でもかゆみが起こり

引っ掻いてしまい悪化しやすい疾患だと言えます。

 

アトピー性皮膚炎の特徴としては、

強いかゆみがあり、体の左右の同じような場所に湿疹が起こり、

乳児期にはおでこや目、口、口回りなど、幼少期には首や手足の関節部分、

思春期や成人期からは頭、首、胸、背中などの

比較的皮膚の薄い部分に症状が出やすいとされています。

 

アトピー性皮膚炎は子供のころにかかる事が多い症状ですが、大人になって再発したり、

生活習慣などが原因で大人でも発症する可能性があります。

 

乾燥肌やアトピー性皮膚炎の改善ケア

鳥肌のようなぶつぶつの原因が乾燥肌や軽度のアトピー性皮膚炎の場合、

普段からの保湿ケアをきちんとすると改善することが出来ます。

肌の乾燥を防ぐためにすべき基本のケアをご紹介します。

 

 

・朝の時間と入浴後にきちんと保湿ケアをする

基本的に一日に2回保湿ケアをしてお肌の乾燥を防ぐようにしましょう。

朝起きた後の時間に日中に受けるダメージを抑えるために保湿クリームなどを塗り、

肌を外部からの刺激から守り乾燥を防ぎましょう。

 

特に腕やすねなどの部分は乾燥しやすく、

乾燥肌で起こる鳥肌のような湿疹が起きやすい部位だと言えます。

 

また、重要なのが入浴後の保湿です。

入浴の後すぐは肌が水分を吸っていて潤っている状態ですが、

そのまま放置すると水分が蒸発しむしろ乾燥が強まってしまいます。

入浴後5分以内に保湿をする事で肌の水分を逃がさずに潤いを保った状態に出来ます。

 

 

・お風呂は肌に良い入り方をする

乾燥肌やアトピー性皮膚炎に限った話ではありませんが、

お風呂は入り方を間違えると肌に良くない要素が沢山ある危険な場所でもあります。

 

まず、肌を乾燥させる原因のひとつとして皮脂の落としすぎがあります。

シャワーを浴びたり湯船に浸かるだけでも自然と体の汚れの殆どは落ちるのですが、

その際に肌を守るために張られていた皮脂も一緒に落ちてしまいます。

 

普段肌はこの皮脂で作られた膜により保護されていて、

刺激から肌を守るクッションになったり

肌内部の水分の蒸発を防ぐ役割をもっているのですが、

皮脂を落としすぎる事で肌を守るバリアが無くなり、乾燥肌になってしまうのです。

 

乾燥肌の場合もともとの皮脂の量も少ないことが多く、

毎日石鹸やボディソープなどを使って体を洗うだけでも乾燥が進むことがあります。

そのためボディソープなどを使い体を洗うのは

数日に一度などに減らすと乾燥の症状を抑えられます。

 

ただし、耳の裏や脇、上半身の上の部分などは皮脂の分泌量が多いため

毎日ボディソープなどを使って洗っても問題ありません。

 

体を洗った後にお風呂に入る方も多いかと思いますが、皮脂や汚れを

落としてから湯船に浸かると肌がふやけて肌の持つ保湿成分が湯に流れ出してしまうため、

肌の事を考えるならかけ湯だけして先に湯に浸かった方が良いでしょう。

 

また41度以上の熱すぎるお湯や、長風呂、

ごしごしと体を擦って洗うことも皮脂の落としすぎや乾燥に繋がります。

 

次に気をつけたいのが肌を摩擦してしまう事です。

目の粗いタオルなどで肌をゴシゴシと擦り汚れを落とそうとすると、

肌が傷つきダメージを受け、バリア機能の低下や肌トラブルの原因となります。

 

体を洗う際には石鹸やボディソープを良く泡立て、

擦って刺激を与えないよう手で優しく泡を広げるように洗うのがおすすめです。

 

 

乾燥肌やアトピー性皮膚炎に限らず、体に湿疹などの痒みの症状が出ている場合には、

温かいお湯に浸かると赤みやかゆみを誘発し症状が悪化する可能性もあります。

そう言った場合には長湯をせず入浴時間を短くした方がよいでしょう。

 

肌に良いお風呂の入り方のまとめ

  • 熱いお湯や長風呂はNG!お風呂は38~40度で15分がベスト
  • ボディソープなどで体を洗うのは数日に一度でOK
  • 体を洗う際は良く泡立て手で優しく洗う
  • 先に湯に浸かってから頭や体を洗う
  • 湿疹などの症状が出ている場合には入浴時間を短くする

 

・部屋を加湿する

肌の乾燥には湿度が低下し空気が乾燥していることも大きく影響しています。

湿度が40%を切ると強く乾燥の症状が出始めるため、

出来るだけ湿度が低くならないよう加湿するようにしましょう。

 

夏場ではエアコン、冬場なら電気ストーブなどを使うと湿度がぐっと下がります。

加湿器を利用したり、自宅なら洗濯物や濡らしたタオルを干す、

水を入れた桶のようなものを置くなどで加湿を行い湿度の低下を防ぎましょう。

 

 

・症状が出ている場所に化粧水はNG!

乾燥しているなら化粧水を使えばもっと潤って良いのではないかと

思うかも知れませんが、かゆみや赤みなど、何らかの症状が出ている部位に

化粧水をつけてしまうとかぶれが起こり症状が悪化する可能性があります。

 

化粧水には水分以外にも様々な成分が含まれているため、

症状が起こっている=バリア機能の低下している肌につけると刺激で肌が荒れてしまうのです。

 

基本的には保湿クリームなどによる保湿を行い、

かゆみや赤みなど炎症の症状がある部分にはステロイド外用薬を使用しましょう。

 

 

3.コリン性蕁麻疹

運動した時や入浴時など、汗をかいた時に、湿疹が鳥肌のようになって起きる

可能性があるのがコリン性蕁麻疹です。

 

一つ一つのぶつぶつの大きさが1㎜~4㎜と小さく、他の蕁麻疹のように

大きな平べったいふくらみになる事はありません。

 

コリン性蕁麻疹が起きるメカニズムは完全には明らかになっていませんが、

運動時や入浴時に起きる汗がアセチルコリンと言う物質の分泌を促し、

それが刺激となりヒスタミンが分泌され、かゆみや湿疹が起きると考えられています。

 

コリン性蕁麻疹の特徴として、

かゆみやチクチク、ピリピリとした痛みといった症状が出ます。

蕁麻疹が出てから数分後から2時間ほど消える場合が多いため

数日など長く残る場合には他の症状の可能性が高いです。

ただし、一度消えてもまた運動やお風呂などの刺激で再発します。

 

小児から20代までに起こりやすく、高齢者に起こる事あまりありません。

また、お風呂や運動以外でも辛い物などの刺激物の摂取でも起こることがあります。

 

痒みや痛みが大したことのない軽度の症状の場合は、ある程度再発を繰り返すうち

自然と収まることが多く、放置しても問題ないとされています。

 

コリン性蕁麻疹の改善ケア

軽度のコリン性蕁麻疹は放置しても治りますが、

改善に期待出来るものとして抗ヒスタミンの内服薬が有効です。

市販でも販売しているものなので用法容量を守り使用しましょう。

 

また、患部を引っ掻くなどして症状が悪化し、

湿疹が酷くなった場合にはステロイド外用薬も併用して治療します。

 

それ以外にも辛い物などの刺激物を避けたり、

疲労やストレスを溜めない事が改善に繋がります。

 

食物アレルギー

鳥肌のような湿疹は食物アレルギーによって起こる事もあります。

特定の食物をとった時にアレルギー反応が起こり、蕁麻疹や湿疹など以外にも

様々な症状が見られます。

 

アレルゲンとなる食事を摂取してから

2時間以内に症状の出る即時型アレルギー

数時間から数日後などに症状の出る遅延型アレルギーとに分類され、

遅延型アレルギーではアレルゲンの特定が難しい場合もあります。

小児に多い症状ですが、大人になってから症状が出るようになる事もあります。

 

またアトピー性皮膚炎とも関係が深く、

特定の食物を摂取したことでアトピー性皮膚炎が悪化し、

鳥肌のような湿疹を起こす可能性があります。

 

 

食物アレルギーによってアトピー性皮膚炎が悪化する一例として、

コーヒーによるアレルギーが挙げられます。

 

コーヒー自体は様々な健康効果のある飲み物ではありますが、

コーヒーに含まれるカフェインでアレルギーが起こる可能性があります。

 

カフェインは一日にコーヒーカップ4杯程度までは

中毒症状を起こさないと言われていますが、

カフェイン中毒とよく似た症状にカフェインアレルギーがあり、

少量のカフェインでも症状が出てしまう事があるのです。

 

その症状としてアトピー性皮膚炎の悪化以外にも

頭痛、不眠、イライラ、動悸などを起こす事があります。

 

そう言った症状が出るかどうかは個人差による部分も大きく、

アトピー性皮膚炎がある方でもコーヒーを日常的に飲んでいても全く問題の無い方もいれば、

コーヒー1杯を飲んだだけで湿疹が出る、あるいは一日1杯までなら問題なかったが

量を増やしたら症状が出るようになった、と言った事も起こりえます。

 

また、コーヒーだけなら問題なくても牛乳や砂糖などが入っているとダメと言う場合もあり、

カフェインアレルギーが遅延型と言うことも合わせ原因の特定が難しい場合もあります。

 

今まで問題なくてもある日突然アレルギー症状が起こるようになることもあるため、

カフェインを摂取していて症状が出た場合、

カフェインアレルギーを疑ってみると良いかもしれません。

 

食物アレルギーによる湿疹の改善ケア

食物アレルギーによって鳥肌のような湿疹が起きる場合には、

アトピー性皮膚炎を併発している可能性が高いです。

 

そのため、アトピー性皮膚炎と同じく普段からの保湿ケアによって

肌を刺激や乾燥から守ることが基本となります。

 

次にアレルギーの原因となっている食物を特定し、なるべく控えるようにしましょう。

 

アトピー性皮膚炎を悪化させる可能性のある食物としては、

カフェインを含むコーヒーやお茶、チョコレートなどに加え、

牛乳、砂糖、辛い物などが悪化の原因となる事があります。

 

症状が悪化したり改善しない場合おはやめにに病院へ

きちんとしたスキンケアを心がけているにも関わらず

湿疹が悪化したり改善しない場合、別の原因や病気による症状の可能性もあります。

 

湿疹は悪化してしまうとかゆみが強くなったり、

水ぶくれになるなどして日常生活に支障をきたしてしまう事も。

 

こういった症状は自分の判断で原因を特定する事が難しい場合も多いため、

早めに受診をし医師に相談するのが良いでしょう。

 

 

まとめ

鳥肌のような湿疹が起きる原因として

4つの症状を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

こういった肌トラブルは普段から保湿などのケアをきちんと行い、

肌の健康を保つことで予防したり悪化を防ぎ改善する事が出来ます。

 

症状が出たらすぐに治るだろうと放置せず、きちんと対処するようにしましょう。

 

 

→肌の乾燥を防ぐ「飲む」次世代スキンケア<ディフェンセラ>

 

 

 

 

冷え症が肌トラブルの引き金に!冷えを改善する方法

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誰もが一度は経験がしたことのある体の冷え。

特に気温が低い冬の時期には手足が冷えを自覚する事も多く、

辛い思いをしている方も多いのではないでしょうか。

 

そんな冷え性ですが、実はニキビや吹き出物、肌トラブルと密接に関係しています。

今回は肌荒れと冷え性の関係と、冷えを改善する方法についてお話します。

 

 

 

そもそも冷え性とは?

何らかの原因で血行が悪い状態になり、熱を持った温かい血が血管を通して体の各部に

十分に運ばれずに、体に冷えを感じる事を冷え性と言います。

 

寒さを感じると血管を収縮し体から熱を逃がさないようにするのに加え、

熱を体の中心部に集めようとするため手足などの体の末端は特に冷えを感じやすいです。

 

この冷えの症状は特に寒いわけではない場合にも起こるため、

冬だけではなく夏にも冷えを感じる可能性があります。

 

冷え性は女性に多い

冷え性を自覚している人は女性に約7割、男性で約4割近くいると言われています。

女性は男性に比べ筋肉量が少ないため、

基礎代謝が低く自動で作られる熱の量が少ないのです。

 

それに加え、生理などにより貧血になったり、ホルモンバランスの乱れ、

タイトな下着や衣類などに締め付け、薄着やスカートなどにより体が冷えて

血流が悪化する事も女性が冷え性になりやすい理由のひとつです。

 

冷え性でニキビなど肌荒れが起きる理由は?

体が冷えていると言うのはつまり、全身の血液の流れが悪くなっている状態だと言えます。

その状態では血液に乗って運ばれていた栄養や酸素などの

体の新しい細胞を作り健康を維持するために必要な材料が運ばれてこないことになり、

肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れ、ダメージに弱く脆い肌が出来上がってしまうのです。

 

ターンオーバーが乱れると肌が本来もつバリア機能を発揮できず、

水分が失われ潤いを保てず乾燥したり、摩擦や細菌などの外部からの刺激で

赤み、かゆみ、湿疹(皮膚炎)などの肌トラブルが起きやすくなります。

 

またその血行の悪いでは老廃物が上手く排出されずに毛穴に詰まり、

ニキビや吹き出物の原因となる事も。

 

そのため、体の冷えを改善する事は肌荒れの改善に繋がるのです。

 

冷え性は他にもこんな症状を引き起こす

 

  • 便秘
  • 肩こり、腰痛
  • むくみ
  • イライラ
  • 不眠
  • 頭痛

 

血行が悪いだけで他にもこんな症状が起きます。

特に便秘やストレス、不眠などはそれ自体が肌荒れの原因になるので、

冷え性は二重三重に肌荒れを起こしかねない症状だと言えます。

 

冷え性が起こる原因は?

冷え性は血流が悪くなることによって起こりますが、

では何が原因で血流が悪化するのか見ていきましょう。

 

1.自律神経の乱れ

ストレスや不規則な生活、冷暖房の効いた室内外の出入りなどの寒暖差により、

自律神経に負担がかかり体温調節機能が低下します。

 

体の熱を放出するために血管を広げたり、逆に寒さで熱を逃がさないよう血管を収縮する

と言った指令は自律神経の働きによるもののため、自律神経が乱れると

上手く体温調節が出来なくなり冬に限らず夏でも冷えを感じるようになってしまいます。

 

 

2.寒さを感じる皮膚の感覚が鈍くなる

締め付けのきつい下着や靴下、靴などで圧迫されると血流が悪化し、

寒さを感じる神経の感覚が鈍くなることがあります。

すると体温調節の指令が上手く伝わらなくなってしまいます。

 

 

3.貧血や低血圧

血の量が少ない貧血や、血液を押し出す力の弱い低血圧などは

元々血行が悪く、温かい血液が体の各部に送られないため冷え性になりやすいと言えます。

 

 

4.筋肉量が少ない

筋肉量にはエネルギーを燃やし熱を発する働きがあります。

運動不足で筋肉量が低下していたり、女性の場合は作られる熱が少ないため、

男性や筋肉がある人に比べ冷えを感じやすいと言えます。

 

また、ふくらはぎの筋肉には血液を心臓に押し戻すポンプの役割もあるため、

血行を良くするのには重要な筋肉であると言えます。

 

 

5.基礎代謝の低下

生命を維持するのに使われる必要最低限のエネルギー消費を基礎代謝と言います。

自律神経の乱れや筋肉量の低下、加齢や寝不足、ストレスなど

様々な要因により基礎代謝が落ちると体温が低下するため、

体の冷えを感じやすくなります。

 

 

6.女性ホルモンの乱れ

ストレスや更年期によりホルモンの分泌量が乱れると、バランスを取るために

自律神経が影響を受け血行が悪くなることがあります。

いわゆる更年期障害の症状として冷えが出るのはこのためです。

 

 

7.偏った食生活

血行を気にするにあたって注意すべきなのが脂質と糖質です。

 

脂質の多い肉や、てんぷらやフライなどの揚げ物、スナック菓子などは

血液をどろどろにして血流を悪くしてしまう上に、動脈硬化のリスクもあります。

また、炭水化物や甘いもの全般などに含まれる糖質もとりすぎると

自律神経を乱し血管を収縮させ冷えの原因となります。

 

これらの過剰摂取は冷えを促進するのに加え、ビタミンやミネラルなど

血液をサラサラにする栄養の不足を招くため、バランスの取れた食事が求められます。

 

また、冷たい飲み物や食べ物、食べ過ぎ、飲みすぎ、

アルコールなども体を冷やすため控えた方が良いでしょう。

 

 

8.喫煙

タバコは血管を急激に収縮させる作用があり、血の巡りを悪くさせます。

またそれにより基礎代謝の低下も起こすため冷えを感じやすくさせます。

 

かんたん冷え性チェック

当てはまるものが多いほど冷え性の可能性が高くなります。

 

・むくみやすい           ・季節に関係なく手足が冷える

・肩こりや腰痛がある        ・厚着をして体を温かくしても手足が冷える

・便秘がちである          ・お風呂に入った後すぐに体が冷える

・頭痛が起きやすい         ・生理痛、生理不順がある

・あまり良く眠れない        ・イライラしてストレスが溜まりやすい

 

冷え性を改善するためには

運動量のアップ

冷えが起こらないようにするために、

まず一番有効なのが運動を行う事です。

運動そのものが血行を促進したりストレス解消効果があるのに加え、

筋肉がつけば基礎代謝の量が増えて体温が上がり、冷えを感じにくくなります。

がっつり汗をかくような激しい運動でなくとも、ちょっとしたストレッチや

ウォーキングでも体をほぐして血行を良くしたり、筋肉量のアップに繋がります。

 

本格的な筋力トレーニングを行うのであれば、

下半身の大きな筋肉を鍛えられるスクワットがおすすめです。

 

また、それ以外でもながらで出来る冷え性改善運動として、以下の運動がおすすめです。

 

・つま先立ち運動

家事やちょっとした立ち仕事や徒歩の時間に、つま先立ちをしてみるのはいかがでしょうか。

つま先立ちをするだけでふくらはぎや腹筋、お尻周りに負荷がかかり、

筋肉を鍛えることが出来ます。

 

ふくらはぎの筋肉が鍛えられれば血液を心臓に送り返す

ポンプの力が強まって冷え性やむくみに大きな効果が得られますし、

腹筋や下半身の筋肉も鍛えられるためウエストの引き締めやダイエット効果も期待出来ます。

 

つま先立ちのやり方

  1. 肩幅まで足を広げ、指先を広げ両足が前を向くようにし均等に体重をかける
  2. かかとを出来るだけ上げそのまま20秒ほどキープする
  3. キープが終わったらゆっくりとかかとを床に下す

 

以上の流れを空いた時間に一日数セット行うようにしましょう。

キープ時間やセット数は無理をしないよう、自分に合わせて変えてみて下さい。

 

基本的なつま先立ち運動のやり方として紹介しましたが、例えば食器洗いの最中に

ずっとつま先立ちを行ったり、スクワットのように細かく踵を上げ下げする、

歩く際につま先立ちで移動するなどでも効果があります。

 

要はつま先立ちで腹筋やふくらはぎなどに負荷が掛かれば効果があるため、

普段の生活の中で自身のやりやすいタイミング、やり方でつま先立ちをしてみて下さい。

 

・貧乏ゆすり

足をがたがたと震わせてお行儀が良くない貧乏ゆすりですが、

実は健康に良い効果が沢山あることが分かっています。

 

貧乏ゆすりをするとふくらはぎの筋肉が良く動くため、

ポンプ機能が高まり血流が改善します。

わずか5分の間貧乏ゆすりをしただけでも体温が2度上昇し、むくみや冷えの解消、

ストレスの発散にも役立つのです。

 

血行を良くする効果があるためエコノミークラス症候群の予防にもなるほか、

軟骨の再生力を高めの効果もあり変形性関節症(関節の痛み)の治療にも取り入れられるなど

貧乏ゆすりはメリットの沢山ある運動だと言えるでしょう。

 

 

やり方は簡単で座った状態でつま先を地面につけ踵を浮かせ、踵を上下させるだけ。

片足ずつでも両足ずつでも構わないので

なるべく素早く踵を上下させると効果が高いと言われています。

 

一日どのくらいしなければ効果がない、と言うこともなく手軽に出来るため

デスクワークなどで座りっぱなしになる機会が増え運動量低下している昨今、

座ったままで出来る貧乏ゆすり”運動”を意識的にしてみてはいかがでしょうか。

 

入浴でしっかりと温まる

お風呂は正しく入れば疲労回復や血行改善、ストレスの緩和、自律神経を整えると言った

良い効果が沢山あります。しかしあまり良くない入り方をしてしまうと

肌トラブルの原因となったり、十分に体が温まらず冷えの原因にもなります。

入浴の際に気を付けるべきポイントをしっかり押さえ、体の芯から温まりましょう。

 

→肌に良いお風呂の入り方!肌荒れを起こさない正しい入浴法

 

きちんと水分補給する

体が水分不足の状態になると血液がどろどろになり、血流が滞って冷えの原因となります。

喉が渇いたと感じた時には既に水分不足になっているため、

こまめに水分補給をするようにしましょう。

 

→水分不足が肌荒れの引き金に!?水を飲む事の美容効果

 

血行改善効果のある栄養をとる

・ビタミンE

ウナギ、アーモンドなどナッツ類に多く含まれるビタミンEは

手足の血管を広げ血流を促進し、動脈硬化の予防にも役立ちます。

 

・EPA

サバなどの青魚に含まれるオメガ3系脂肪酸であるEPAには、

血液をサラサラにして血行を良くする効果が期待出来ます。

 

・ビタミンC

ピーマンやブロッコリー、ほうれん草と言った野菜や柑橘類に多く含まれるビタミンCは、

抗酸化作用で血中のコレステロールの酸化を防ぎ血流を改善します。

他にもコラーゲンを作成したりと美容に良い栄養素です。

 

・クエン酸

酢や梅干し、レモンなどの柑橘類と言ったすっぱいものに入っているのがクエン酸です。

血液の酸化を抑えさらさらにする効果があります。

 

 

これら以外にも体を温める食べ物や飲み物を積極的にとり、

バランスの良い食事を心がけましょう。

 

 

まとめ

女性でも男性でもたくさんの方が自覚する冷え性。

根本的な改善のためには暖かい格好をして直接的な寒さを防ぐだけでなく、

運動や食事などで体の中から変えていく必要があります。

肌荒れにお悩みで体の冷えを自覚している方は、冷え性対策をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

寒暖差で肌も体調も荒れる!季節の変わり目の対策法

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寒暖差が肌や体へ与えるダメージをご存じですか?

実は朝晩の冷え込みや建物の屋内外の温度差で体は大きな負担を受けています。

 

今回はそんな寒暖差による影響や、

肌荒れや体の不調を防ぐための対策をご紹介します。

 

 

寒暖差で体が不調になるのはなぜ?

私たちの体は常に一定の体温を保とうと働いていますが、

前日との気温差、朝晩の冷え込み、暖かい屋内と寒い屋外の出入りなどで

激しい寒暖差のある環境で過ごしていると体に大きな負担がかかります。

 

暖かくなりすぎたので体から熱を逃がそうとしたり、かと思えば寒くなったので

温めようとしたりと急激に変化する温度差に対応するため体を活発に活動させ続けます。

これらの体の働きを自動で行ってくれるのが自律神経です。

 

自律神経には交感神経と副交感神経と言う二つの役割の違うスイッチがあり、

日中や活動時には交感神経が優位になり体が活動モードに切り替わり、

睡眠時やリラックス時などの休息時には副交感神経が優位になります。

 

そうして活動と休息をきっちり分け体の調子を整えているのですが、

寒暖差があるとその温度変化についていけるよう体をフル稼働させるために

交感神経が優位になり続け、自律神経の乱れが起きるのです。

自律神経が乱れると活動と休息のオンオフの切り替えが上手くできなくなり、

様々な不調が体に現れるようになります。

 

 

こうした寒暖差による自律神経の乱れや疲労の蓄積によって起こる症状を、

寒暖差疲労といいます。

 

・寒暖差疲労で起こる症状

  1. 肩こり、腰痛
  2. 頭痛、めまい、不眠
  3. 食欲不振、便秘、下痢
  4. イライラしやすい、ストレスを感じる
  5. 体の冷え、むくみ

 

 

更には、寒暖差に加え自律神経の乱れが一因となって起きる不調として

寒暖差アレルギーがあります。

 

鼻の粘膜の血管が温度差で拡張し腫れを引き起こし、

結果として鼻水、鼻づまり、くしゃみ、体のだるさなどの

風邪にも似た症状が起きます。

 

寒暖差で肌が荒れる原因は?

上述の自律神経の乱れによる血行不良、不眠、ストレス、腸内環境の悪化

などが肌荒れの原因となるのに加えて、資生堂の研究により

寒暖差が直接的に肌へ悪影響を与えることが分かっています。

 

それによると肌のバリア機能と保湿機能を促進する酵素である

「カスパーゼ14」が寒暖差により減少し、肌荒れの原因となるとしています。

 

寒暖差による刺激を受けていない時と比べるとカスパーゼ14は約半分にまで減少しており、

肌のバリア機能の低下により外部からの刺激に肌が敏感になるのに加え、

保湿機能の低下によりうるおいがなくなり乾燥肌が進み肌荒れしやすくなると言う訳です。

 

寒暖差対策にするべきこと

スキンケアは肌に優しくしっかり保湿するのがポイント

寒暖差の少ない時に比べ、肌は敏感かつ乾燥気味になっています。

そのためクレンジング剤や洗顔料などは寒暖差の激しい時期には

低刺激で肌に優しいタイプの物を使用するようにしましょう。

 

しっかりと汚れを落としたい時と同じものを使ってしまうと、

刺激に負けて肌荒れを引き起こしてしまうかも知れません。

 

特に洗顔は肌への負担が高いため、優しく丁寧に行う必要があります。

肌へ刺激を与えないようぬるま湯で、直接手が触れなくても良いくらいに

たっぷりと泡立てるのがコツです。

そうして洗顔したら擦らないように手のひらにぬるま湯を溜め

顔に押し付けるようにして良く泡を落としましょう。

 

 

乾燥が強くなるため保湿のためのアイテムも、

しっとりタイプの化粧水や、保湿力の高いクリームなどを使うのがベスト。

特に乾燥が気になる部分には重ね塗りをするなどして肌をきちんと保護しましょう。

 

寒暖差の激しい時期にはメイクや化粧品は刺激の強いものを避け、

肌に優しいスキンケアを心がけましょう。

 

きちんと着込んで暖かくする

暖かい屋内から外出する際には、服をきちんと着込み

体が感じる寒暖差を出来るだけ少なくするようにしましょう。

特に首は太い血管が皮膚の近くに通っているため、

首回りが冷えると体温の低下が激しいです。

マフラーやスカーフなどで首に冷たい空気が触れないようにしましょう。

 

その他にも手首までカバー出来る手袋や、足首まで覆える靴下、イヤーマフラーをつけたり、

マスクで冷たい空気を吸い込むのを避けるのも寒暖差対策には効果的です。

 

ただし肌敏感になっている場合ちくちくしたり、ごわごわした服は

肌に刺激を与え赤みやかゆみを引き起こしてしまうため、

肌ざわりの良い天然素材のものを着用するのがおすすめです。

 

ちなみに就寝時に靴下を履くのは締め付けで血行が妨げられ逆効果となります。

手足の冷えを感じていると靴下を履いたままにしたくなりますが、

電気毛布などで予め布団を温めておき眠る時には靴下を脱ぎ圧迫しないようにしましょう。

 

電気毛布を付けっぱなしで眠ってしまうと酷い乾燥や肌荒れになる危険性があるため

布団に入り眠る時には電源をオフにしてください。

 

体を温める

季節の変わり目や寒暖差の激しい時に起こる不調の原因のひとつに、

寒さによる体の冷えも挙げられます。

 

ただでさえ肌のバリア機能や保湿機能が低下しているのに加え

体が冷えたままだと、血液が上手く体の隅々まで行きわたらず新陳代謝が落ちて

細胞の生まれ変わりが乱れ、肌はダメージを受けっぱなしになってしまいます。

 

体の方も働きが低下して老廃物や疲労物質が溜まりっぱなしになり疲れがたまり、

肌荒れや体の不調が出てきます。

 

次の3つを意識して体を温めるようにしましょう。

 

お風呂でしっかりと温まる

体を温め疲労を取り除くのに重要なのがお風呂です。

しっかりとお風呂で温まる事で血行が良くなり、体がリラックスする事が出来ます。

38~40度のややぬるめのお風呂に10~15分、肩まできちんと浸かり、体の芯まで温めましょう。

熱すぎるお湯や長風呂は体の保湿に必要な皮脂を流しすぎてよくありませんし、

半身浴は体を温めると言う意味では向いていません。

毎日きちんとお風呂で温まる事で体がリラックスし、自律神経も整います。

 

また、寒い時期には暖かい部屋とお風呂場の温度差による

ヒートショックにも注意が必要です。

 

暖かい部屋から暖房の効いていない脱衣所やお風呂場に入ると

寒さで血管が縮まり、血圧が上昇します。

次にお風呂で温まると血管が広まり血圧が下がり、また脱衣所に戻り気温が低下する、

と言った急激な温度差が起きると失神や脳梗塞などが起きる危険性があるため

脱衣所やお風呂場を専用の暖房器具で暖かくしておくなどして

急激な寒暖差を防ぎましょう。

 

適度な運動をする

また、適度に運動をする事も調子を整えるのに効果的です。

ストレッチには緊張をほぐしリラックスルする効果がありますし、

ウォーキングなどの有酸素運動にはストレス解消や筋肉の増強、血行促進が期待出来ます。

 

→ウォーキングで肌荒れ解消!効果的な歩き方は?

 

体を温める食事をとる

体を冷やさないよう冷たい飲み物などは避け、積極的に温かい飲み物や、

栄養のバランスの取れた体を温める効果のある食材をとるようにしましょう。

 

基本的に旬が冬の地中で育つ食材には体を温める効果があると言われており、

以下のものが当てはまります。

 

  • ニンジン
  • タマネギ
  • かぼちゃ
  • れんこん
  • ごぼう
  • ショウガ
  • じゃがいも
  • 玄米
  • 自然薯
  • 赤身の肉
  • 納豆
  • キムチ

 

発酵したものには体を温める効果があるため、これらの他にも発酵食品である

ヨーグルトやチーズ、漬物などにも体を温める効果があります。

 

また、体を温める飲み物として向いているのは以下のものになります。

 

・紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶などの発酵茶

カフェイン量が多いコーヒーなどは少量であれば

カフェインの覚醒作用や興奮作用により一時的に温かくなりますが、

沢山とってしまうと自律神経を乱し体を冷やすと言われています。

そのため体を温める飲み物としてはあまり向いていません。

 

・ショウガ湯

ショウガには体を冷やす効果も温める効果もありますが、

熱を加えることによって体を温める効果を持つショウガオールが増えるため、

乾燥させたパウダーなどを使って作られるショウガ湯には

体を芯から温め血行を良くする効果があります。

 

・白湯

白湯を飲む事で胃や腸と言った内臓の温度が高まり、動きを活発にし

体を温める効果があります。水分補給や便秘の改善にも役立つため

美肌効果も期待出来ます。

 

 

まとめ

寒暖差の激しい季節の変わり目などには肌が敏感になり乾燥が強まるため、

肌に優しいスキンケアでしっかり保湿したり、

体を温める事が肌と体の健康のために大事だと言う内容でした。

 

また、それ以外にも睡眠や3食の食事と言った生活習慣を

きちんと整えることは健康の基礎となります。

 

肌が荒れがちで体調不良の症状も出やすい季節ですので、

きちんと睡眠を取り、バランスの良い食事を3食とり体や肌の調子を整えましょう。

食事や生活リズムに気を付けるのが難しい場合にはサプリメントで補うのも良いでしょう。

無理せず出来る範囲から寒暖差対策をしてみましょう。

 

 

「飲む」次世代スキンケア<ディフェンセラ>

 

 

水分不足が肌荒れの引き金に!?水を飲む事の美容効果

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何かと乾燥の気になる季節ですが、水分は十分に摂れていますでしょうか?

肌や体の健康を保つために水分は欠かせませんが、

寒くなるとつい水分補給を怠ってしまいがちです。

 

冬は乾燥による肌荒れの多い季節ですが、もしかしたら

その原因の一つに水分不足があるかもしれません。

 

今回は水分不足が引き起こす肌荒れの原因やその他の症状に加え、

効果的な水の飲み方についてご紹介します。

 

 

水分が不足すると肌荒れが起きる原因は?

血行不良

体を健康に保つための新陳代謝には、栄養や酸素が欠かせません。

それらは血液に乗って体中の細胞に届けられますが、

この時に水の摂取量が足りずに体内で水分不足が起きていると

血液がどろどろの状態になり、全身の血の巡りが悪くなってしまいます。

 

そうやって血行不良が起きると新陳代謝が落ち、

肌の新陳代謝(ターンオーバー)の乱れが生じます。

ターンオーバーの乱れは肌のバリア機能を低下させ乾燥や肌荒れを招くほか、

シミ、くすみなどさまざまな肌トラブルを引き起こします。

 

また、体内で作られた老廃物は血液に乗って運ばれ腎臓でろ過され排出されるため、

血行不良が起きると老廃物が体に蓄積されてしまう事になります。

すると老廃物自体が血行を妨げ更なる血行不良を巻き起こすのです。

 

消化管の働きが低下すると栄養も上手く取り込めなくなるため、

肌や体の健康を保つための栄養素も不足しがちになるなど

血行不良は様々な悪影響を及ぼします。

 

 

肌の乾燥

もう一つ水分不足で肌荒れが起きる理由として、

肌の水分不足が挙げられます。

肌は十分な量の水分を保持しているとツヤとハリがあり

キメ細かい美しい状態となりますが、

水の摂取量が足りず乾燥すると肌がつっぱり、ツヤが失われたような状態となります。

 

このような乾燥肌の状態になると外部からの刺激に弱くなり、

ささいな刺激でも炎症を起こしかゆみや肌荒れが起きるようになってしまうのです。

 

そのため水を飲み水分を補給する事は肌荒れや乾燥を防ぐために重要なのです。

 

その他の水分不足で起こる症状

便秘

血行不良による新陳代謝の低下が起きると、内臓の働きが弱くなることがあります。

腸も影響を受け働きが弱まってしまうと、便を排出するためのぜんどう運動が行われず

便秘が引き起こされることも。

また、水分不足になると便から水分を吸収しすぎてしまい、

かちかちの便が作られ、それも便秘や痔の原因となります。

 

体の冷え

いわゆる冷え性は、血液の流れが何らかの原因で滞り

温かい血液が体の各部に運ばれないことによって起こります。

特に手足などの体の末端は血管が細く、血行不良が起こった際に冷えを感じやすい場所です。

また人体は寒さを感じると熱を体の中心部に集めようとするため、

そのことからも余計に手足が冷えることが多くなります。

 

むくみ

血行が滞ると血の流れに加えてリンパの流れも悪くなり、

上手く老廃物が排出されずに溜まってしまいむくみの原因となります。

血行を良くしてもむくみが一向に改善されない場合には

別の原因でむくんでいることも考えられるので注意が必要です。

 

太りやすくなる

血液がきちんと循環している時に比べ、血行不良の状態では

新陳代謝をするための栄養や酸素が足りなかったり、

老廃物が溜まる事などの影響で体の各部の動きが弱まり

運動などをしなくても消費されるエネルギー、基礎代謝が低下します。

 

摂取したカロリーが基礎代謝の量を上回ると、運動などで消費しない場合

脂肪として体に蓄えられることになります。

そのため基礎代謝が下がると太りやすくなってしまうのです。

 

水分をきちんと取る事で得られる効果

逆に言えば、水を必要な分きちんと摂取していると

便秘改善、むくみ解消、ダイエット効果があると言えるでしょう。

それに加えてこれらの効果が期待出来ます。

 

肌の調子を整える

血流が良くなると栄養や酸素が体の細胞に行きわたり、新陳代謝が活発に行われます。

肌の新陳代謝の事をターンオーバーと言いますが、これが正常に行われる事で

私たちの肌は美しく健康を保っているため、ターンオーバーが乱れずにきちんと行われるかは美肌やトラブルの無い健康な肌の基礎かつとても重要な事なのです。

 

小じわやくすみと言った年齢を感じさせてしまうものの予防にもなるので、

アンチエイジングの効果があるとも言えます。

 

乾燥による肌荒れ、ニキビ、吹き出物の予防

ニキビや吹き出物の原因の一つに、老廃物が蓄積してしまう事が挙げられます。

ターンオーバーの乱れにより肌の一番外側にある角質層が分厚くなり、

本来剥がれ落ちるはずだった角質が毛穴に詰まりニキビや吹き出物の原因となるのです。

 

また、肌が乾燥してしまうとバリア機能が低下するため外部からの刺激に弱くなりますが、

それが原因で肌荒れを引き起こしたりニキビ、吹き出物も出来やすくなります。

水分の摂取量が足りないと肌の水分量も低下し乾燥肌に繋がるため、

水を飲むことには肌荒れやニキビ、吹き出物を防ぐ効果が期待出来るのです。

 

一日にどのくらい水を飲めば良いか

一日に消費され、また必要とされる水の両は約2.5リットルだと言われています。

汗や呼吸、排泄物として体から水分が出ていき、

それらを補うために食事などから水分をとる必要があるのです。

 

一般的に、食事以外から摂取すべき水分量は1~1.5リットル程度だと言われており、

一日にコップ1杯の水を6~8杯程度飲む必要があります。

 

水を飲むタイミングや飲み方は?

たくさんの水を一度に飲んでも、吸収しきれずに尿として排出することになるため

複数回に分けてこまめに飲む必要があります。

一気飲みは控え、コップ1杯の水をちびちびと飲むのが飲み方としては理想となります。

 

また、冷水は体を冷やし血流を悪化させてしまうなど体への負担が大きいため、

常温やぬるま湯程度の水を飲むようにしましょう。

 

水を飲むタイミングとしては以下の時が特におすすめとなります。

 

・就寝時と起床時

朝起きたら喉がカラカラになっていたと言う経験はありませんか?

実は寝ている間に失われる水分量は500ml以上と言われており、

コップ2杯分近くにもなります。

 

そのため水分不足を起こさないよう就寝時にコップ1杯の水を飲み、

起床時にも失った水分を補うため1杯の水を飲むことが勧められています。

 

特に起床時に水を1杯飲むことは、胃や腸を活発にし便秘改善にも

つながるため一石二鳥の効果があります。

 

・入浴前と後

入浴時にもたくさんの水分が汗として排出されるため、

水分不足を防ぐためにコップ1杯の水を飲むようにしましょう。

それだけでは補えない量の水分が失われるため、入浴後にも水分補給が必要です。

 

・その他運動などで汗をかく時

喉が渇いたと言う自覚がある時にはすでに、体は水分不足の状態になっています。

夏場で暑い時や、運動で汗をかく時にはきちんと水分補給を行い脱水症状を

起こしてしまわないよう気を付けましょう。

 

ただし、冷たい水は水分の吸収スピードが速いため、

入浴後や運動時などの水分補給には向いています。

普段は常温の水を飲み、素早く水分を補う必要がある時には冷水を飲みましょう。

 

水分補給に向かない飲み物

水道水やミネラルウォーター以外にも、様々な飲み物に水分は含まれているため

それらで水分補給を行うことも出来ます。

しかし水分を補給すると言う目的には向かない飲み物もあるため注意が必要です。

 

カフェインの入った飲み物の大量摂取

緑茶や紅茶、コーヒーなどを好んで飲む方も多いかと思いますが、

これらにはカフェインが含まれているため利尿作用があり、

水分補給には向かないとされていました

 

しかしながら最近ではカフェインは大量に摂取しない限り、

脱水症状が起こることはないとされる研究の成果が報告されています。

 

つまり、大量に摂取する訳でなければお茶やコーヒーは水分補給として有効だと言えます。

むしろカフェイン入りの飲み物を過剰に避けることで水分不足に陥る事もあるため、

ある程度は気にせず飲んできちんと水分補給をするようにしましょう。

 

また、水道水を飲むのが嫌いだとか、苦手な方はある程度カフェイン飲料で補っても

問題ありませんが、カフェインの取りすぎによる中毒症状やアレルギー、

不眠などには注意が必要です。

 

目安として、濃度や個人差による部分も大きいですが、コーヒーによるカフェインの

一日の最大摂取量は最大400ml、マグカップ約2~3杯分となります。

紅茶やココア、コーラなどにはコーヒーの半分程度、

一般的な緑茶(せん茶)はさらにその3分の2程度のカフェイン量となりますので

カフェインの摂取量の参考にしてください。

 

お酒類

アルコールには強い利尿作用があり、お酒などで摂取した分以上の水分が体から失われます。そのほかにも発汗を促したり、アルコールを分解するためにも水分が必要となるため

お酒はむしろ水分不足になってしまう飲み物だと言えます。

 

清涼飲料水、みそ汁など塩分を多く含むスープ類の大量摂取

糖分や塩分の大量の摂取は過剰摂取となり、

肥満やむくみ、ニキビなどの肌トラブルの原因ともなります。

 

運動時に好まれるスポーツドリンクでも糖質が多量に含まれているため、

普段の水分補給にこれらを飲むことは避け、水を飲むようにしましょう。

 

まとめ

水分をきちんと取ることが美肌、アンチエイジング、

肌荒れやニキビの予防などに繋がります。

 

もちろん肌荒れなどは水分を十分にとるだけで完全に防げるわけではないので、

保湿などのスキンケアや生活習慣の改善なども必要となりますが、

水をきちんと飲んで体や肌にうるおいを与えることが健康で美しい肌の基礎となります。

 

水分をきちんと摂ることを普段の生活の中に組み込んでみてはいかがでしょうか。