朝食抜きは肌荒れの原因に!一日三食とる事のメリットとは

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忙しい朝の時間は食べている時間が無かったり、

食欲がわかないからと朝食を抜いてしまいがちですよね。

しかし朝食を抜いて一日3食を崩してしまうと肌荒れなどの肌トラブルの原因にも。

 

朝食をきちんと取って、一日3食とる事の必要性についてお話します。

 

 

朝食は体を活動させるスイッチ

朝起きた後と言うのは寝ている間に新陳代謝が起こりエネルギーを消費した状態で、

眠っている時と同じく体は休息モードのままになっています。

 

その状態で朝食をとらずに仕事や学校に行ってしまうと、脳が活動するために必要な

エネルギーが足らず、体を活発に動かすためのスイッチが上手く入らずに

集中できない、記憶力が落ちる、やる気が出ない、疲れやすいなどの症状が出てしまいます。

 

そのため朝食をしっかりととって体のスイッチを入れ、

活発に活動出来るようにする必要があるのです。

 

朝食をとる事で得られるメリット

・エネルギー補給で仕事や勉強の効率アップ

文部科学省の学力調査において、朝食を毎日食べていると回答した小学生の子に対し、

全く食べないとした子は学力テストの正答率が約20%も低く

スポーツ庁の体力テストにおいても点数が下回る結果となっています。

 

朝食をとる事で脳の働きが良くなり、仕事や勉強がはかどると言えるでしょう。

 

 

・胃腸を刺激して代謝アップ

朝起きた直後は体はまだまだ眠っている状態。

そのため起きた後に体を温めるためお湯を1杯飲んだり、

朝食を食べると胃腸に刺激を与え、それによりからだ全体が活発に動き始めます。

 

胃腸が活発に動くようになると便通が良くなり便秘解消効果があったり、

新陳代謝が良くなり体を温めたり、ダイエット効果も期待できます。

 

逆に言ってしまうと、朝食を抜いてしまうと

便秘、体が冷えて栄養不足になる、太りやすいなどの悪影響があるのです。

 

 

・血糖値の上昇を抑える

朝食を抜くなどして長時間空腹が続くと、3食きちんととった時に比べ

次に食事をとった時に血糖値が大きく上昇し、その後急激に下がり大きく乱高下します。

 

この食事による血糖値の乱高下を血糖値スパイク(グルコーススパイク)と呼び、

食後の眠気、だるさ、気分のイライラ、空腹感、集中力の低下が起こります。

 

このように血糖値スパイクが起こると動脈硬化を引き起こし、

心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを高めます。

 

 

・栄養バランスをとりやすい

エネルギー源や体を作る栄養となる脂質、糖質、たんぱく質と、

体の調子を整えるミネラルやビタミンと言った栄養素を

バランス良くとる事が体の健康を維持するために重要となります。

 

一日2食になるとその分1食当たりの食べる量は多くなりがちですが、

メニューの数が少なく様々な栄養をとる事が難しくなり

栄養バランスが崩れがちになってしまいます。

 

現代人はビタミンやミネラルが特に不足しがちなため、

肌の調子を整える栄養が不十分なことが多いです。

 

 

朝食には体内時計をリセットする効果も

朝日を浴びたり朝食をきちんと取ることは

一日のスタートの合図を体に伝え、体内時計をリセットする効果があります。

体内時計は朝になったら自然と目が覚める、夜になったら自然と眠くなると言った

体内リズムに影響しています。

 

体内時計の時間は約25時間と実際の時間よりも長いため、

リセットできずにいるとどんどんと実際の時間と体内時計がずれていき

夜に眠れなくなる、だるさ、集中力の低下、食欲不振、やる気が出ない、

肌荒れなどの症状が出てしまいます。

 

そのため毎日体内時計をリセットする事は、健康のために欠かせません。

 

ですが朝起きてもカーテンなどで朝日を完全に遮断して日を浴びなかったり、

朝食を抜いたり、夜間に強い光を浴びるなどすると体内時計がリセット出来ずにずれ、

体内リズムが狂い生活のリズムも乱れてしまうのです。

 

体内時計のズレが肌荒れを引き起こす

肌にとって睡眠不足や質の低い睡眠は大敵と言われているとおり、

良質の睡眠は肌の健康を保つために欠かせません。

 

私たちの体は寝ている間に成長ホルモンの分泌が行われ、

代謝を助け体を成長させたり細胞の修復、疲労回復などの働きをしています。

それは肌も例外ではなく、成長ホルモンにより肌の新陳代謝が促され

古く傷ついた細胞が新しい細胞と生まれ変わり肌の健康を維持しています。

 

その成長ホルモンの分泌量がピークを迎えるのが眠ってから2~3時間後。

眠りが浅く睡眠の質が低いと成長ホルモンの分泌量が少なくなってしまい

肌の新陳代謝が活発に行われません。

そのため睡眠の質を高めるのが重要となります。

 

そして質の高い睡眠をとるのに欠かせないのがメラトニン。

朝日を浴びたり朝食をとると体内時計がリセットされ体の活動がスタートすると同時に、

メラトニンと呼ばれる睡眠を促すホルモンが14~16時間後に分泌されはじめます。

 

分泌が起こり徐々にメラトニンの分泌量が増え始めると体の深部体温が下がり、

眠気が起こり深い眠りにつきやすい、質の高い睡眠を得られやすい状態になります。

またメラトニンには強い抗酸化力があり、シミ、しわ、たるみなど細胞の劣化を防ぐ作用も。

 

そのため体内時計をリセット出来なかったり、狂わせるような事をしてしまうと

眠りたい時間にメラトニンの分泌がされない、少ないなどの理由で

不眠や睡眠の質の低下により十分な肌の新陳代謝が行われず

肌荒れやシミ、しわ、たるみを引き起こすのです。

 

→寝不足は肌荒れの原因に!その対策と改善方法

 

 

自律神経の乱れを整える効果もアリ

ストレスや生活リズムの乱れ、不眠などによって乱れがちなのが自律神経。

活発に活動するための交感神経と、体を休息させるための副交感神経に分かれ、

活動時と休息時に切り替わって体の調子を整えています。

 

自律神経は呼吸器、循環器、消化器などからだの重要な器官の働きを調整しているため、

乱れが起きて活動と休息モードの切り替えが上手く行えなくなると

不眠、だるさや便秘、頭痛、ほてり、イライラ、動悸などの症状が出ることも。

 

朝食をとると体のスイッチを入れ自律神経を目覚めさせ、活動モードに切り替えます。

そうやって副交感神経が優位な休息状態から活動状態に切り替えてから活動を始める事で、

自律神経を整え気持ちを安定させる効果があるのです。

 

この朝食によって自律神経を整える作用が強いのは起きてから1時間以内

 

体を活動モードにしないまま活動を始めるのは効率が低下するばかりか

体に負担をかけるため、きちんと朝食をとるようにしましょう。

 

 

朝に食べると良いものは?

ご飯やパンなどの炭水化物は脳にエネルギーを与えるため重要ですが、

全く食べないよりは良くてもそれだけでは不十分。

 

主食となる炭水化物に加え、

筋肉など体を作り代謝を上げ、体内時計をリセットさせる力を持つたんぱく質、

体の調子を整えるビタミンやミネラルと言った栄養素を含んだ食材をとるのが

理想的な朝食となります。

 

また、朝は夜寝ている間に汗をかき体がカラカラの状態。

体を冷やさないようぬるま湯やお湯をコップ1杯飲んで水分補給をしましょう。

 

・たんぱく質を含んだ食材

牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、納豆や豆腐などの大豆製品、卵

 

・ビタミン、ミネラルを含んだ食材

サラダなどの野菜類、バナナやキウイ、リンゴなどの果物類

 

体を温めるもので血行促進を

寝起きは休息状態のため体温が低下して血行が悪くなっている状態です。

そのため冷たいものは避け、温かい味噌汁やホットミルク、

コーンスープなど体の温まるものをとって体を温めましょう。

 

朝に胃腸が温まると一日を通して体の活動が活発になるため、血行が良くなって

代謝が上がって肌の新陳代謝が活発になり、肌荒れ、シミ、そばかす、

くすみ、くま、しわの改善などの美容、アンチエイジング効果が期待出来ます。

 

 

一日3食が健康美肌の基礎に!

朝食をきちんととる事で生活リズムが整い、

肌荒れ防止や美肌、アンチエイジングに繋がります。

 

それ以外にも昼食は活動するためのエネルギーを補給、

夕食は眠っている間に体や肌を作り休めるための栄養補給としての役割があります。

一日3食、栄養バランスの良い食事をとって体の中から調子を整えましょう。