スキンケア用品の使い方と順番は?初心者にもわかりやすく解説

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普段からのお手入れをなんとなくの適当な順番でしていたり、

使い方やそのタイミングも自己流だったりしませんか?

これまでスキンケアに無縁だった方や、

ちゃんとした順番で、正しいスキンケアの方法を知りたい!と言う方に

分かりやすくスキンケアのやり方をお伝えします。

 

 

スキンケアをするタイミングは?

お手入れの方法を知る前に大事なことがひとつ、

それは一日のうちのいつスキンケアを行うべきか。

答えは朝の時間と夜お風呂に入った直後の時間です。

 

・なぜ朝の時間にスキンケアをするのか

夜にきっちりスキンケアを行っていたとしても、

寝ている間に分泌された皮脂や部屋に舞っているダニやほこりなどの

ハウスダストが肌に付着しています。

こういった汚れをしっかりと落とす事で肌に良い状態を保てたり、

保湿を行う事で日中活動する際の肌へのダメージを減らす事が出来るからです。

 

・なぜ夜入浴直後の時間にスキンケアをするのか

夜お風呂の直後は入浴によって汚れと共に

皮脂などの肌を守る成分も洗い流され、放置すると乾燥してしまうなど

肌にとって危険なタイミング。ここできっちりとケアを行う事によって

睡眠時間中にもお肌に良い状態が保てるのです。

 

朝のスキンケアの順番とやり方

1.洗顔で汚れを落とす

しっかりと汚れを洗い落とす事で肌を清潔に保てる他、

その後に使用する化粧水などの効果も高くなります。

洗顔料をよく泡立て手のひらや指の腹で肌をこすらないよう優しく顔に広げ、

ぬるま湯で洗い流しましょう

摩擦や熱いお湯は肌にダメージを与えてしまいますし、

冷たい水では脂分の汚れが上手く落ちません。

 

重要なのは皮脂を必要以上に洗い落としすぎない事。

多すぎると害になる皮脂ですが、肌を守る役割もあります。

そのため元々皮脂の少ない乾燥肌の方や、

刺激に弱い敏感肌の方は洗顔料なしで軽く洗い流すのも良いでしょう。

ご自身の肌質と相談して決めてみてください。

 

また、洗顔後顔をタオルで拭く時は、なるべく肌ざわりのよいもので

優しく肌に押し付けるようにして水分をふき取りましょう。

ゴシゴシとこするのはNGです。

2.化粧水で保湿する

汚れを洗い落としたら次は保湿です。肌に水分を補給し潤いを与えることで

バリア機能が高まり、強く健康でキメ細かい肌がつくられます。

洗顔後は皮脂などが洗い流された状態で、一時的に刺激に弱い状態となっているため

直ぐに化粧水をつけるようにしましょう。

 

片方の手のひらに適量を乗せ、

両手に広げぎゅっと押し付けるように顔の中心から外側へ広げていきます。

顔全体に化粧水が広がったらもう一度中心部から同じように外側へ同じようにします。

これを2、3回繰り返し肌に馴染ませるようにしましょう。

一か所あたり数秒かけて手のひらを押し付けるようにすると、

化粧水が温まり肌に馴染みやすくなる効果もあります。

 

この時重要なのは化粧水の量が少なすぎないよう注意すること。

一度に500円玉程度の量を使うのが良いとされているため、

2,3回に分けきちんと適量を使うようにしましょう。

 

3.美容液で気になる部分のケアを

手のひらに適量(1円玉程度)を取り両手に広げ温め、

化粧水と同じように顔の中心から外側に向けて優しく広げていきます。

特に気になる部分には重ね塗りをし、目元や小鼻などに塗り残しのないようにしたら

手のひらで顔全体を10秒ほどやさしく押しこみ、しっかりと馴染ませます。

 

4.乳液(クリーム)で潤いを逃がさない

化粧水や美容液を付けただけでは折角浸透させた

水分や美容成分が直ぐに蒸発してしまうため、

その上に乳液・クリームを塗ることでそれらを逃がさずしっかりと効果を引き出すことが出来ます。

 

乳液の塗り方も他のものとほぼ変わりません。

手のひらに適量、

乳液では10円玉程度、クリームではパール1粒分程度を取り両手に広げます。

顔の中心部から外側に向けてなるべく擦らないようぺたぺたと優しく広げていきます。

乾燥しやすい目元、口元には必要に応じて重ね塗りしましょう。

最後に手のひらで顔全体を抑えしっかりと馴染ませます。

 

また、この後に日焼け止めやメイクをする場合は少し軽めに塗る、

乾燥肌の方の場合は少し多めに、オイリー肌の方の場合は少なめに塗るなど

ご自身の肌質や状況に合わせて塗る量を変えると良いでしょう。

 

5.日焼け止めで紫外線から肌を守る

夏の日差しが強い時期にしか日焼け止めは塗らない、と言う方も多いかもしれませんが、主に5月~8月がピークのUVBに対し、

シワ、シワ、たるみの原因となるUVAは一年中降り注いでいます。

そのため日中の紫外線から肌を守るために日焼け止め、または日焼け止め効果のある化粧下地を使用します。

 

日焼け止めを塗る場合、

少し少な目の量を両側の頬、ひたい、鼻、あごに日焼け止めを置き、

その順に人差し指と中指の腹を使い

顔の形に添うように優しく広げムラなくそれぞれ塗り広げていきます。

塗り終わったらもう一度同じことを行い重ね塗りをしましょう。

一度に全部塗ろうとすると塗りムラが出来やすいため2度に分けて塗ります。

 

紫外線の防御効果がどの程度あるかは、

SPF値(10~50) ---UVB=日焼け、シミなどの原因になる

PA値(+~++++)---UVA=シミ、シワ、たるみの原因になる

をそれぞれ見て季節や状況に合わせて選びましょう。

値が高いほど、+の数が多いほど防御効果が高くなっています。

 

夜のスキンケアの順番

 

朝の場合でも夜の場合でもそれぞれのやり方自体は同じです。

重複している部分のやり方については朝のスキンケアの欄をご参考下さい。

1.クレンジング

主に化粧や、毛穴の汚れを落とすために行うクレンジングは

洗顔の前に行う必要があります。

 

また、使用するクレンジング剤によって、手や顔が濡れている状態では上手く落とせないものもあるため、その場合クレンジングを行うタイミングを変える必要があります。

 

・濡れている状態では使えないクレンジング剤の場合

入浴直前にクレンジングをするのがおすすめです。

帰宅後直ぐにメイクを落としたり、しっかりと洗顔までしたほうがいいのでは?と

思う方もいるかもしれませんが、よほど敏感肌の方でなければそのくらいの時間では

肌への影響はあまりありませんし、クレンジングをすると少なからず肌が乾燥するため

なるべくケアを行うまでの時間は短い方が良いです。

洗顔も皮脂なども洗い流してしまいバリア機能が一時的に落ちるため、

入浴の後にした方がダメージがありません。

 

・濡れている状態でも使えるクレンジング剤の場合

入浴してから、お風呂を出る直前にクレンジングを行いましょう。

体を温める事によって毛穴が開き、汚れが落ちやすい状態となります。

またクレンジングの後直ぐスキンケアに移ることによって

肌が無防備な時間を極力減らす事が出来ます。

 

クレンジングのやり方

まずは手指をしっかりと洗い、水分をふき取ります。

*ポイントメイクは専用のリムーバーなどで先に落としておきます。

クレンジング剤を手に広げたら、皮脂の多い部分から順番に洗っていきます。

  • Tゾーン(ひたいから鼻の部分)
  • 両頬とその周囲
  • 目元

手に広げたクレンジング剤を、押し付けるようにして上記の順番に

ペタペタと広げていきます。馴染ませるように広げるだけでメイクなどの

汚れは落ちているため、擦ったりする必要はありません。

 

一通り広げ終わったらもう一度クレンジング剤を手に取り、口元や目元など塗り残しが無いよう念入りに顔全体に同じようにペタペタと広げ、その後数秒プレスして馴染ませましょう。

 

それが終わったら水で手を濡らし、同じように擦らないように顔に水分を広げます。

そうしたら後は手で擦らず、抑えるようにぬるま湯で洗い流しましょう。

最後にタオルで顔を優しく抑えるようにして水をふき取って終わりです。

 

2.洗顔

クレンジングの後は洗顔です。

メイクをしていない場合や、ナチュラルメイクの場合

W洗顔は必要以上に皮脂などの保湿成分を洗い流してしまう恐れがあるため、

クレンジングを省き洗顔のみ行うと良いでしょう。

 

夜に行う場合でも朝の時とやり方は変わらないため、同じようにして下さい。

3.化粧水

入浴直後は肌からどんどんと水分が抜け落ちていっている状態です。

このタイミングでしっかりと水分の補給と保湿をする事によって

潤いのある肌がつくられます。入浴や洗顔後に間を開けないことで

より効果的なケアを行う事が出来ます。

 

また、化粧水をより浸透させやすくする導入液(ブースター)を使う場合は

洗顔後、化粧水を使う直前のタイミングで使用するようにしましょう。

4.美容液

肌に栄養を与えることでより美しく保つことが出来ます。

夜眠っている間の時間に肌は作られているため、美容液の重要度は高いと言えます。

しっかりとしたケアをすれば毎日の肌のハリも違ってきます。

 

5.乳液(クリーム)

美容成分や水分が逃げださないよう保湿するためにこれらは欠かせません。

夜は朝と比べてこれ以上塗るものがないため、

しっかりめに塗るのがおすすめです。

 

パックを使う場合の順番は?

パックを使う場合は、どんなタイプのパックかによって使うタイミングが変わります。

 

・シートタイプ、マスクタイプのパック

化粧水の後に使用しましょう。

美容液がたっぷり染み込んでいるため、美容液の代わりに使うのが一般的です。

・ピールオフパック

クレンジングや洗顔の後に使用しましょう。

毛穴汚れや角質を取り除くためのパックのため、

クレンジングや洗顔と同じような効果だと言えます。

・洗い流すパック

洗い流すパックにはそれぞれ目的が違うものがあり、

それによって使用するタイミングが異なります。

基本的には角質パックなどの汚れを落とすのが目的の場合には洗顔の後に、

保湿や美容目的のものは化粧水の後に使うのが良いでしょう。

・スリーピングマスク

スキンケアの一番最後、乳液(クリーム)を塗った後に使いましょう。

 

オールインワンジェルを使用する場合は?

オールインワンジェルには化粧水、美容液、乳液(クリーム)の成分が

配合されているため、洗顔の後に使用し、他のものを使う必要はありません。

 

・オールインワンジェルの塗り方

清潔な手で適量を手のひらに取り、両頬、ひたい、あごに人差し指と中指で乗せます。

指の腹で顔の内側から優しく広げていき、小鼻や目元、口元、フェイスラインなど

塗り残しの無いようにし、

最後に手に残ったジェルを手のひら全体に広げ、

顔全体を手のひらで数秒間プレスし肌に馴染ませます。

 

顔だけでなくからだ全体にもスキンケアをする場合は?

手入れの順番ややり方は顔の部分と同じように考えて貰って大丈夫です。

基本的に使うのは化粧水と乳液(クリーム)となります。

 

朝の時間や夜お風呂に入った直後に乾燥の気になる部分に化粧水を使い、

その後乳液(クリーム)を塗ります。

背中と胸の上側の部分は皮脂の分泌が多いため塗るとしても薄めに、

乾燥のしやすい脛(すね)、ひじ、膝、足の裏部分は念入りに塗ると良いでしょう。

 

塗り方もごしごしと擦らず、

顔と同じように手のひらから押さえつけるように丁寧に。

他の体の部位は顔ほどデリケートではありませんが、油断禁物です。

 

またボディ用の化粧水と言えるボディローションや、

ボディ用の保湿用アイテムと言えるボディクリーム(バター)などもあるため

興味のある方はそちらを使用してみても良いでしょう。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

スキンケアは正しい順序で正しく行うのと、

適当にやってしまうのでは大きく結果に差が生まれます。

この記事が皆様の健康で美しい肌の作りのお役に立てば幸いです。