肌荒れを悪化させる要素5つとその対策

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いつの間にか肌が乾燥してガサガサになってしまった!とか、

赤くなってかゆい!となってしまった事ありますよね。

放っておいてもすぐ治ることもあれば、薬を塗ってもなかなか良くならず

いつまでもしつこく残り続けて悩みの種になってしまう事も。

そんな事態を回避すべく、

 

健康肌を目指す方に役立つ肌荒れを悪化させる要素5つとその対策をご紹介します。

 

 

 

空気の乾燥

 

お肌にとって空気の乾燥は一番の天敵。

空気が乾燥していると肌の中の水分が失われ、潤っていた肌がガサガサの状態に。

すると肌の持っていたバリア機能が低下し、

ちょっとした刺激でも赤みやかゆみが引き起こされてしまうように。

またアレルゲンなどにも弱くなるなど、

様々な要因での肌の状態の悪化が起こりやすくなってしまいます。

 

・空気の乾燥の原因は?

 

空気が乾燥する季節と言えばを思い浮かべるかと思います。

一般的に快適な湿度は40~60%と言われますが、

冬になると地域や日によっては30%以下になったり、それを大きく下回ることも。

また空気を乾燥させる要因として他にも、

 

  • 長時間のエアコンの使用
  • ファンヒーターやストーブなどの暖房器具の使用

 

などが挙げられます。夏でもエアコンをつけっぱなしで換気も行わない

と言う状況だと空気は乾燥していきますし、

冬場では多くの人が暖房をつけっぱなしにしがちです。

 

・空気の乾燥の対策は?

一番単純な対策としては加湿器を使う事が考えられます。

最近の加湿器では空気清浄機能付きであったり、

湿度の自動調節機能がついていたりと手軽に部屋の乾燥を防ぐことが出来ます。

 

加湿器がない場合など、加湿器を使わない乾燥の対策としては、

 

  • 洗濯物を部屋干しする
  • 部屋に水の入った桶などを置く
  • お風呂場の扉を開けておく
  • 霧吹きに水を入れ軽くスプレーする
  • マスクを着用し自身の吸う空気を乾燥していないものにする

 

などがあり、比較的簡単に出来るものも多いためこちらもおすすめです。

要は水蒸気を発生させたり、保湿したい部屋に水分があれば乾燥を防げるため、

自身のやりやすい方法で対策をするのが良いでしょう。

 

また、空気が乾燥していると体の中も水分不足になりがちです。

きちんと水分補給をして体が乾いてしまわないようにしましょう。

 

肌の汚れ

 

疲れがたまっていたりどうしても眠い、といって

お風呂に入らずベッドに入ってしまったり

休日だからと寝間着を着替えずに過ごしてしまうなど、

言ってしまえば「体が不衛生な状態」になっている事、ありませんか?

しかしお肌から見るとこの行為、トラブルを引き起こす危険性があるんです。

 

・毎日お風呂で体の汚れをしっかり落とそう

 

私たちの体は毎日新陳代謝をしており、常に新しいものに生まれ変わっています。

そうすると当然アカや汗、皮脂、などで体の汚れも溜まっていきます。

これを放置してしまうと肌に悪さをする雑菌が増え、

にきびや皮膚炎などの肌トラブルを引き起こしてしまう事に。

 

毎日お風呂に入って汚れを落とすというのはとても大事な事なんですね。

 

 

 

・手洗いを意識して手指を清潔に保とう

既に軽くでもかゆみなどの症状がある場合や、

くせやストレスでぽりぽりと体を掻いてしまうなど

私たちは無意識のうちに手で体を触っています。

その時に手指が不衛生だと、肌に雑菌が入り込み肌トラブルを起こす事も。

患部を触った場合にも、手指に雑菌がうつり、

その雑菌だらけの手で他の部位に触ることで触った場所に症状が出てしまうなど、

悪循環が発生してしまいます。

 

外出から帰ってきた時や、患部(特にじゅくじゅくの状態は注意)に触ってしまった時には

ハンドソープなどで手を洗い、清潔に保つことを意識しましょう。

特に指先や爪の間などを特に念入りに洗う事で、雑菌が患部に入ってしまう事を防げます。

 

 

 

寝不足や不規則な生活

 

「寝不足は美容の大敵」なんてよく言いますよね。

この言葉通り睡眠はお肌の健康に大きく影響しています。

寝不足や不規則な生活リズムがどのように肌に悪影響を及ぼすのか見てみましょう。

 

・なぜ寝不足になると肌に悪影響があるのか

肌も他の細胞と同じように新陳代謝が行われており、

これをターンオーバーと言います。

古い皮膚と新しい皮膚がターンオーバーによって入れ替わり、

日焼けや傷などが出来てもこれによりいずれ消えていきます。

 

正しい時間に十分な睡眠をとることで成長ホルモンが分泌され

ターンオーバーが起こり、健康な肌がつくられているのです。

 

ですが寝不足になると成長ホルモンの分泌が十分に行われず

ターンオーバーのサイクルが乱れ、結果肌荒れが引き起こされます。

 

 

・不規則な生活も要注意

一日のうち成長ホルモンがもっとも分泌されるのは夜の間で、

ターンオーバーが活発に行われるのは睡眠後3時間だと言われています。

 

つまり、不規則な生活でそもそもの睡眠時間が足りていなかったり、

ターンオーバーが活発に行われる時間に眠っていなかったりすると

肌荒れが起きやすいと言えるでしょう。

 

また睡眠の質も成長ホルモンの分泌に関係するため、

 

  • 眠りが浅くなるため就寝前のPCやスマホは避ける
  • 入浴は就寝3時間前までに済ます
  • 寝る前のカフェインの摂取は避ける
  • 寝る前にコップ1杯の常温の水を飲む
  • 清潔なベッドや布団、リラックス出来る静かな状況で眠る

 

以上の事を実践してみるとよりよい睡眠をとることが出来るでしょう。

 

 

 

ハウスダスト

ハウスダストとは、家に存在する1㎜以下のちいさなホコリやチリ、

ダニや昆虫の死骸やフン、抜け毛やフケ、土や砂、花粉、カビ、食べかすなど

アレルギーを引き起こしかねない様々な物質の事をさします。

 

とても小さいため空気中にまじって舞い上がり、それを吸ってしまう事で

喘息やアトピー性皮膚炎などの症状を引き起こします。

 

それまで症状を持っていなかった方でも

急にアレルギーを発症することもあるので注意が必要です。

 

アレルギー物質の中でも特に注意が必要なのがダニです。

 

餌が少しでもあるとダニはどんどんと繁殖し、

フンや死骸をまき散らし大きなアレルゲンとなっています。

 

・ハウスダストの被害を抑えるには?

 

一番重要なのはこまめな掃除です。

ダニの食べ物となっている人間のフケやアカ、食べかすなどを

取り除くことで繁殖を抑えられ、

ダニそのものや死骸も取り除けるためなるべく毎日掃除を行うのが理想だと言えます。

 

・こまめに掃除するべき場所やモノ

 

1.寝室

布団やまくら、その周辺には髪の毛やふけ、皮脂などが落ちやすく、

ダニが発生しやすい環境となっています。死骸やフンを寝ている最中に

吸ってしまう事も多いため特に気を付けたい場所です。

 

2.浴室や洗面所

 

湿度が高いためカビが発生しやすく、タオルなどの繊維も多いのでホコリも

たまりがち。髪の毛なども抜け落ちているためハウスダストが多い場所です。

 

3.カーテン

カーテンには多くのダニが潜んでおり、ホコリも発生しやすい場所です。

窓の結露の影響を受けからカビなどが発生することもあるため、カーテンそのものや、カーテンレールなども掃除を行いましょう。

 

4.押し入れ、クローゼット

衣類から発生するほこりや、閉め切った環境の湿気が

ダニにとって良い環境となっています。

高温多湿の状況ではダニもカビも繁殖しやすい環境となるため定期的に換気も行いましょう。

 

5.リビング

寝室とともに、リビングは人の落とす髪の毛やふけ、皮脂などが多い場所です。

特にカーペットなどを敷いている場合はそこにダニが多く発生しがち。

長時間過ごすことも多い場所なのでこまめな掃除を心がけましょう。

 

 

・ハウスダスト対策に効果的な掃除の仕方

 

ひとくちに掃除と言っても適当に掃除機をかけるのと、

しっかりしたやり方でやるのとでは結果が大きく違ってきます。

そこでハウスダストをきちんと取れる掃除の要点をご紹介します。

 

1.まずは高いところから順番に

ハウスダストは非常に小さいため、床にいきなり掃除機をかけてしまうと

空気中に舞い上がり、掃除では取り除けなくなってしまいます。

そのため照明器具や家具などから掃除することであまり舞い上がらせずに

取り除くことができます。

 

2.掃除機の前にモップなどで拭き掃除を

空気の流れが出来るとハウスダストが舞い上がってしまうため、

先にモップで拭き掃除を行うのが良いでしょう。上の場所を掃除するのに

ハタキを使うのはハウスダストが散ってしまうためオススメしません。

 

3.朝に部屋を閉め切った状態で掃除するのがベスト

ハウスダストは少しの空気の流れでも空気中に舞ってしまうため、

人が動きが少ない深夜に床面に落ち、人が動きが出すとともにまた空気中に舞っていきます。

そのため多くのハウスダストが床に落ちている状態の朝が

一番掃除に適していると言えます。

 

また掃除中に窓を開けて換気するというのはやってしまいがちなのですが、

外からの空気の流れもハウスダストを舞い上がらせる原因になるので、

換気は掃除が終わった後にするのが良いでしょう。

 

4.掃除機をかける時はゆっくりと丁寧に!

掃除機をかけて大きな汚れを取り除いたらそこはもう綺麗になった

と思い込んでしまいがちですが、

きちんとしたやり方で無ければ目に見えないハウスダストは全く取れていない事も。

 

そこで掃除機をかける時のコツをお教えします。

 

 

・掃除機は奥から手前に引いて使う

 

ありがちなのが掃除機を手前からぐっと奥に押して、

そこからまたスッと手前に戻して押す、と言う掃除機のかけ方です。

 

しかし実はどの掃除機も押す時より引く時の方が吸引力が強く

より多くのゴミが取れるようになっています。

と言うのも、掃除機はヘッドの回転ブラシがゴミをかきあげ、それをノズルから吸う

構造になっているのですが、ぐっと押しこむようなかけ方をしてしまうと

床とノズルが密着しすぎて上手く吸い込めなかったり、逆に浮きすぎてしまうのです。

 

 

掃除機を奥から手前に引くイメージで往復5秒ほどかけてゆっくりとかける

効率よくゴミを吸い込むことが出来ます。

面倒だからとあまりにもはやく往復させてしまうと殆どゴミが取れず、

折角掃除をしたのにたいして変わらないという事態になりかねないので、

多少面倒でも丁寧にやる事をオススメします。

 

 

・フローリングなどでは弱を、カーペットでは強を使う

吸い込む力が強くて綺麗になりそうだからと、

どこを掃除するにも吸い込みの強さを強にしていませんか?

 

実はフローリングなどゴミを吸い取りやすい場所の場合では、

弱でも強でもとれるゴミの量は変わりません。

強を使うのはカーペットやじゅうたんなど、強く吸い込む必要があるものだけでOKなんです。

 

ただし、毛足が長くノズルに張り付いてしまうようなもので強を使うとノズルがふさがってしまい、殆ど吸い込みが出来ないということがあります。

その場合には弱にしてノズルがふさがらないようにするとよいでしょう。

またそういったカーペットは奥の方にゴミやハウスダストが溜まりがちなため、

様々な方向から優しく、特に時間をかけて念入りに掃除機をかけるようにしましょう。

 

 

・掃除する場所やモノによってノズルを使い分ける

普段使っている主に床などを掃除するのに適していて、

狭くてうまく動かせない場所や、細々とした隙間を掃除するのは向いていません。

そういった場所を掃除する時にはきちんとノズルをつけかえて掃除をすることで

グッと綺麗にすることが出来ます。

 

 

 

肌への刺激

私たちの肌は普段の生活の中で、常になりかしらの刺激を受けています。

健康な時にはなんてことなかった刺激も、

体調によっては肌荒れを引き起こす原因になることも。

 

 

見落としがちな肌荒れの原因となる刺激や、その対策を一緒にご紹介します。

 

1.間違ったお風呂の入り方

生活の中で欠かせないのが入浴。

健康に良さそうなイメージのあるお風呂ですが、間違った入り方をしていると

その影響で肌がボロボロになっているかもしれません。

 

熱いお風呂

お湯に浸かる事で体の汚れが洗い落とされるのですが、

この時熱すぎるお湯は肌を保護している皮脂や保湿成分を流れ落とし、

肌を無防備な状態にしてしまいます。すると肌が乾燥しかさかさの状態に

また既に肌荒れがある肌の場合、熱いお湯はかゆみを誘発するためそれも良くありません。

38℃~40℃程度のぬるめのお風呂に入るようにしましょう。

 

長風呂

ぬるめのお湯だとついやってしまいがちなのが長風呂。

長い時間入浴してしまうと、肌がふやけて物質が浸透しやすくなり、

肌を保湿している成分がお湯に流れ出てしまい、こちらも乾燥肌の状態に

 

肌の事を考えるなら湯船に浸かる時間は15分以下に抑えるのが良いでしょう。

 

間違った体の洗い方

こちらもお風呂に関することですが、絶対にやってはいけない体の洗い方があります。

それは刺激の強いタオルなどでゴシゴシとこするように洗う事です。

 

肌は非常にデリケートなため強い摩擦を受けると直ぐに傷つき、

炎症を起こしてしまいます。また肌を守る成分がそぎ落とされることで

乾燥肌の原因にもなるため、お肌の事を考えるなら絶対にするべきではありません。

 

正しい体の洗い方としては、

手のひらに少量のボディソープを乗せ泡立て、やさしく肌を滑らせるように洗う事。

擦る必要はなく、泡を広げる程度の洗い方で十分です。

 

また毎日お風呂に浸かっているのであれば、

ボディソープやせっけんを使うのも2,3日に1回でOK。

普段生活の中で付着する汚れは湯船につかるだけでも十分洗い流せるため、

毎日ボディソープなどを使って洗い流すのは皮脂の取りすぎで逆効果に。

ただし背中と胸の上側、わきは皮脂の分泌が多い場所のため毎日洗ってもOKです。

 

もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください

 

肌に良いお風呂の入り方!肌荒れを起こさない正しい入浴法 - 健康肌care

 

2.肌ざわりがちくちくとしたり、締め付けの強い服を着る

普段の生活の中で体に一番刺激を与えてるのが服です。

健康であればなんて事の無い刺激でも、

肌が弱っていたり敏感肌の人には大きな影響を与えます。

 

ちくちくとした肌触りの服は少し動いて擦れるだけで肌に刺激を与えますし、

その状態が続くと大きなストレスにもなりえます。

 

また、締め付けが強いタイトな服を着たり、

女性ならばブラジャーやショーツ、男性でもパンツなどの下着も

硬くぴっちりとしたモノをはいてしまうと強く摩擦が起こり

そこから肌荒れが発生する事は少なくありません。

 

肌荒れに悩んでいる方は

  • 縫い目がフラットで刺激が少ない
  • タグがプリント式でちくちくしない
  • 綿やシルク、麻など肌触りの良い素材の服を選ぶのがおすすめです。

 

3.肌を掻いてしまう

ムレてしまったり虫刺されや肌荒れでかゆみが出てしまった部分を掻くと、

ヒスタミンと言うかゆみ物質が分泌され、

更にかゆみを呼び起こしどんどんと酷くなっていきます。

強く掻くと一時的にかゆみは収まりますが、

角質が剥がれ落ち細胞が傷つき、余計に刺激に敏感な状態の肌になり、

症状は悪化していきます。

例えかゆくなってもなるべく掻かないよう心がけましょう。

 

かゆみを抑える方法としては、

医薬品を使うほか冷やしたタオルやおしぼりなどを当てるなど

かゆみのある部分を冷やす方法があります。

またかゆみがどうしても我慢できない場合には

肌を傷つけないよう爪ではなく指の肌で掻くようにしましょう。

まとめ

何もかもに全てに気を付けると言うのは難しいかもしれませんが、

出来る範囲で少しずつやってみるだけでも肌荒れの改善に効果があります。

肌が荒れてしまう時は一瞬ですが、健康な肌は一日にしてならず。

こつこつと積み重ねてキレイな肌を手に入れましょう!