オイリー肌を治すには?体質改善のためのポイント3つ

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額や鼻がてかてかして気になったり、

ニキビや吹き出物が出来やすくて困ってしまうのがオイリー肌。

皮脂の分泌が多いと毛穴も目立ちやすく、お悩みの方が多いと思います。

 

そんなオイリー肌を治すにはどうしたらよいのか、

オイリー肌になる原因と体質を改善するためのポイントを見ていきましょう。

 

 

オイリー肌になる原因は?

1.ホルモンバランスの乱れ

女性にとってホルモンバランスは皮脂の分泌量に大きく影響しています。

生理前や思春期になるとホルモンのバランスが崩れ、女性ホルモンの1種であるプロゲステロンの量が増加します。また、ストレスを受けると女性であっても男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が増えます。これらは皮脂の分泌を促すホルモンのため、生理前、思春期と言った時期には皮脂の分泌が多くなり、毛穴詰まりを起こしニキビや吹き出物と言った肌トラブルが多くなります。

生理や思春期においては一時的なホルモンバランスの乱れのため、1~2週間もすれば

皮脂の過剰分泌はおさまりますが、睡眠不足など生活習慣からくる

ホルモンバランスの乱れは改善しなければずっと続くため、それらを改善する事が

オイリー肌の体質改善に必要となります。

 

2.偏った食事

オイリー肌の人が特に注意したいのが脂質です。脂質は体を作るのに欠かせないエネルギー源となる栄養素ですが、多くとりすぎると皮下脂肪となって肥満を招く以外にも、

皮脂の分泌量を増やしオイリー肌を助長してしまいます。お肉や揚げ物など脂っこいものにたくさん含まれているため、食べ過ぎには注意しましょう。

また、糖質のとりすぎもインスリンの分泌を促し、皮脂の量を増加させます。

脂っこいもの、炭水化物、甘いものはなるべく控えるようにしましょう。具体的には

お肉や揚げ物、ご飯やパン、クッキーやケーキなどはオイリー肌の原因となります。

肉や揚げ物を中心にご飯をたくさん食べると言った食生活を送っていた場合、

それらが原因となってオイリー肌になってしまっている可能性があります。

 

3.間違ったスキンケア方法

オイリー肌の方がやってしまいがちなのが皮脂を念入りにとりすぎることです。

皮脂は本来水分の蒸発を防ぎ刺激から肌を守るために必要なものです。そのため

一日に何度も洗顔したり、油取り紙や拭き取り化粧水などで皮脂を取り除くなど

して必要な分の皮脂まで無くしてしまうと、体は「肌を守るための皮脂が足りない!」と

感じて皮脂の分泌をさらに増やしてしまうのです。また、普段のスキンケアの時にも

ごしごしと擦るなど刺激を与えるやり方をしてしまっていると、肌がダメージを受けバリア機能が低下し、弱くなった肌を刺激から守ろうと皮脂の分泌を増やしてしまいます。

そう言った間違ったスキンケアを正しいケア方法に変えオイリー肌を改善しましょう。

 

オイリー肌を改善するためにやるべき事

1.肌に優しいスキンケアを行う

沢山の皮脂を放置すると毛穴詰まりやニキビの原因となるアクネ菌が増えてしまうため、クレンジングや洗顔でそれらを取り除くこと自体は必要です。

ですが洗浄力が強すぎて洗った後に肌のつっぱりを感じるようだと、皮脂の取りすぎで

逆効果になることもありえます。クレンジング剤や洗顔料は刺激の少ないものを選び、

皮脂をとりすぎずに洗えるものにしましょう。

また洗顔は朝と夜入浴後の2回までにし、洗顔の後にきちんと保湿ケアを行うようにしましょう。洗顔の後にきちんと化粧水を使い水分を補給し、乳液などで保湿する事で水分と油分のバランスが整い良い状態になりやすくなります。このケアの直後は

てかりを感じやすいですが、続けることで自然と肌がバランスをとるようになり、

皮脂の過剰分泌が抑えられオイリー肌が改善する可能性があります。

皮脂が多いのだから保湿は必要ないのでは、と思うかも知れませんが化粧水などで補給した水分はそのままだとすぐに蒸発してしまい殆ど意味がありません。

水分を補給した肌に乳液やクリームを塗り蓋をしてあげることによって、

水分の蒸発=乾燥を防ぎ、必要以上の皮脂の分泌を抑えることに繋がります。

 

・洗顔のやり方

泡を広げてごしごしとこするようにすると洗っている感は出るものの、

摩擦で肌にダメージを与えバリア機能の低下を招き

トラブルの起きやすい傷ついた肌になってしまいます。肌に極力ダメージを与えずに洗うには、熱すぎないぬるま湯を使う事、洗顔料を良く泡立て顔に乗せるように広げることが大事です。

 

皮脂の分泌量の多いTゾーン(ひたい、鼻)から泡を乗せ、頬などにも乗せたら円を描くように擦らず優しく広げていきます。目元や口元などの細かい部分は指の腹を使い、洗い残しの無いようにします。洗顔料が余分な皮脂だけを取り除いてくれるため、こすらずとも綺麗になります。

 

それが終わったらぬるま湯を両のてのひらにため、そのまま顔に押し付けるようにして泡を洗い流しましょう。流し残しのないようにぬるま湯ですすいだら、タオルを押し付けるようにして水分をとりましょう。押し付けるようにして水分をとることで摩擦せずにすみます。

 

・保湿ケアのやり方

洗顔の後に手のひらにたっぷりの化粧水を取り、手全体に広げましょう。

両手がしっかりと濡れるくらいの量が適性です。

顔全体にペタペタと化粧水を広げ、目元口元などの細かい部分も付け残しの無いようにしっかりと指の腹を使って広げます。

一通り付け終わったら手のひらを押し込んで化粧水を馴染ませましょう。

水分がきちんと馴染んだら蒸発してしまわないようすぐに保湿します。

 

オイリー肌は皮脂が多く出るため、油分の少ない乳液を使い水分が逃げないよう保湿します。

手のひらに10円玉分ほどの乳液を取ったら手全体に広げ、頬、目元、口元、フェイスライン、額、鼻の順に内側から外側へ向けて円を描くように優しく広げていきましょう。

皮脂の分泌が少ない頬や目元、口元には大目に塗り、皮脂が多い額や鼻には少なめにするなど塗る場所によって量を調整するのもポイントです。

乳液は水分量が多めで滑りが良くないため、塗る際には押し込むようにして優しく広げましょう。

 

・油取り紙の使用はほどほどに

油取り紙などは皮脂の取りすぎになってしまい逆効果なため、基本的には使わない方が良いです。そのため額や鼻のてかりがどうしても気になって嫌だという場合にのみの使用に留め、一日1~2枚の使用に抑えましょう。

 

 

2.バランスの取れた食事

脂質と糖質を取りすぎないのはもちろんですが、

糖質や脂質をエネルギーに変え健康な肌を作るビタミンB群や、

美容に良くストレスに強い体を作るビタミンC、

ニキビや吹き出物の原因にもなる便秘改善に役立つ食物繊維など

不足しがちな栄養素をとることで水分と油分のバランスが崩れがちな肌を整えることが出来ます。

 

これらが多く含まれている食材は以下のものがあります。

 

ビタミンB2 --- 納豆や牛乳、ヨーグルトなどの乳製品

ビタミンb6 --- 魚やレバー、鶏肉

ビタミンc   ---ピーマン(パプリカ)やブロッコリーなどの野菜、キウイやカキなどの果物

食物繊維  ---野菜やきのこ類、海藻、大豆製品やそのほか豆類

 

もちろんこれだけを摂っていればいいという訳ではありませんが、

普段の食事で脂質と糖質を減らし、これらを多めにとってみるとオイリー肌の体質改善に繋がるかもしれません。

 

また、食事だけでなくおやつから肌に良い栄養を摂るのもおすすめです。

詳しくはこちらの記事をご参考下さい

肌に良い栄養たっぷり!肌荒れに効くおすすめおやつ - 健康肌care

 

 

3.ストレスを溜めない生活

もとより万病の元となるストレスですが、ストレスを受けると皮脂の分泌を増やす男性ホルモンが増えると言った通り、オイリー肌を助長してしまいます。

なるべくストレスを避けた生活をしたいところですが、すべてのストレスを回避するというのは中々できることではありません。そのため何かしらのストレスを解消する方法を持ちましょう。

趣味に没頭する時間であったり、運動で頭を空っぽにしたり、ぐっすり眠ることなど人によってストレス解消法はさまざまですが、楽しいことや好きなことを見つけ自分なりにストレスを解消し、溜め込まないよう生活しましょう。

 

こちらの記事もご参考下さい

ストレスで肌がボロボロに!?肌荒れが起こる理由と対策 - 健康肌care

 

 

まとめ

オイリー肌の体質改善をするには正しいスキンケアに加えて

食事、運動、睡眠、ストレスの解消といった体の内側から変えていくケアが必要になります。ご紹介した方法を根気よく続け、からだの健康を保ちベストなお肌を手に入れてみて下さい。

 

 

 

 

乾燥肌の原因と対策!全身保湿でかゆみを抑えよう

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全身のかゆみや湿疹に悩まされがちなのが乾燥肌。

我慢していてもふと気を抜いた時に肌を掻いてしまい。

余計かゆみが酷くなってしまったなんてつらい経験あるのではないでしょうか。

 

そんな乾燥肌になぜなってしまうのか、その原因と対策についてお話します。

 

 

乾燥肌になるしくみと原因

健康な状態の肌は、中に水分を保ちそれを汗と皮脂からなる皮脂膜が覆うことで

うるおいとなめらかさを保っています。

しかし何らかの原因によって水分量や皮脂の量などのバランスが崩れると、

外部からの刺激へのバリア機能を果たしていた皮脂膜が十分に作られず、

肌の水分が蒸発し乾燥した肌になるのです。

バリア機能の低下した肌は少しの刺激にも敏感に反応し、かゆみを引き起こします。

そして掻いてしまうと肌がダメージを受け、余計にバリア機能が低下し酷い肌荒れになり、またかゆみが起こるといった悪循環が起こる可能性があるのです。

 

乾燥肌の原因肌の水分量の低下と、皮脂の少なさによるバリア機能の低下だと言えますが、では、それらは何が理由で起こっているのでしょうか。

 

肌の乾燥やバリア機能の低下を引き起こす原因には以下のものが挙げられます。

 

1.空気の乾燥

空気中の水分が減り湿度が下がると肌の水分が蒸発しやすくなり、

肌が水分不足になりやすくなります。夏などに比べて空気が乾燥する冬に乾燥肌になり、カサつきやかゆみが酷くなるという人が多いのはこのためです。

快適な湿度は40~60%と言われており、40%を下回ると目や肌、のどの乾燥を感じる他インフルエンザウィルスなどの活動が活発になり、逆に60%以上だとダニやカビの活発になります。

そのため常に50%程度の湿度の環境で過ごしたいところですが、

特に12月~2月あたりの湿度はとても低く、日や場所によっては10%を切ることもあります。さらに暖房器具などによっても湿度は下がるため、空気の乾燥による肌へのダメージは避けられないと言えます。

また、夏であってもエアコンを使うと部屋の湿度は低下するため、エアコンの使い過ぎによる乾燥には注意が必要です。

 

 

2.紫外線

紫外線に含まれるUVB(紫外線B波)に当たると日焼けを起こし、肌の水分が奪われてしまいます。このUVBの量は4月から増え始め5~8月の夏の時期にピークを迎え、1~3月には少なくなるため日焼けによる肌の乾燥は主に夏に起こると言えます。

紫外線は淡い色や薄い生地の場合服の上からでも通るため、露出された顔や手足はもちろん、隠れている部分にも塗るようにしましょう。

 

3.偏った食事などによる栄養の不足

肌を健康に保つためには、4週間で1周期の肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を乱さずに起こす事が大切です。ターンオーバーが乱れると肌の天然保湿成分が不足し、乾燥しやすく刺激に弱い肌になったり、水分と皮脂のバランスが崩れバリア機能の低下が起こったりします。

そしてターンオーバーの正常化に欠かせないのが食物からとる栄養素です。

特にビタミンやたんぱく質などが不足するとターンオーバーをきちんと行うための栄養が足りず、健康な肌が作られずにバリア機能の低下した弱く荒れやすい肌となってしまいます。

 

4.生活習慣の乱れ

肌のターンオーバーを正常に起こすには栄養をしっかりとる他にも、

質の高い睡眠を十分にとることが必要です。不規則な生活だったり、睡眠時間が短いなど満足な睡眠がとれていないと、寝ている間に分泌される成長ホルモンが不足し、その結果ターンオーバーがうまく行われなくなってしまうのです。

 

 

5.年齢によるバリア機能の低下

30代、40代、50代と年を重ねるごとに肌の水分量と皮脂の量は少なくなり、

乾燥しやすい肌になっていきます。特に皮脂の量は年齢とともに大きく落ち込み、

年を重ねるにつれ手厚いケアが必要になってきます。

 

 

6.肌に悪いお風呂の入りをしている

お風呂の入り方なんてほとんど意識していなかった、と言う方も少なくありません。

しかし実際には入浴による肌への負担は大きく、肌に悪いお風呂の入り方をしていると

それ自体が乾燥肌や肌荒れ、かゆみを引き起こす原因となります。

 

 

乾燥肌の対策にやりたい事7つ

以上の原因をふまえて、乾燥肌を防ぐのに効果的な対策をご紹介します。

 

・加湿して湿度を上げる

空気の乾燥に対しては加湿器を使い湿度をコントロールするのが一番確実ですが、

それ以外で手軽にできる方法にも以下のようなものがあります。

 

  • 部屋で洗濯物を干す
  • 部屋に大き目タオルや手ぬぐいを濡らして干しておく
  • 水の入ったコップや桶などを部屋に置いておく
  • お風呂場の扉を開けておく
  • 霧吹きを使い水を定期的に室内に満遍なく吹きかける
  • 観葉植物を置く
  • 暖房器具は石油、ガス式のものを使う(燃焼と同時に水蒸気が出るため乾燥しないため)

部屋の乾燥が気になる方は湿度計など湿度の測れるものを使い、

部屋の湿度を40%~60%に保つようにしましょう。

これを下回ると乾燥肌がすすみますし、やりすぎて上回るとダニやカビが活発になります。

 

・紫外線の対策をする

普段のスキンケア最後に日焼け止めクリームを塗り、日差しの強い日には直射日光を避けたり、UVカットの効果の大きい服を着るなどの対策をしましょう。

黒などの濃い色や厚手の服は日差しを吸収し紫外線を防ぐ効果がありますが、白などの薄い色、生地の薄い服は紫外線を通しやすいため服を着ていたのにうっすらと日焼けした、と言ったことが起こりえます。帽子や日傘、アームカバーなどを着用したり、

服の下の隠れている部分にまできちんと日焼け止めを塗り紫外線による日焼けを防ぎ

肌の乾燥を抑えましょう。

 

・肌に良い栄養をとる

脂質や糖質、たんぱく質をエネルギーに変え皮膚や粘膜の再生を手助けするビタミンB2や、皮膚の抵抗力を高め湿疹などの皮膚炎を予防するビタミンB6などをはじめとする

肌に良い栄養素の代表格であるビタミンB群や、

からだ全体を細胞を作るのに欠かせないたんぱく質、抗酸化作用により肌荒れを防いだり血行を良くしターンオーバーを促すビタミンCなど、

普段の食事やおやつなどでこれらの栄養が豊富に含まれた食材を意識して食べることで肌の健康を保ち、乾燥肌を防ぐことが出来ます。

 

 

・肌に良いお風呂の入り方をする

お風呂は体についた汗や汚れを落とすのに欠かせない習慣ですが、

同時に体を守る役割をもっている皮脂も洗い流してしまいます。

熱すぎる温度のお湯や長風呂、目の粗く硬いボディタオルで体をごしごしと洗うなど、

皮脂を取り除きすぎたり肌を傷つけたりすると乾燥肌が促進されてしまいます。

 

 

詳しくはこちらの記事をご参考下さい。

肌に良いお風呂の入り方!肌荒れを起こさない正しい入浴法 - 健康肌care

 

 

・質の高い睡眠を取る

そもそもの睡眠時間が足りていなかったり、寝ることは出来ても途中で起きてしまう、朝起きても眠気が取れず日中すっきりしないという場合、睡眠の質が低くなっている可能性があります。

よく眠れるように運動をする、規則的な生活を送る、眠りの妨げのになるようなことをしないなどで睡眠の質を高めぐっすりと眠ることで成長ホルモンの分泌を促し、

ターンオーバーがきちんと行われるようにしましょう。

 

 

質の高い睡眠のとり方についてはこちらの記事をご参考下さい。

寝不足は肌荒れの原因に!その対策と改善方法 - 健康肌care

 

 

・きちんとしたスキンケアで全身を保湿する

スキンケアで水分と油分を補う事によって、肌をダメージから守り乾燥肌や

外部の刺激によるかゆみや肌荒れを防ぐことが出来ます。

正常な状態の肌を保つためにも次のポイントを抑え正しいケアをしましょう。

 

1.スキンケアのタイミングは基本的に朝の時間と夜の入浴後の2回

お風呂に入ると汚れとともに肌を保護し水分の蒸発を防いでいた皮脂膜が洗い流され、肌が無防備な状態になります。その状態でケアをせず放置すると肌の水分がどんどんと蒸発し、乾燥肌になってしまいます。そのため夜の入浴後にケアをし、肌を保護する必要があるのです。

お風呂から上がってから時間をかけてしまうとその間に水分が蒸発し急激に失われてしまうため、風呂上り15分以内に全身のスキンケアを済ませるか、

お風呂場でケアを行うことをおすすめします。

また、朝起きた後の時間にも気になる場所のケアを行い、日中のダメージから肌を守りましょう。

 

2.化粧水と保湿クリームでしっかりと潤いを保つ

お風呂上りなどのまだ水分が肌に多い時でもあっても、乾燥が気になる場所には

化粧水を使いしっかりと水分を与えることをおすすめします。

顔ではほほや目元、口元、体では肘、ひざ、すね、かかとなどは特に乾燥しやすくなっています。そのほかにも自身が肌トラブルを抱えがちな場所などにも化粧水を使い水分を補ってから保湿が効果的となります。

 

お風呂上り、あるいは浴場の中でケアする際にはタオルで優しく水気を拭き取り

余計な水分がない状態にしてからケアを行いましょう。ケアが終わった後にも余分な水分を軽く拭き取って終わります。

 

化粧水はボディにも使えるものを用意し、手のひらに広げたら気になる部分にペタペタと押し込むようにしてつけていきます。さっと広げるようにつけるだけでは成分が浸透しきらないため、一か所ごとに数秒かけて押し込むことで肌に水分を浸透させていきます。

 

次にその上から保湿クリームを塗ります。手のひらに取りその上で広げて温め、

くるくると円を描くようにして優しく塗っていきます。円の軌道で広げることで肌のシワまで満遍なく塗り込むことが出来ます。擦ってしまうと肌に刺激を与えてしまうため

力を入れてゴシゴシと広げるのはNGです。

 

また、保湿クリームと同じく、肌の水分を逃がさないよう蓋をする効果のあるものに、乳液やボディオイル、ボディローション、バターなどがあります。

これらは主に水分と油分のバランスが違い、

水分の比率の高いものほど水分によって潤いを補給しつつ保湿し、さらさらとした軽めの付け心地なのに対し、

油分が多いものは油分によって高い保湿力があり、ベタつきのある重めの付けごこちになります。

ローション、乳液、クリーム、オイル、バターの順に水分量が多く、逆にバターなどはほとんどが油分となっています。

 

敏感肌や既に肌荒れの起こっている部分には肌に優しく軽めのつけごこちのものを選んだり、乾燥が気になる時には油分が多くしっかりと保湿できるものを選ぶなど、

状況に合わせて使用するものを変えるとより効果的です。

また、例えば乳液とクリームを一緒に使うなどいくつかを同時に使用するのも効果があります。その際には水分量の多いものを先に塗り、油分の多いものを後から塗りましょう。

 

しっかりと保湿を行うことによって肌の乾燥を防ぎ、それに伴うかゆみや湿疹と言った症状も抑えることが出来ます。人によって肌に負担がかかる部分はそれぞれ違うため、

肌トラブルの起きやすい自覚のある場所には保湿クリームを重ね塗りするなど

自分に合ったケアをしたり、肌質にあった化粧品を使うなどの工夫をしてみましょう。

 

・生活の改善が難しい場合特定保健用食品(トクホ)などで補う

様々な肌トラブルの原因や対策をあげてきましたが、中には乾燥肌に良くないとしてもこれだけは譲れない!とか、時間がなくってこれは出来ない、と言ったものもあると思います。そうやってこれは出来ないけど乾燥肌はやっぱり改善したい、と言う場合には

特定保健用食品やサプリメントなど、面倒なくとれるものでその分を補うのがおすすめです。

年齢を重ねるにつれ肌トラブルは増えるものの、それを改善するために何かするのは

難しい場合も多いですから、忙しい現代では何かしらのトクホや栄養補助食品による

サポートは必須だといっても過言ではありません。

乾燥肌でお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。

 

 

↓おすすめ特定保健用食品

「飲む」次世代スキンケア<ディフェンセラ>

 

 

まとめ

乾燥肌を防ぐには、全身の保湿ケアをしっかりと行う事と、健康的な生活で

ターンオーバーをしっかりと起こす事が重要だ、と言うお話でした。

乾燥肌はかゆみを感じやすく、無意識に肌を引っ掻いてしまい肌荒れが悪化したりと

大きな肌トラブルを抱えがちな肌質ですから、

この記事が少しでも乾燥肌の改善のお役に立てば幸いです。

 

 

 

 

乾燥肌?オイリー肌?肌タイプを見極めて適切なケアをしよう 

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お肌のケアをする時に気にしたいのが自分の肌質。

いつも同じようにケアしているのに急に肌荒れや小じわが目立ったり、

肌のつっぱりや乾燥を感じることも。

それらの原因は肌タイプが変わったからかもしれません。

実は肌質は年齢や生活習慣、体調によっても変化していくんです。

肌質にあった適切なケアが出来ていないと肌トラブルが増えがちなため、

自分が今どの肌タイプなのか常に知っておきたいところ。

 

そこで今回は肌質の見極め方と、それぞれのケア方法などをご紹介します。

 

 

肌質は大きく分けて4つ!それぞれの特徴

 

肌質がどんなふうに分けられるかは、基本的に肌の水分量と皮脂の量によって変わってきます。どのタイプかの診断の前に、それぞれの特徴を見てみましょう。

 

1.乾燥肌

水分量、皮脂の量がともに少ないのが乾燥肌です。肌のカサつきや

つっぱりを感じることが多く、キメは細かいものの肌荒れを起こしやすく

肌トラブルをかかえやすい肌質です。

 

乾燥肌による代表的な症状

 

・湿疹

乾燥肌はとにかくかゆみが起きやすい肌質だと言えます。

水分も皮脂も少なく乾燥しきった肌はバリア機能が落ちており、

少しの刺激でもダメージを受けて荒れたり、かゆみが起きたりします。

更に湿疹が起きてしまうと肌のターンオーバーが乱れ余計に乾燥した肌になってしまいます。

 

・アトピー性皮膚炎

アトピーと言えば子供がなるものと言うイメージもある病気ですが、

最近では大人のアトピーも増えてきています。症状としてはかゆみを伴う湿疹が

慢性的に出来る病気で、主に皮膚の乾燥やアレルギーが原因で引き起こされます。

 

2.オイリー肌(脂性肌)

水分量、皮脂の量がともに多いのがオイリー肌です。

皮脂の量が多いためお肌がテカりがちで、毛穴やくすみ、ベタつきが目立ちます。

皮脂がどんどんと作られるため、化粧くずれがおきやすいのも特徴です。

 

オイリー肌による代表的な症状

 

・ニキビ

毛穴に皮脂が詰まることで起きるのがニキビ。

特にTゾーン(ひたいから鼻の部分)など顔の部分は皮脂の分泌量が多く、

ニキビが出来やすい場所です。オイリー肌の方は皮脂の量が多いため毛穴詰まりが

起きやすく、ニキビが出来やすい肌質だと言えます。

 

・毛穴の目立ち

皮脂腺は毛穴の奥にあるため、皮脂の分泌量が多いと毛穴が開き目立ってしまいます。

また毛穴に皮脂が詰まると角栓となり、それが黒く変色したものが黒ずみとなります。

 

3.混合肌(インナードライ)

Tゾーンには皮脂量が多くテカりがあったり、なのに口元などは乾燥していたりと

部分的に乾燥肌やオイリー肌の状態になっているのが混合肌です。

そのため肌の状態に合わせて、部分的にケアの仕方を変えると言った対処が必要となります。

混合肌は肌の表面は皮脂でべたついているものの、肌の内部は水分不足で

乾燥しているといったバランスが乱れた状態となっています。

 

混合肌による代表的な症状

 

・ニキビ、吹き出物

部分的ではあるものの皮脂の分泌量が多いため、オイリー肌と同じように

ニキビや吹き出物が出来やすいと言えます。

 

・湿疹

こちらも同じ理由で、乾燥しがちな部分では湿疹(皮膚炎)が起きやすい性質があります。

 

4.普通肌

水分量や皮脂の量がともにバランス良く、健康的な状態なのが普通肌です。

肌のバリア機能の乱れもなく肌トラブルが少ない肌質であるため、

目指すべき理想の肌質と言えます。

ただし普通肌だからと言って不健康な生活を送るとお肌の調子が崩れ、

乾燥肌やオイリー肌と言ったバランスの崩れた肌になる可能性もあります。

気を抜かずしっかりとしたスキンケアを怠らないようにしましょう。

 

肌質の見極め方

簡単に出来る肌質の判別方法として2種類ご紹介します。

 

1.朝起きた時にチェックする方法

朝起きて洗顔をする前に、

Uゾーン(両ほほからあごにかけてのライン)の状態をチェックしてみましょう。

 

 普通肌  --- べたつきやカサつきが殆どない

 乾燥肌  --- 全体的にカサついていて乾燥している

オイリー肌 --- カサつきはないがべたつきがある

 混合肌  --- べたつきが多く、カサつきも多少見られる

 

 

2.洗顔後に10分待ってからチェックする方法

洗顔で顔の皮脂や汚れを落とした後にタオルで優しく水気を取り、

10分間そのまま放置した後に判断する方法です。

 

洗顔直後から10分後の肌のつっぱり感や小じわの状態、カサつきがあるかに加え、

10分経過後に油取り紙を使い、Tゾーンと頬に皮脂が出ているかを確認します。

 

 

・普通肌

肌のつっぱりはほぼなく、目元の小じわやカサつきは気にならない

油取り紙にほぼ油はつかない

 

・乾燥肌

肌のつっぱりを感じ、目元の小じわやカサつきが気になる。

油取り紙にほぼ油はつかない

 

・オイリー肌

肌のつっぱりは感じず、目元の小じわは気にならないが顔全体にべたつきがある。

油取り紙にはTゾーン、ほほの両方に油が付く

 

・混合肌

部分的につっぱりを感じ、目元の小じわは少し気になる。

Tゾーンのみ油がつく

 

肌質別のスキンケアの方針

水分量や皮脂の量が違うため、それぞれに適切なケアの方法があります。

肌質別のスキンケアのポイントをチェックしましょう。

 

1.普通肌

既にバランスが取れているため特に重点的にケアすべきポイントなどが

ないのが普通肌です。ただし季節ごとに乾燥や紫外線などの考慮すべきものがあるため、こまめにチェックを行い肌のバランスが崩れていないか注意しながらスキンケアを行いましょう。

 

 

2.乾燥肌

水分も皮脂も足りていない乾燥肌は特に保湿ケアを念入りに行うべきです。

朝と夜の入浴後のスキンケアで化粧水でしっかりと水分を補い、保湿力の高いクリームやオイルなどで水分を逃がさないようにしましょう。特に乾燥しやすい部分には

重ね塗りなどをして厚めに保湿すると良いでしょう。

 

また乾燥肌は刺激に弱いため、クレンジングや洗顔、ボディソープなどは

洗浄力のマイルドな肌に優しいものを使い、刺激を抑え皮脂を落としすぎないように。

また、洗顔の回数についても皮脂の分泌が少ないため一日1回のみにする、

洗顔料を使わずぬるま湯だけで顔を洗うなど、

ただでさえ少ない皮脂をとりすぎてしまわないようにしましょう。

 

乾燥肌の原因と対策!全身保湿でかゆみを抑えよう - 健康肌care

 

3.オイリー肌

皮脂の量が多いため皮脂を取り除きテカりを放置しないことと、

水分をしっかりと補給しバランスを整えることがポイントです。

 

まずオイリー肌で問題になりがちなのが毛穴の詰まりや、それによるニキビです。

これを解消するためにきちんとクレンジングを行いましょう。

クレンジングはメイクを落とすためだけのものと思いがちですが、

肌の表面の皮脂やほこりなどの水性の汚れを落とすための洗顔に対し油汚れを落とすのを得意としており、メイクや毛穴の奥の角栓などの頑固な油汚れを洗い落とす効果があります。

一日に1回クレンジングを行い毛穴の奥の皮脂まで取り除きましょう。

その際には油分が肌への刺激を抑えてくれるため、オイルクレンジングがおすすめです。

 

また、洗顔の後にはたっぷりの化粧水で水分を補給し、乳液などで保湿しましょう。

化粧水で補給した水分は保湿を行わなければ直ぐに蒸発してしまうため、オイリー肌であっても肌の乾燥が起こります。すると乾燥を補うために皮脂の分泌が進み、

過剰な状態となってしまうのです。

そのためオイリー肌であっても乳液などでの保湿が必要となります。

 

それでもどうしてもTゾーンなど皮脂の分泌が多い部分などのテカりが気になる場合、油取り紙などを使い余分な皮脂を取り除きましょう。

ただし、皮脂の取りすぎはNG。皮脂が足りていない!と過剰分泌を促したり、

水分を蒸発させバランスが崩れたりするため、油取り紙の使用は一日1~2枚程度にしましょう。

 

オイリー肌を治すには?体質改善のためのポイント3つ - 健康肌care

 

4.混合肌

皮脂は多いのに乾燥していると言うのが混合肌です。

そのためひとつひとつのスキンケアを丁寧にしっかりと行い、

部位ごとに適した保湿をしましょう。

 

乾燥肌でもあるためクレンジングや洗顔は洗浄力のマイルドな刺激が控えめなものを選びましょう。化粧水で水分を補給したら、皮脂の多いTゾーンやテカリを感じる部分には乳液などで控えめの保湿を行い、乾燥しやすいUゾーンにはクリームを厚く塗るなど部位ごとに保湿の厚さを変えます。

皮脂の量が多い部分であってもきちんと保湿をすることで水分と油分のバランスを

体が整えてくれるため、過剰な皮脂の分泌を防げます。

 

テカりとカサつきが気になる!混合肌を改善する方法 - 健康肌care

 

まとめ

以上が肌タイプの特徴と診断、それぞれのケア方法となります。

自分がどの肌タイプに当てはまるかチェックし、

それぞれの適切なケア方法を試してみてくださいね。

特に季節の変わり目には肌トラブルが急増します。

そういった時には肌質をチェックし、ケアの方法を見直してみるのをおすすめします。

 

 

 

 

冬の肌トラブルは何故起こる?肌荒れの理由と対策 

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冬はとにかく肌のカサつきが気になる季節。

気づいたらいつの間にか肌が乾燥してかゆい!とか、

一年の中でも冬はいつも何らかの肌トラブルが起こる、なんて方も少なくありません。

 

ではそういった冬の肌トラブルは何故起こるのでしょうか。

その理由と対策をご紹介します。

 

 

冬に肌トラブルが増える理由

肌のカサつきやかゆみ、肌荒れや粉吹きなど

寒い冬の季節に増える肌トラブルは乾燥肌になることによって起こります。

ではなぜ冬になると乾燥肌になるのか見てみましょう。

 

1.空気の乾燥

私たちの肌はその多くが水で出来ていて、健康な肌は水分をしっかりと保持し

ツヤ、ハリがありキメ細かさを保っています。その状態の肌は水分によって

潤いがあり、汗と皮脂からなる皮脂膜によってしっかりと守られ、外部からの刺激や

異物の侵入に強く肌荒れを起こしにくいのです。

 

しかし冬になると空気が乾燥すると、肌の水分が蒸発してしまいます。

水分を失った肌は表面がカサつき乾燥した状態になり、肌のバリア機能が低下します。

バリア機能が低下した肌はささいなことでもダメージを受けやすい敏感肌となり、

様々な要因からなる肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。

 

2.気温の低下

乾燥に加え肌トラブルの大きな要因となるのが気温の低下、つまりは寒さです。

寒さによって体が冷えると体の中心部に熱を集めようとして血管を収縮させます。すると手足などの末端部分や肌表面の血流が悪くなり、冷えを感じます。

血流が悪く冷えた状態では汗と皮脂の分泌が少なくなり、肌の水分を保護する皮脂膜が上手く作られず肌の水分が蒸発していってしまうのです。

 

つまり、空気が乾燥して水分が蒸発しやすく、冷えで水分の蒸発を防ぐ皮脂膜が作られにくいため冬は肌の乾燥が起こり、乾燥から来る肌トラブルが増えると言う訳です。

 

また、一日の気温や建物の中と外の寒暖差により自律神経が乱れ、寝つきが悪くなる、ストレスがたまりやすい、体調を崩しやすいなどの影響もあります。

 

寒さはそれ以外にも様々な影響を及ぼします。

 

・運動不足

ぽかぽかと温かい春や、軽装で済む夏、まだ本格的な寒さを迎えていない秋に比べ、

肌寒く重ね着が必要な冬では運動量が低くなりがちです。

こたつから出られないとか、布団や家から出たくないと言う経験は誰しもあるのではないでしょうか。

では運動不足がなぜ良くないのかと言うと、肥満や糖尿、高血圧になりやすいなどの

分かりやすい悪影響はもちろん、運動が血行や睡眠の質、ストレスの発散に関わってくるからです。

 

まず、運動不足により筋肉が落ちたり、デスクワークなどで動かず長時間

同じ姿勢でいると血行(全身の血の巡り)が悪くなります

するとコリや冷えが起きるほか、血液に乗って栄養が届かないことで

肌の生まれ変わり、ターンオーバーが遅れます。

ターンオーバーが遅れると古くなり剥がれ落ちるはずだった角質が長く残り、

新しく健康な細胞と入れ替わらないことで肌がくすみ、脆く弱い状態となるのです。

 

また運動にはストレスの発散や睡眠の質を高める効果もあり、

本格的なスポーツやランニングなどではなくウォーキング程度の運動でも

健康を保つのに大きく貢献しています。

 

参考記事

ウォーキングで肌荒れ解消!効果的な歩き方は? - 健康肌care

 

・水分不足

暑さで汗をかきやすく冷たい飲み物をガブガブと飲む夏とは対照的に、

汗をかきにくく水分不足を自覚しにくいことや、

冷たい飲み物は飲みづらいことから冬は水分の摂取量が低くなっています。

 

汗による水分の蒸発は冬にはあまり起こりませんが、空気の乾燥により自然と蒸発していく水分量は多く、脱水症状が起きる可能性もありますし、

体内の水分が不足した場合当然肌の水分も減るため肌の乾燥が起こります。

そのため冬でもきちんと水分を補給する必要があるのです。

 

・温かい服装による摩擦や蒸れ

寒くなれば当然しっかりとした作りの温かい服装をすることが多くなります。

しかしそう言った服は、化学繊維を使っているものが多く、

ちくちくとした肌触りだったり、静電気が起きやすい、

汗を吸収しにくく蒸れやすいなど肌への悪影響があるものも少なくありません。

摩擦や静電気は当然肌にダメージを与えますし、

蒸れると肌に雑菌が増え、おできなどが出来やすくなります。

 

・暖房器具の使用

エアコンやファンヒーター、ストーブなど冬に暖房器具は欠かせません。

石油やガス式のストーブとファンヒーターに関しては石油、ガスの燃焼時に同時に水分も放出するため空気中の水分量が増え乾燥を防ぎますが、

エアコン、電気ストーブ、電気ファンヒーターなどに関しては温度だけが高くなるため

空気の乾燥がすすみます。

また、それらの暖房器具が送り出す温風に直接あたったり、長時間こたつに入ると

肌の水分は急速に失われていきます。暖房器具を使用するにしても、直風に当たったり

こたつで寝ると言った行為はしないようにしましょう。

 

他にも電気毛布も体の水分を大きく奪い肌荒れを引き起こすため

布団を事前に温めておくだけに留め、眠る際にはきちんとオフにしましょう。

 

冬の肌トラブルの対策方法は?

お伝えした通り冬の肌トラブルはとにかく乾燥から引き起こされます。

そのため乾燥をいかに避け肌の水分を保つかが重要になります。

 

1.保湿ケアを行う

乾燥や寒さによって肌を守る皮脂膜が薄れ、水分が蒸発してしまうのが冬の肌トラブルのきっかけだと言えます。そのため朝の時間と夜お風呂に入り体の汚れや皮脂膜が洗い流された後にしっかりとした保湿ケアを行い、肌を保護するようにしましょう。

 

具体的には、まずは肌の失われた水分を補給するため化粧水をつけます。

乾燥しやすい顔はもちろん、ボディにも使用しましょう。

その際に擦ると肌にダメージを与えてしまうためぺたぺたと押し込んで

浸透させるように広げていきます。

 

次に水分を逃がさないよう保湿クリームを使用します。保湿成分の入った乳液もありますが、冬は油分が不足しやすいため乳液よりもクリームの方が向いています。

手のひらに広げ体温で温め、くるくるとマッサージするように塗りましょう。

特に乾燥しやすい目と口の周り、ほほからあごにかけてのUゾーンと、

肘、膝、すね、かかと部分は少し塗る量を増やすなど念入りに。

 

もし化粧水を使わない場合は、お風呂から上がると急激に肌の水分が失われるため、

お風呂から上がる直前、お風呂場の中で保湿クリームを塗ることをおすすめします。

手を拭き取り体には軽く水分が残った状態で塗り、最後に残った水分を軽く拭き取って終了です。

 

2.加湿を行う

部屋の中の湿度が低い場合は、何らかの手段で加湿を行いましょう。

最適な湿度は40~60%と言われており、40%以下では乾燥や起こりウィルスも活発に、

60%以上だとカビやダニが増殖しやすいと言われています。

 

加湿器を利用するのが一番確実ですが、それ以外にも部屋を加湿する手段として

  • 洗濯ものや大き目のタオルなど干す
  • 桶などに水を入れ置いておく
  • 霧吹きで部屋に満遍なく水をスプレーする
  • お風呂場の扉を開けておく
  • 観葉植物を置く
  • 部屋を水拭きで掃除する

などがありますので試してみてはいかがでしょうか。

 

3.天然素材の肌に優しい服を着る

化学繊維が使われる事が多い「温かい服」は、肌へ悪影響を与えることが多いです。

それに比べコットンやシルクなどの天然素材で出来た衣服は、肌触りや吸水性がよく

肌に優しい衣服だと言えます。

特に下着部分は肌に直接触れる面積が多いため、気を付けたいところです。

それ以外にも、小さめのサイズの衣服やゴムを使ったものは体を締め付け肌へ刺激を与えるため好ましくありません。肌トラブルを起こさないためには避けるのが良いでしょう。

 

また重ね着にも注意が必要です。あたたかくするためについ服を着こみがちですが、

重ね着をすると服の外へと水分が逃げていかず、蒸れてしまう事があります。

そのため重ね着をする際には通気性の良いものを選ぶようにしましょう。

 

4.肌に優しいお風呂の入り方をする

体を温め一日の疲れを落とす冬の大きな癒しとなっているお風呂ですが、

一日に何度もお風呂に入ったり、熱いお湯に浸かったりすると

肌のバリア機能が低下し肌トラブルを引き起こすなど、

お風呂が肌荒れの原因になりえてしまうのです。

 

そのためお風呂の入り方にもいくつか気を付けたいポイントがあります。

詳しくはこちらの記事をご参考ください

肌に良いお風呂の入り方!肌荒れを起こさない正しい入浴法 - 健康肌care

 

5.水分補給

水分不足や脱水症状を防ぐためにも、

食事以外から一日1500mlの水分をとることが推奨されています。

平均的な大きさのコップ1杯で約200mlのため、一日にコップ7~8杯分の水分を

体が必要としているということになります。

 

一度に大量の水分を摂取しても吸収しきれず尿として排出される事や、

水中毒を起こしかねない事から

時間を置きながら一口ずつちまちまと水分を補給するのが理想的です。

また、お風呂や睡眠により体の多くの水分が失われます。そのためお風呂に入る前、

お風呂の後、寝る前と起きた後にコップ1杯の水を飲むようにしましょう。

 

6.健康的な生活を送る

冬に限ったことではありませんが、不規則な生活で寝不足を起こしたり

偏った食事で栄養不足に陥ったり、ほとんど動かず運動不足になったりと

不健康な生活をしていると肌の調子も悪くなっていきます。

体全体の調子にも関わってくることですから、

きちんと寝てバランスの良い食事をとり、適度な運動を心がけましょう。

 

まとめ

一年の中でも非常に乾燥しやすいのが冬です。

特に体質的に乾燥しやすい乾燥肌の方や、

刺激に弱い敏感肌の方にはツライ季節となっています。

そのため乾燥肌向けの、保湿力の高い保湿ケア用品を使用するのがおすすめです。

しっかりと保湿、加湿を行い冬の乾燥を乗り切りましょう!

 

 

 

 

お尻の押すと痛いおできの原因は?自力での治し方

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普段からデスクワークなどで長時間椅子に座っていると、おしりにおできが出来てしまう

なんて経験も多いのではないでしょうか。出来た場所によっては座るときに体重がかかり、

そのままでは痛くて座っていられないなんて事も。

 

そこで、そういった押すと痛いおできは何故出来るのか、原因や治し方をご紹介します。

 

 

おしりのおできの正体は何か

おしりに出来るおできとして可能性が高いのは以下の3つ、

おしりニキビ、毛嚢炎、粉瘤となります。

それぞれの原因やどのような症状が起きるのか見てみましょう。

 

自然治癒するおでき

 

・ニキビ

ニキビは皮脂が多くなりアクネ菌と呼ばれる皮脂を餌とする菌が増え、

毛穴詰まりが起こる事が原因で発生します。おしりは皮脂の量が多いわけではありませんが、汗で蒸れ不衛生になりがちで、また圧迫や摩擦と言った刺激を受けやすいため

肌の免疫力も落ちやすく、ニキビが発生しやすい場所のひとつと言えます。

初期の白いうちのニキビは痛みやかゆみがありませんが、

炎症を起こし赤みが出るようになると赤ニキビとなりかゆみや痛みを引き起こします。

 

見た目としては小さな白や赤、黒い色のポツポツが一つから複数出来ます。

 

 

・毛嚢炎(もうのうえん)

毛穴の中で細菌感染が起こり、炎症が起こるのが毛嚢炎です。

毛の処理や引っ掻き傷などで肌のバリア機能が低下し、毛穴の中に菌が侵入

炎症を起こすのが主な原因となります。また、傷などがなくとも蒸れたり刺激を受けたり、不衛生な環境で起こることがあります。

症状が悪化すると、膿を持った白や赤いぶつぶつになり、しこりが出来て、

せつ(おでき)と呼ばれます。押すと痛かったり、かゆみと言った症状を伴います。

 

見た目としては、初期の段階では発疹のような小さなぶつぶつ(丘疹)ができ、

おできになると1円玉ほどの大きさの赤みや膿で中心部が白く見えるぶつぶつが出来ます。

 

 

自然治癒しないおでき

 

・粉瘤(ふんりゅう)

毛穴がめくれ返って袋状になり、その部分に古くなった角質や

皮脂がたまってしまった状態のものを粉瘤といいます。

初期の段階では痛みやかゆみ、炎症(赤み)はなく、しこりだけがあります。

症状が悪化し炎症が起こると、赤み、痛みが出て患部がどんどんと大きくなっていきます。

粉瘤が出来る原因ははっきりしない事が多く、体のどこにでもでき、

放置すると十数センチの大きさとなります。

先述したニキビや毛嚢炎と違い自然治癒することはないため、

特に赤みを伴う場合速やかに皮膚科で診察を受けましょう。

 

見た目としては、ぽつんと黒い開口部があり、炎症を起こすと周りが赤くなります。

開口部の周りを絞るようにすると臭いのある脂のようなものが出るのが特徴です。

 

 

おしりにおできが出来た時の対処法は?

1.出来るだけ患部に刺激を与えない

おできを潰して中身を出そうとしたり、患部が擦れたり圧迫されるのも気にせず座り続けたりすると、症状が悪化する危険性があります。

患部に傷がついて炎症を起こしたり、潰れて細菌が入り込んだりする可能性や

指で触って患部やその他の場所に細菌がうつり症状が広がると言ったこともあるので

できものが出来た時にはなるべく触らず刺激を与えないようにしましょう。

 

ただ、おしりにおできが出来るとどうしても座って作業をする必要があって

刺激や圧迫を無くすのは難しい、と言う場合もあると思います。

その場合、おできが出来たら患部を清潔なガーゼや絆創膏などで保護し、

椅子にクッションを敷く、座った時の姿勢を工夫するなどして

患部に体重や刺激がなるべくかからないようにしましょう。

 

2.患部を清潔に保つ

おしりにおできが出来る大きな原因のひとつに、蒸れて汗をかいて雑菌が増え不衛生な状態になることが挙げられます。特に夏場におできが出来やすいのはそのためです。

汗を沢山かいたらきちんとお風呂で汗を流し、体を清潔に保ちましょう。

ただし綺麗にしようとタオルなどでゴシゴシと擦って洗うのはいけません。患部や肌にダメージを与え悪化させる可能性があります。

洗う際には手のひらにボディソープをのせ擦らないように優しく洗いましょう。

 

また、冬場でも電気毛布などでベッドや布団の中を温かくしていると、

汗を沢山かくこともあります。患部の周りが蒸れてしまったと感じたら

シャワーやお風呂で汗を流せない場合は清潔なタオルで汗を拭いたり、

下着を取り換えるなどして蒸れた状態が続かないようにしましょう。

 

3.オロナイン軟膏など患部の保護、殺菌効果のある薬を塗る

ニキビや吹き出物に効果のある医薬品を使うことで治りが良くなります。

お風呂から出た後、朝起きた後の2回程度塗りましょう。

その際手指を洗い清潔にしてから塗ることも忘れずに。

不衛生な手指で薬をさわると雑菌が入り込み、効果が落ちることがあります。

 

4.蒸れにくい服装をする

通気性が良く、吸湿性の高い素材の服を着用しましょう。

コットンなど肌触りがよく刺激の少ないものだとなお良いです。

デスクワークなどで長時間座る必要があり、蒸れてしまう時には定期的に席を立ち

蒸れを解消するのも効果的です。

また、タイトな服装は締め付けが強いため摩擦によって患部へ与える刺激が大きくなりがちです。肌触りの良い、少し緩めの刺激が弱い衣類を着用しましょう。

 

 

5.一週間以上改善が見られない場合は病院へ

ニキビや毛嚢炎と言ったできものは基本的には皮膚を清潔に保ち、

なるべく刺激を与えず安静にしていれば自然治癒します。

ですが、1週間以上改善が見られない場合や発熱や体調不良などの症状が伴う場合

自己治療は難しいほど悪化したり、他の原因によるできものの可能性があります。

悪化すると痕が残ることもあるため早めに受診しましょう。

その際は皮膚科で診察を受ければ大丈夫です。

 

おできが潰れてしまったら

おできが潰れて血が膿が出てきてしまった場合、

まずは清潔なティッシュやガーゼで優しく拭き取りましょう。

擦ると炎症が広がったり、雑菌が入り込み患部が悪化しやすくなります。

拭き取り終わったら消毒液や傷用軟膏などを使い、ガーゼや絆創膏などで患部を保護しそれ以上刺激を与えないようにします。

 

潰れてしまった状態のおできはとてもデリケートなため、

雑菌が入り込まないよう優しくケアすることが重要です。

 

おしりのおできの予防法

対処法と同じように、おしりの蒸れに気を付け

皮膚を清潔に保ち刺激を与えないことがそのまま予防法になります。

後は保湿などのスキンケアや、質の高い睡眠や適度な運動などで、

おしりに限らず肌を健康に保つことも重要です。

不規則な生活などで肌のバリア機能が弱まると、どうしても肌荒れなどの

肌トラブルが増えるためニキビやおできが出来やすくなります。

 

まとめ

症状の軽いおできの場合自力で治すことは難しくありません。

ただし出来てしまったおできがどれに当てはまるか判別がつかなかったり、

痕が残るのを嫌う場合は早めに受診し治療を受けるようにしましょう。

以上、この記事が皆様のお役に立てば幸いです。

 

 

 

 

寝具の汚れが肌荒れに繋がる?掃除方法とするべき頻度

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毎日何時間も肌に触れる寝具、お手入れを怠っていませんか?

つい面倒で掃除せず放置してしまっていると、寝具についている汚れが

ニキビや肌荒れを引き起こしてしまうかもしれません。

 

今回はなぜ寝具の汚れがニキビや肌荒れに繋がるのか、

寝具の掃除方法や頻度はどうしたらいいかなどをお伝えしたいと思います。

 

 

寝具によるニキビや肌荒れの原因

寝具が汚れていると具体的になにが良くないのかと言うと、

ダニ、雑菌、カビが布団の中で増えることにあります。

これらはニキビや肌荒れを引き起こす原因となるため、

直接肌に触れる枕や、敷布団掛け布団と言った寝具の中で増殖すると、

眠っている間の数時間これらの悪影響を受け続けることになると言っても

過言ではありません。

ダニ、雑菌、カビがそれぞれどのように肌に悪影響を与えるか見てみましょう。

 

1.ダニ

高温多湿を好むダニにとって、人間の体温で温かくなり

寝ている間の発汗で適度に湿り、エサとなる皮脂やフケ、アカなどがある布団の中は

とても快適で繁殖しやすい環境だと言えます。

 

布団の中で増えるのは主にヒョウダニと言う人を刺さないダニですが、

ヒョウダニが増えるとそれを餌とするツメダニが増え、吸血はしないものの

人を刺すことがあります。ツメダニに刺されると腫れや強いかゆみが出て、1週間ほど症状が続きます。

このように直接的にダニがかゆみを引き起こすこともあれば、増殖したダニの残した

死骸や抜け殻、フンを吸い込み、鼻炎や皮膚炎と言ったアレルギー症状を引き起こすこともあります。

 

また、顔ダニと言う人間の顔に生息するダニもいます。

顔の余分な皮脂を餌にする普段は無害なダニなのですが、エサとなる皮脂などの量が

多すぎるとどんどん増殖し、死骸や抜け殻、フンが毛穴につまりニキビや肌荒れの

原因となりえます。

 

寝具が汚れているとダニ自体やその死骸や抜け殻、フン、またダニのエサとなる汚れが

取り除かれないため、どんどんとダニが繁殖しニキビや肌荒れを引き起こすのです。

 

2.雑菌

人が寝ている間に布団につく汚れは、見えないだけで実際にはとても多いです。

体から出ている皮脂、抜け毛、アカ、フケ、寝汗と言った汚れが寝具に付着しており、

ダニや雑菌の温床となっています。雑菌が増え肌に付着しても

健康な状態の肌であればそこまで大きな影響はありませんが、乾燥肌や敏感肌、

すでに湿疹などの肌荒れがある場合、肌のバリア機能が低下しているため

黄色ブドウ球菌などをはじめ肌に悪影響のある雑菌が原因でニキビや肌荒れを引き起こします。

 

3.カビ

寝ている間にかく汗の量は大体コップ1杯分(200ml)程度だと言われています。

カビはそうした湿気や皮脂などの汚れ、ホコリ、汗に含まれていた塩分などを養分にし、布団の中でどんどんと増えていきます。

カビが増殖すると見た目が悪いだけでなく、カビが胞子を部屋中にまき散らし、

鼻炎や皮膚炎と言ったアレルギー症状を引き起こします。

押し入れの中や床に敷きっぱなしなどの風通しが悪く、湿った状態で放置すると

カビが発生し悪臭やアレルゲンをまき散らすのです。

 

寝具の掃除方法や頻度は?

ダニや雑菌、カビなどを増やさないためには、掃除できっちりと汚れを落とし、

寝具を清潔な状態を保つことが基本となります。

そのためのそれぞれの寝具の掃除の方法や、掃除の頻度の目安などを見ていきましょう。

 

1.敷布団の掃除方法

前提として、布団カバーやシーツは週に1度洗うようにしましょう。

肌に触れたり汚れが直につく部分のため、カバーやシーツの汚れを放置すると

ダニなどが増殖しやすい環境になってしまいます。

本体の丸洗いは大変なため、カバーやシーツをまめに洗うことで布団をきれいに保ちましょう。

 

 

・掃除機掛け

布団の表面付近にある、ダニの死骸、抜け殻、フン、ほこり、髪の毛やフケなどの汚れを取り除くことが出来ます。(生きているダニは掃除機では吸い込めません)

簡単にできるので普段のお手入れは掃除機で済ませるのが良いでしょう。

頻度としては最低でも週に1回は掃除機をかけて布団を掃除するのが望ましいです。

布団に掃除機をかける時のポイントとしては、

 

  • 布団専用のノズルがあれば使う
  • 掃除機は押してかけるのではなく、引いてかける
  • ゆっくりと丁寧に往復させる(1平方メートル20秒に程度かける)
  • 縦横と方向を変えてかける
  • 表面と裏面両方をかける

 

と言ったものがあります。

まず、布団専用のノズルがあれば利用しましょう。普通のものより布団の布などを

巻き込んで吸引口がふさがり上手く汚れを吸い込めないと言った事が減ります。

 

大事なのがゆっくりと丁寧に掃除機をかけることです。

掃除機をかける時にやってしまいがちなのが、ササッと素早く掃除機を動かして

汚れをとった"つもり"になることです。そのようなかけ方では実際には殆ど汚れは取れておらず、布団に多くの汚れが残ることになります。そのため、

1平方メートル20秒程度の速さでゆっくりと引きながらかけるようにしましょう。

掃除機は押してかける時よりも引いている時の方が汚れが取れるため、

こうする事で布団表面の汚れをしっかりと吸い込む事が出来ます。

 

また、縦横とかける方向を変えることで掃除機のブラシが繊維の中の

1方向では取り切れなかった汚れを巻き上げ吸引することが出来ます。

 

表面が終わったら裏面にもしっかりと同じように掃除機をかけましょう。

掃除機で取れるのは布団の表面の汚れだけのため、裏面の部分で生息していた

ダニの死骸やフンなどもきちんと除去する必要があります。

 

・天日干し

布団を干す事で布団の中の湿気を取り除く事でダニ、雑菌、カビの繁殖を防ぐ効果に加え、太陽光に当てることで殺菌効果が期待出来ます。

天日干しで布団に日に当てると熱でダニが死ぬ、というイメージを持っている方も多いと思いますが、ダニが死ぬほどの温度にはならない(60度以上)ことと、熱くなると涼しい布団の中や裏側に逃げることなどから、天日干しにダニを駆除する効果はあまりありません。

そのため天日干しは布団の湿気を取り除きダニなどの増殖を防ぐのが主な目的だと言えます。

 

布団を干す頻度としては、夏場などの汗をかきやすく布団が湿りがちな季節では

週に1回、冬などの空気が乾燥して布団が湿りにくい季節では月2~3回を目安にして下さい。

 

布団を干す際のポイントとしては、以下のものがあります。

 

  • 干す時間帯は10時~15時
  • 片面1時間以上、両面合計2~3時間干す
  • なるべく全面に日が当たるようにする
  • カバーやシーツで保護して干す
  • 取り込む際に布団を強くたたかない
  • 最後に掃除機をかける

 

 

布団を干す時間帯は、10時~15時までの温度が高く湿度が低い時間帯がベストです。

干す時間は、布団の材質にもよりますが

片面1時間以上、両面2~3時間程度が目安となります。

なるべく全面が日に当たるようにしましょう。

 

直射日光に当てると布団の生地が傷み、

繊維がちぎれほこりとして出やすくなってしまいます。

カバーやシーツは外さず付けた状態で干すようにして下さい。

 

また、布団を取り込む際に布団たたきなどで強く叩くのはNGです。

ほこりなどが舞って汚れが落ちているように感じますが、

叩くことで布団の内部の繊維などがぼろぼろになって空中に舞っているだけで、

汚れが取れているわけではありません。

 

それ以外にも布団をたたくことでダニの死骸やフンなどが細かく砕け、

布団の表面に出て、眠る際に空気中に舞って吸い込みやすくなるなどの悪影響もあります。

布団を取り込む際には、なでるようにして表面のほこりなどを落とすようにしましょう。

 

最後に、干した後の布団に掃除機をかけて終了です。

天日干し自体にはダニの除去効果がないこと、死骸やフンなどがそのままなこと、

外に干すことによってダニ以外にも花粉などが付着していることから

天日干しをした際には終わった後に掃除機をかけて綺麗にするのが良いでしょう。

 

・丸洗いや乾燥機にかける

掃除機や天日干しでは布団の中の生きたダニや、

しみついた汚れまでは除去しきれないため

2年に1回程度は丸洗いやクリーニングする事をおすすめします。

布団を洗うのは中の素材への負担も大きいため、あまり洗いすぎると

直ぐにボロボロになってしまいます。

 

洗濯表示を確認し、水洗い出来る素材のものは洗濯機にかけることが出来ます。

敷布団の洗濯は家庭用洗濯機ではサイズの問題で難しいことも多く、コインランドリーなどの大型の洗濯機を使うことをおすすめします。

洗う際には紐で縛って丸め、敷布団用の洗濯ネットをかけ、敷布団洗濯のモードで洗濯します。

その後乾燥機にかけ布団を乾燥させれば終了です。

乾燥機の利用が不可のものもあるため、注意してください。

 

2.掛け布団の掃除方法

掛け布団に関しては、掃除機をかけたり洗濯機にかけるなど、

敷布団と同じ掃除の仕方で問題ありません。

週に1度は干して乾燥させ掃除機でダニなどの汚れを取り、

2年に1度は丸洗いして内部の汚れまで完全に取りましょう。

 

掃除機をかける際には、あごや手が当たる部分や、縫い目の部分など

汚れが付きやすい部分は念入りに掃除しましょう。

 

3.枕の掃除方法

枕は直接顔の肌に触れるため、顔の皮脂などの汚れが付着しやすく

放置すると黄ばみや悪臭、ダニの繁殖が起こりやすい寝具です。

とは言え、週に1回枕カバーを洗濯すれば問題ありません。

その際に枕本体も干し、その後掃除機にかけましょう。

 

本体については洗える枕の場合、半年に1回程度は丸洗いするようにしましょう。

 

枕が洗えるかどうかは、中身の素材によって変わってきます。

洗える素材としては、ポリエステルわた、ビーズ、マルコビーンズなど

洗えない素材としては、そばがら、低反発ウレタン、羽毛などがあります。

上にあげた物でも中身のサイズや形状などによって洗濯できるかどうか変わるため、

洗濯表示を確認してください。

丸洗いできないものに関しては、まめに掃除機にかけ干すようにしましょう。

枕を洗う際には枕カバーを外し、別々に洗います。

 

・洗濯機で洗う場合

1.洗濯ネットに入れる中性洗剤を使います。

2.弱流水やドライ、手洗いモードと言った優しく洗うモードで洗濯します。

3.洗濯が終わったら中身のかたよりを直します

4.風通しの良い場所で干しましょう

 

乾燥機は使わず、天日干し、陰干しで乾燥させます。

枕の中身がかたよらないようにし、きちんと乾燥しきるまで干します。

 

・手洗いする場合

1.洗面器などに熱すぎないお湯を張る

2.中性洗剤を入れて泡立てる

3.まくら全体に洗剤が浸透するよう、優しくもみほぐしながら洗う

4.泡などが出てこなくなるまで水を変えながらよくすすぐ

5.手で押したり、タオルなどで水気を出来るだけ取り除く

6.中身のかたよりを整え干す

 

また、天日干しするか陰干しするかについては素材によって違います。

 

・天日干しが向いている素材

ポリエステルわた、そばがら、マルコビーンズなど

 

・陰干しが向いている素材

低反発ウレタン、羽毛、ビーズなど

 

ふとんは敷きっぱなしにしない

フローリングや畳など床に布団を敷きっぱなしにしていると

湿気でカビが発生しやすくなります。

そうならないためにも朝起きたら布団を畳んで上げ下ろしをして

湿気を逃がしましょう。

他にもすのこをひくなどして湿気が床にこもらないようにするのも効果的です。

 

まとめ

・布団カバーやシーツは週1回洗濯する

・布団本体は週1回掃除機にかける

・夏は週1回、冬は月2~3日天日干しをする

・2年に1回は丸洗いする

・床に布団を敷く場合は上げ下ろしをして湿気を逃がす

 

・枕は週1回カバーを洗濯し、本体は干して掃除機にかける

・枕は半年に1回は丸洗いする(出来ないものはまめに干す、掃除機をかける)

 

ご紹介した掃除方法で、上記のペースで寝具を掃除すればOKです。

毎日利用する寝具ですからきちんと清潔に保ち、寝具のせいで

ニキビや肌荒れが出来てしまう!なんてことがないようにしましょう。

 

 

 

 

ウォーキングで肌荒れ解消!効果的な歩き方は?

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デスクワークや外出の自粛なども増え、運動不足や肌荒れを自覚する方が増えてきています。でも本格的に走ったり、ジムに通って運動するのは大変ですよね。

そこで簡単に始められて空き時間に少しするだけでも効果のある

ウォーキングをおすすめします。

ただ歩くだけなのに、ウォーキングには肌荒れの改善や美肌といった

美容や健康に良い多くの効果が期待出来るんです。

 

まずはどんな効果を持っているのか見ていきましょう。

 

ウォーキングの効果

1.血行促進

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は血行を促進し、

全身へ栄養が行きわたるのをスムーズにさせます。

血流が良くなることでこんな効果が期待できます。

 

・肩こり、腰痛、冷えの改善

デスクワークや悪い姿勢が続くと筋肉が緊張し続け疲労物質が溜まり、

「こり」となって現れ血流が悪くなります。血流の悪さ自体もこりを招くため、さらに肩こりや腰痛が起きやすくなります。血流が良くなると酸素や栄養が

筋肉に行きわたり、疲労物質を排出しやすくなるため肩こりや腰痛の緩和に繋がります。

 

また、女性に多い体の冷えは血流が悪く熱エネルギーが上手く運ばれていないために起こります。温かい血液が上手く運ばれない場合血管は縮こまり、体の中心部に熱を集めようとします。

そのため体の末端である手先足先には血液が行きわたりにくくなり、

冷えを感じやすくなります。

 

・肌トラブルの改善

血行促進により新陳代謝が良くなり、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が正常に行われます。

ターンオーバーによって新しい細胞が肌の下の層から作られ、徐々に上の層に

押し出されていくように成長し、最後には古い角質や垢となって剥がれ落ちます。

しかし血流が悪いと作り出され成長してく細胞のための酸素や栄養が行きわたらず、

ターンオーバーが遅れ古くなった細胞が新しい細胞と入れ替わらずに

シミやシワ、くすみ、たるみ、肌荒れなど様々な肌トラブルの原因となりえます。

そのためターンオーバーを正常化させる事は、肌荒れを防ぐだけでなく美肌にもつながるのです。

 

・疲労回復、便秘解消

血流が良くなることで疲労物質や老廃物の排出がスムーズに行われ

疲労の回復が早くなります。また、血流によって腸の働きが良くなり便秘解消にも効果があります。

 

2.ストレスの解消

有酸素運動を行うことで心を安定させるホルモンであるセロトニンの分泌が活性化され、イライラやむしゃくしゃした気持ちが収まり、前向きな気持ちになります。

また適度な有酸素運動は副交感神経を優位にし、体の緊張をほぐしリラックス効果を得られます。

 

ストレスが解消されるとこんな効果が期待できます。

 

・自律神経の正常化

自律神経には体を活発に動かすために優位になる交感神経と、

リラックスし休息するために優位になる副交感神経とがあります。

ストレスを受け続けると自律神経の切り替わりが上手く行われず、交感神経が常に優位な状態に。

自律神経は生命維持に欠かせない様々な全体の器官の働きに関係しているため、その乱れは便秘、不眠、だるさ、しびれ、頭痛、いらいらなど数多くの症状に繋がります。

特に自律神経の乱れから来る睡眠の質の低下によってターンオーバーが遅れ、

ストレスによる肌荒れの大きな要因となっています。

・ニキビ予防

ニキビの原因の一つに、ストレスから来る男性ホルモンの増加があげられます。

男性女性問わず強いストレスを受けると男性ホルモンが分泌され、それにより皮脂の量が増えるのに加え皮膚が硬くなります。すると過剰に増えた皮脂が毛穴を詰まらせニキビの原因となるのです。

またストレスの影響で肌のバリア機能が弱まる事もあり、それにより余計にニキビが出来やすい状態となります。

 

・肌荒れ、かゆみの抑制

ストレスが溜まると様々な要因から刺激に弱い敏感肌や乾燥肌の状態になります。

肌が弱った状態では肌荒れが起きやすく、刺激にも敏感なためささいな刺激に反応し

かゆみが起こり、肌をぼりぼりと掻いてしまいがちです。

またストレスが溜まると無意識のうちに肌を掻いてしまうことも多く、かゆみや肌荒れを悪化させることも少なくありません。そして悪化したかゆみによってストレスが溜まると言った悪循環が起こりえます。

 

3.睡眠の質の向上

質の高い睡眠をとることは私たちが健やかに過ごす上で欠かせない重要なことです。

同じ時間眠っても、質の高い睡眠と質の低い睡眠とでは疲れのとれ方や頭や体の働き、

からだ全体の調子のよさなどが全く違ってきます。

ウォーキングなどの有酸素運動を行うと

適度な疲れで寝つきが良くなるのに加え、睡眠の質自体も向上します。

 

質の高い睡眠を取るとこんな効果が期待できます。

 

・肌荒れ改善

肌のターンオーバーは主に寝ている間に行われます。

眠ってから2回目の深い睡眠が訪れるまでの3時間で

ターンオーバーを促す成長ホルモンの分泌がピークを迎え、その後減少していきます。

睡眠の質が低いと上手く成長ホルモンが分泌されずターンオーバーが遅れるため、

健康で強い肌が作られず様々な肌トラブルを抱えることになります。

 

・ストレスの解消

ストレスによって自律神経が乱れ、自律神経の乱れによって睡眠の質は低下します。

睡眠の質が低いと眠りが浅く途中で起きてしまう、朝早い時間に目が覚める、

日中に眠気が残る、うまく寝付けないなどの影響があり、疲れが取れず気分が落ち込みそれ自体がストレスになりえます。

運動などによって睡眠の質を上げ快眠を得ることがストレス解消に繋がります。

 

・糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防

質の低い睡眠は寝不足を引き起こし、血糖値を下げるホルモンである

インスリンの働きを抑え、高血糖の状態に陥らせやすくします。また、寝不足の状態では交感神経が優位なため血圧が高い状態が続くと高血圧になるなど、

睡眠の質が低いことから起こる不眠や寝不足は糖尿病や高血圧のリスクを大きく高めます。

 

効果的なウォーキングの方法

どうせやるなら自己流で適当に歩くより、効果的なウォーキングをしたい!と思いますよね。歩き方や注意点など、以下のポイントに気を付けてみてください。

 

1.ウォーキング前のストレッチから

本格的に歩き始める前にストレッチを行うことで

からだの慣らし運転を行い、ケガの予防をしましょう。

  • 手を頭の上で組み手のひらを上に向けぐっと伸ばし5秒維持します
  • 伸ばした状態のままゆっくりと上半身を5秒かけて横に倒します。体を中央に戻したら反対側も同じようにしましょう
  • 指を同じ側の肩の上に乗せ肘を肩の高さにまで上げ、肩甲骨を意識しながら前後に10回ずつ回します
  • 足を大きく横に開きひざに両手をつき、腰を深く落とし5秒維持しましょう
  • 片方の手に力を入れ押し込み、腰をひねり5秒維持します。反対側も同じようにしてください
  • 手首、足首を意識しながら10秒間軽くぷらぷらとさせ、ストレッチ終了です。

 

2.正しいフォームで歩く

適当なフォームで歩くのと、きちんと効果的なフォームで歩くのとでは

大きく効果が違ってきます。

以下のことに気を付けてみてください。

  • 背筋をピンと伸ばしあごを引く
  • 肩の力を抜き、手は大きく前後に振ることを意識する
  • 普段歩く時よりも歩幅を1歩大きくする
  • 頭の位置を固定し揺れないようまっすぐ歩く
  • かかとから着地し地面をけることを意識する
  • 目線は足元ではなく正面に向ける

 

3.自分に合ったペースで

一日や二日ウォーキングを頑張ったところで、すぐに効果が出るわけではありません。

そのため無理せず自分のペースで続けることが大事になります。

毎日行うのが理想とされてはいますが、

一回のウォーキングの時間や、そのペース、何日に一度行うかなど、

自分が続けやすい無理ない設定をしてみてください。

短い時間や強度(歩く速さ)の低いウォーキングであっても、効果はきちんとあるため

気が向いた時に、なんて歩き方であってもする価値はありますよ。

 

 

目安として簡単に目的別の設定をご紹介します。

 

・ダイエット

一日30分、きっちりとしたフォームかつ早めのペースで毎日歩く

 

・ストレス、運動不足解消

10分~20分程度、背筋を伸ばし歩幅を大きく取り、心地よさを感じる程度のゆったりとしたペースで2、3日に一度歩く

 

・気分転換

特に時間を決めず、背筋を伸ばしゆったりと歩く

 

4.効果的な時間に

一日のうち最もウォーキングの効果が高いのは朝だといわれています。

朝日を浴びながらのウォーキングにより精神を安定させるホルモンであるセロトニンが、夜寝る時間には睡眠ホルモンであるメラニンが分泌され、質の良い睡眠をとることが出来ます。

また一日の始まりである朝のうちに血行が促進される事で血糖値の

上昇が抑えられる他、頭や体がすっきりとした状態で一日を始められるでしょう。

 

ただし朝以外にはあまり意味がないのかと言うとそうでもなく、

昼や夕方の運動でも十分に意味があります。

特に夕方や夜にかけての軽めの運動は眠気を誘発し睡眠の質を高めるため

夕食後10分~20分程度の軽めのウォーキングなどはおすすめです。

その際夕食や運動は寝る3時間前までに済ませるようにしましょう。

 

また、食前のウォーキングでは脂肪燃焼や食欲の抑制によるダイエット効果が、

食後では血糖値の上昇を抑え肥満や糖尿防止の効果が期待できます。

 

5.水分補給にも気を付ける

玉のような汗が出るような強い運動でなくとも、歩くことで体の水分は失われています。

ウォーキングを行う際には運動の前後に大体コップ1杯を目安に水を飲むなど

水分補給を欠かさないようにしましょう。

水分不足になると皮膚の乾燥、肌荒れなどのリスクもあります。

 

6.最適な服装で

軽めであっても多少なりとも汗をかくため、吸水性や速乾性に優れた服や、動きやすい服装でウォーキングを行うのをおすすめします。

気温に合わせて暑すぎず寒すぎず、無理なく歩けるものを選びましょう。

汗をかいたらタオルで優しく拭くのも忘れないようにして下さい。

放置すると雑菌の繁殖や肌のバリア機能低下を招きます。

 

また肌荒れしている部分がある場合歩く事で服と擦れ患部が刺激されてしまい、

ウォーキングによって肌荒れが悪化してしまう可能性もあるため、注意が必要です。

ガーゼなどで患部を保護する、肌触りの優しい服を着る、肌荒れが落ち着くまで

はウォーキングを控えるなどの対処をしましょう。

 

また、マスクをつけてウォーキングを行う場合、肌と接触する部分が摩擦によって刺激され肌荒れを引き起こす事があります。その場合にもガーゼなどで接触部分を保護する、ワセリンやクリームなどを塗るなど摩擦を抑えることで肌荒れの予防や悪化防止になります。

 

7.運動後にも体をほぐすストレッチをして終了

運動の終わりにストレッチをする事で、疲労物質の排出を促し

疲労回復に効果があります。

 

  • 手を腰に当て足を前後に開き体重をゆっくりと前足にかけふくらはぎを10秒間ぐっと伸ばします。反対側も同じようにします。
  • 足を前後に大きく開いたら、両手を前にした足の膝に上に置き、ゆっくりと腰を落とし、後ろにした足のふとももを5秒間伸ばします。終わったら反対側へ。
  • 足を横に開き、腰を前に倒し手を足につき、片側の足を開きふとももの内側を5秒かけぐっと伸ばします。反対側も同じようにします。
  • 最後に手首、足首を意識しながら10秒間軽くぷらぷらとさせ、ストレッチ終了です。

これ以外にもほぐしたい場所があれば柔軟体操を行っても構いません。

勢いを付けず、ゆっくりと無理せず行うのがポイントですよ。

 

 

まとめ

ウォーキングで重要なのは続けることです。しっかりとウォーキングの時間をとるようなやり方でなくとも、通勤や帰宅時に大目に歩くようにすると言ったついで歩き

でも構いません。無理なく継続して健康で美しい肌を手に入れましょう。

 

 

 

 

肌に良い栄養たっぷり!肌荒れに効くおすすめおやつ

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小腹が空くといらいらしたり集中力が無くなって仕事や作業がはかどらない…なんてことありますよね。

でもおやつを食べてしまうと太ったり肌荒れやニキビなど

お肌への悪影響が気になる方も多いと思います。

そこで肌に良い栄養素たっぷりの、太りにくく肌に優しいおやつをご紹介したいと思います。

 

普段食べていたおやつから乗り換えて美容に良い栄養を簡単にとっちゃいましょう!

 

 

肌に良いおやつ

1.アーモンドf:id:willsoyz:20211115175236p:plain

アーモンドにはビタミンB2やビタミンE、不飽和脂肪酸、食物繊維などが

豊富に含まれています。

脂分が多そうとか太ってしまいそうというイメージがあるかも知れませんが、

アーモンドに含まれる脂質の殆どは不飽和脂肪酸という体内では作られず

食物から摂取する必要のある必須脂肪酸と言われるもので、食べ過ぎなければ

むしろ体に良いとされています。カロリーは若干高めではありますが、

便秘や肥満の改善効果のある食物繊維も豊富に含まれているため、

適量であればダイエット効果も期待でき、太りやすい食品と言う訳ではありません。

一日20~25粒程度を目安にしましょう。

アーモンドに含まれる肌に良い栄養

 

・ビタミンB2

脂質、糖質、タンパク質を効率よくエネルギーに変え、

皮膚や粘膜、髪、爪などからだ全体の細胞の再生を助けます。

肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進させる、

健康な肌を作るのに欠かせない美容と発育の栄養です。

 

・ビタミンE

抗酸化作用が非常に強く、体内で生成される過酸化物質から細胞を守り

動脈硬化、シミやシワと言った老化の防止、生活習慣病の予防に役立ちます。

 

・不飽和脂肪酸

アーモンドに多く含まれる不飽和脂肪酸であるオレイン酸には、

動脈硬化、心臓病、高血圧の原因となる悪玉コレステロールを減らす効果があります。

また小腸に刺激を腸の働きを活発にする働きもあり、便秘解消にも役立ちます。

 

・食物繊維

善玉菌を増やし腸内環境を整え、栄養の吸収の効率化、余分な糖や脂質の吸収を

抑えるなど便秘解消、ダイエット効果が期待できます。

また便秘気味の場合、腸内で悪玉菌が増え有害物質が汗に混じり肌に付着し、

肌荒れを引き起こします。そのため食物繊維をとることは肌荒れ防止にもつながります。

 

 

2.ドライフルーツ

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果物を乾燥させて作られてドライフルーツは、噛み応えがあって少量でも満腹感を得られやすいほか、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。

またドライフルーツに含まれる果糖は、砂糖や穀物に含まれる糖分に比べ

血糖値を上げにくいためそれらが含まれたものに比べて太りにくく、

甘いものが食べたい時にはぴったりのおやつです。

ただし食べ過ぎはいけません。栄養価やカロリーを考えると

一日に30~35g=約100Kcalを目安にとるのが良いとされています。

 

ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンC、食物繊維が豊富でなパイナップルや、

老化防止作用のあるポリフェノール、食物繊維の豊富なバナナ、

ビタミンA、ビタミンC、葉酸、βカロチンが豊富なマンゴーなど

たくさんの種類のドライフルーツがあるため、好みのものを探すのも楽しいですよ。

 

ドライフルーツに含まれる肌に良い栄養の一部紹介

・ビタミンB1

太る原因である糖質をエネルギーに変えるのを助け、

皮膚と粘膜の健康を維持する働きがあります。

不足すると主にエネルギー不足による脚気(だるさ、動悸、息切れ)を引き起こします。

 

・ビタミンB6

たんぱく質をエネルギーに変えるのを助けるほか、

筋肉や血液を作るのに欠かせません。皮膚や粘膜の抵抗力を高め

皮膚炎、口内炎、貧血などを予防します。

 

・ビタミンC

シミの原因となるメラニン生成を抑え日焼けを抑える作用や、

抗酸化作用、肌の健康を保つのに必須なコラーゲンの生成、ターンオーバーの促進など

美肌、美容効果に加え血行促進や疲労回復の効果があります。

 

・ビタミンA

皮膚や粘膜の細胞を作ることに関わり、肌のバリア機能の維持し免疫力を高める働きをします。また色を見る力にも関わっており暗い場所での視力を保つ効果もあります。

現代人の食生活だと不足しにくいものの、重要な栄養素であることは変わりないため

必要な分だけビタミンAに変換されるβカロチンを摂ることで補う事が推奨されます。

 

3.ヨーグルト

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美容に良いとされるビタミンB群や腸内環境を整える乳酸菌が豊富に含まれるほか、

体を作るのに重要なたんぱく質、ストレスに強くなるカルシウムなどヨーグルトには

様々な栄養素がバランスよく含まれています。

カロリーがとても低いのも魅力で、100gあたり62kcal白米の約5分の1となっており、栄養豊富で低カロリーと文句なしにお肌に良い食べ物だと言えるでしょう。

とは言え、砂糖を沢山入れて甘いヨーグルトにしてしまうと糖質が多くなってしまうため、プレーンや無糖のものにフルーツやはちみつを少し足す、などの甘さ控えめで食べるのがおすすめです。

また、ヨーグルトの表面に出ている水分には様々な栄養素が溶け出しているので、

捨てずに食べてくださいね。

 

栄養価的には一日の摂取量は100~200gが推奨されています。

 

ヨーグルトに含まれる肌に良い栄養素の一部紹介

・たんぱく質

肌、髪、爪など全身のの至る所がたんぱく質で出来ているため、

美しく健康な体のためには欠かせない栄養素です。

不足すると代謝が遅れ、痩せにくくなったり肌荒れやくすみに繋がるほか

肌、髪、爪のツヤ、ハリが失われるなど外見の部分から問題が出てきます。

 

・カルシウム

骨を丈夫にしストレスを抑える効果だけではなく、肌に良い効果も持っています。

カルシウムは肌を守る役割を持つ角質層を作るのに必須なため、もし不足すると

上手く角質層が作られずバリア機能の弱い肌となってしまい、キメが荒く刺激に弱い、乾燥した肌となってしまいます。また角質層が作られないことでターンオーバーが遅れ

傷つき古くなった弱い肌が長く残ることになります。

 

・乳酸菌

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、たんぱく質やカルシウムの消化、吸収を助ける効果に加え、腸内環境を整え便通を良くする効果があります。

元々たんぱく質やカルシウムが含まれているため相乗効果があり、

便通が良くなることで美肌やダイエット効果も期待できます。

 

4.グラノーラ

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グラノーラの主原材料とされるオーツ麦は食物繊維が豊富で、

ドライフルーツやアーモンドなどのナッツ類が含まれているものも多く

肌に良い様々な栄養素が入っている食べ物だと言えます。

栄養のバランスに優れた牛乳やヨーグルトとも相性が良く、アレンジしやすく

肌に良い栄養素をまんべんなくとれるのがポイントです。

1食の目安が50g程度なため、おやつとして食べる場合は

一日10~20g程度を目安に食べるのが良いでしょう。

 

 

 

5.さつまいも

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糖質やカロリー自体はやや高めなものの、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維、カリウム、サツマイモ特有の栄養素であるヤラピンなど肌に良い栄養素が豊富に含まれており

肌荒れや老化の防止、美肌作用、便秘解消などが期待できます。

整腸作用のある食物繊維やヤラピン、また糖質は多いものの糖をエネルギーに変換するビタミンB1が含まれているため血糖値が上がりづらく、太りにくいのもポイントです。

食べる際には焼く、茹でる、蒸すなどのシンプルな調理法で皮ごと食べるのがおすすめです。皮にはヤラピンが多く含まれており、整腸作用が期待出来ます。

 

おやつとして食べる場合、摂取量は一日1/2本を目安にしましょう。

 

さつまいもの肌に良い栄養素一部紹介

・ヤラピン

さつまいもを包丁などで切ったときにでる白い液で、腸の動きを活発にし

便通を良くする作用があります。さつまいもには食物繊維も豊富に含まれているため

高い便秘解消効果が期待出来ます。

 

・カリウム

ナトリウム(塩分)を排出する作用があり、血圧を正常化します。

そのため塩分濃度を薄めようとするために起こるむくみを解消する効果があります。

 

6.美容成分の配合されたゼリーなど

肌に良い栄養を摂るという意味では美容成分が配合されたゼリーなどもおすすめです。

小腹を満たしつつ美容成分が補給出来てカロリーもかなり低めなのに加え、

スティックタイプのものなら持ち運びも楽で

いつでもどこでもお腹が減ったら直ぐに食べられると言うのも高評価です。

そのまま食べてもいいですし、ヨーグルトと合わせて食べても相性バッチリです。

 

↓おすすめのコラーゲンゼリー

新田ゼラチンダイレクト【BMペプチド5000】

 

 

肌に悪いおやつは?

ここまで肌に良いおやつを紹介してきましたが、

逆に肌に悪いおやつにはどんなものがあるでしょうか。

 

カギとなるのは主に脂質と糖質(砂糖や炭水化物)です。とりすぎると

皮脂を過剰に分泌させ脂でテカテカのオイリー肌の状態にし、

ニキビの原因となります。

 

また糖質は老化の原因となるAGEを作り出したり、

インスリンの分泌を抑え血糖値を急激に上げ

糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。

高血糖の状態が続くと肌の乾燥やかゆみなど肌荒れの症状が引き起こされます。

 

 

ここでは肌に悪いおやつの代表的なものをいくつかを

ピックアップしていきたいと思います。

 

1.ケーキ

食べると誰もがニッコリしてしまう甘くておいしいケーキですが、

その成分は糖質、脂質のカロリー爆弾です。

主に牛乳、卵、小麦粉、バター、砂糖などで作られ

ショートケーキ一切れで約366kcalにもなります。

ご飯100gが168kcalなのに対しショートケーキ100gは308kcalなので

白米の約2倍のカロリーと言うことに。

たまのご褒美程度に抑え、食べ過ぎないようにしましょう。

 

2.ポテトチップス

油をたっぷりと吸った上に塩分やうま味調味料で味付けされたポテトチップスは

肌だけでなく体に悪いものの代表格と言えるでしょう。

高カロリーかつ脂質、糖質もたくさん含まれており、

ポテトチップスなどスナック菓子に含まれる油は酸化している事が多く、

老化やアトピーなどを引き起こします。

 

3.その他スナック菓子

基本的にじゃがいもやとうもろこし等の炭水化物を油で揚げ味付けをしたものである

スナック菓子は、ポテトチップスとほぼ同じ理由で肌に良くありません。

糖質、脂質ともに多くまた栄養価も低いため食べ過ぎには特に注意が必要です。

 

4.クッキーやビスケット、チョコなどの甘いお菓子

炭水化物や砂糖、バターなどによって糖質と脂質が沢山含まれているため、

肌のことを考えるならあまりおすすめ出来ません。

甘いものはつい沢山食べてしまいがちなため、自制心が大切です。

 

おやつを食べるのにちょうど良い時間は?

間食をするなら午後3時が良いとされています。

その時間帯はBMAL1(ビーマルワン)と呼ばれる

脂肪をため込む働きのあるたんぱく質の働きが弱く、太りにくい時間帯なのです。

逆に夜間などはBMAL1の働きが大きいため、夜遅くの食事や夜中の間食は太りやすい、と言う訳です。

 

また、夕食の少し前におなかが減ってしまった場合は、

夕食の一部としておやつを食べ、その分夕食の量を減らすと言った食べ方が

食べ過ぎ防止につながり効果的です。

 

まとめ

どうしてもおなかが減っておやつを食べたい!と言う時には肌に良いおやつを食べて

おなかを満たすついでに栄養補給もしてしまいましょう!

肌荒れが気になる方は糖質や脂質のたっぷり入ったものは食べないでくださいね。

ここで紹介したもの以外にも寒天などの低カロリー食品、

チーズなどの高たんぱく低カロリー食品がおすすめです。