オイリー肌を治すには?体質改善のためのポイント3つ
額や鼻がてかてかして気になったり、
ニキビや吹き出物が出来やすくて困ってしまうのがオイリー肌。
皮脂の分泌が多いと毛穴も目立ちやすく、お悩みの方が多いと思います。
そんなオイリー肌を治すにはどうしたらよいのか、
オイリー肌になる原因と体質を改善するためのポイントを見ていきましょう。
オイリー肌になる原因は?
1.ホルモンバランスの乱れ
女性にとってホルモンバランスは皮脂の分泌量に大きく影響しています。
生理前や思春期になるとホルモンのバランスが崩れ、女性ホルモンの1種であるプロゲステロンの量が増加します。また、ストレスを受けると女性であっても男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が増えます。これらは皮脂の分泌を促すホルモンのため、生理前、思春期と言った時期には皮脂の分泌が多くなり、毛穴詰まりを起こしニキビや吹き出物と言った肌トラブルが多くなります。
生理や思春期においては一時的なホルモンバランスの乱れのため、1~2週間もすれば
皮脂の過剰分泌はおさまりますが、睡眠不足など生活習慣からくる
ホルモンバランスの乱れは改善しなければずっと続くため、それらを改善する事が
オイリー肌の体質改善に必要となります。
2.偏った食事
オイリー肌の人が特に注意したいのが脂質です。脂質は体を作るのに欠かせないエネルギー源となる栄養素ですが、多くとりすぎると皮下脂肪となって肥満を招く以外にも、
皮脂の分泌量を増やしオイリー肌を助長してしまいます。お肉や揚げ物など脂っこいものにたくさん含まれているため、食べ過ぎには注意しましょう。
また、糖質のとりすぎもインスリンの分泌を促し、皮脂の量を増加させます。
脂っこいもの、炭水化物、甘いものはなるべく控えるようにしましょう。具体的には
お肉や揚げ物、ご飯やパン、クッキーやケーキなどはオイリー肌の原因となります。
肉や揚げ物を中心にご飯をたくさん食べると言った食生活を送っていた場合、
それらが原因となってオイリー肌になってしまっている可能性があります。
3.間違ったスキンケア方法
オイリー肌の方がやってしまいがちなのが皮脂を念入りにとりすぎることです。
皮脂は本来水分の蒸発を防ぎ刺激から肌を守るために必要なものです。そのため
一日に何度も洗顔したり、油取り紙や拭き取り化粧水などで皮脂を取り除くなど
して必要な分の皮脂まで無くしてしまうと、体は「肌を守るための皮脂が足りない!」と
感じて皮脂の分泌をさらに増やしてしまうのです。また、普段のスキンケアの時にも
ごしごしと擦るなど刺激を与えるやり方をしてしまっていると、肌がダメージを受けバリア機能が低下し、弱くなった肌を刺激から守ろうと皮脂の分泌を増やしてしまいます。
そう言った間違ったスキンケアを正しいケア方法に変えオイリー肌を改善しましょう。
オイリー肌を改善するためにやるべき事
1.肌に優しいスキンケアを行う
沢山の皮脂を放置すると毛穴詰まりやニキビの原因となるアクネ菌が増えてしまうため、クレンジングや洗顔でそれらを取り除くこと自体は必要です。
ですが洗浄力が強すぎて洗った後に肌のつっぱりを感じるようだと、皮脂の取りすぎで
逆効果になることもありえます。クレンジング剤や洗顔料は刺激の少ないものを選び、
皮脂をとりすぎずに洗えるものにしましょう。
また、洗顔は朝と夜入浴後の2回までにし、洗顔の後にきちんと保湿ケアを行うようにしましょう。洗顔の後にきちんと化粧水を使い水分を補給し、乳液などで保湿する事で水分と油分のバランスが整い良い状態になりやすくなります。このケアの直後は
てかりを感じやすいですが、続けることで自然と肌がバランスをとるようになり、
皮脂の過剰分泌が抑えられオイリー肌が改善する可能性があります。
皮脂が多いのだから保湿は必要ないのでは、と思うかも知れませんが化粧水などで補給した水分はそのままだとすぐに蒸発してしまい殆ど意味がありません。
水分を補給した肌に乳液やクリームを塗り蓋をしてあげることによって、
水分の蒸発=乾燥を防ぎ、必要以上の皮脂の分泌を抑えることに繋がります。
・洗顔のやり方
泡を広げてごしごしとこするようにすると洗っている感は出るものの、
摩擦で肌にダメージを与えバリア機能の低下を招き
トラブルの起きやすい傷ついた肌になってしまいます。肌に極力ダメージを与えずに洗うには、熱すぎないぬるま湯を使う事、洗顔料を良く泡立て顔に乗せるように広げることが大事です。
皮脂の分泌量の多いTゾーン(ひたい、鼻)から泡を乗せ、頬などにも乗せたら円を描くように擦らず優しく広げていきます。目元や口元などの細かい部分は指の腹を使い、洗い残しの無いようにします。洗顔料が余分な皮脂だけを取り除いてくれるため、こすらずとも綺麗になります。
それが終わったらぬるま湯を両のてのひらにため、そのまま顔に押し付けるようにして泡を洗い流しましょう。流し残しのないようにぬるま湯ですすいだら、タオルを押し付けるようにして水分をとりましょう。押し付けるようにして水分をとることで摩擦せずにすみます。
・保湿ケアのやり方
洗顔の後に手のひらにたっぷりの化粧水を取り、手全体に広げましょう。
両手がしっかりと濡れるくらいの量が適性です。
顔全体にペタペタと化粧水を広げ、目元口元などの細かい部分も付け残しの無いようにしっかりと指の腹を使って広げます。
一通り付け終わったら手のひらを押し込んで化粧水を馴染ませましょう。
水分がきちんと馴染んだら蒸発してしまわないようすぐに保湿します。
オイリー肌は皮脂が多く出るため、油分の少ない乳液を使い水分が逃げないよう保湿します。
手のひらに10円玉分ほどの乳液を取ったら手全体に広げ、頬、目元、口元、フェイスライン、額、鼻の順に内側から外側へ向けて円を描くように優しく広げていきましょう。
皮脂の分泌が少ない頬や目元、口元には大目に塗り、皮脂が多い額や鼻には少なめにするなど塗る場所によって量を調整するのもポイントです。
乳液は水分量が多めで滑りが良くないため、塗る際には押し込むようにして優しく広げましょう。
・油取り紙の使用はほどほどに
油取り紙などは皮脂の取りすぎになってしまい逆効果なため、基本的には使わない方が良いです。そのため額や鼻のてかりがどうしても気になって嫌だという場合にのみの使用に留め、一日1~2枚の使用に抑えましょう。
2.バランスの取れた食事
脂質と糖質を取りすぎないのはもちろんですが、
糖質や脂質をエネルギーに変え健康な肌を作るビタミンB群や、
美容に良くストレスに強い体を作るビタミンC、
ニキビや吹き出物の原因にもなる便秘改善に役立つ食物繊維など
不足しがちな栄養素をとることで水分と油分のバランスが崩れがちな肌を整えることが出来ます。
これらが多く含まれている食材は以下のものがあります。
ビタミンB2 --- 納豆や牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
ビタミンb6 --- 魚やレバー、鶏肉
ビタミンc ---ピーマン(パプリカ)やブロッコリーなどの野菜、キウイやカキなどの果物
食物繊維 ---野菜やきのこ類、海藻、大豆製品やそのほか豆類
もちろんこれだけを摂っていればいいという訳ではありませんが、
普段の食事で脂質と糖質を減らし、これらを多めにとってみるとオイリー肌の体質改善に繋がるかもしれません。
また、食事だけでなくおやつから肌に良い栄養を摂るのもおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご参考下さい
肌に良い栄養たっぷり!肌荒れに効くおすすめおやつ - 健康肌care
3.ストレスを溜めない生活
もとより万病の元となるストレスですが、ストレスを受けると皮脂の分泌を増やす男性ホルモンが増えると言った通り、オイリー肌を助長してしまいます。
なるべくストレスを避けた生活をしたいところですが、すべてのストレスを回避するというのは中々できることではありません。そのため何かしらのストレスを解消する方法を持ちましょう。
趣味に没頭する時間であったり、運動で頭を空っぽにしたり、ぐっすり眠ることなど人によってストレス解消法はさまざまですが、楽しいことや好きなことを見つけ自分なりにストレスを解消し、溜め込まないよう生活しましょう。
こちらの記事もご参考下さい
ストレスで肌がボロボロに!?肌荒れが起こる理由と対策 - 健康肌care
まとめ
オイリー肌の体質改善をするには正しいスキンケアに加えて
食事、運動、睡眠、ストレスの解消といった体の内側から変えていくケアが必要になります。ご紹介した方法を根気よく続け、からだの健康を保ちベストなお肌を手に入れてみて下さい。